inochi

April 19, 2009

フィギュア造形に魂を込める鬼頭栄作

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S.M.H誌「旅行惑星」登場キャラ「ジューコフ」鬼頭栄作

 

 

 

 


雑誌「S.M.H.」(Sensational Model&Hobby)は、月間Hobby JAPANの別冊である。その中で、造形作家の鬼頭栄作氏が創った「ジューコフ」のレジンモデル。鬼頭氏のことは、先日の村上隆のinochi君の造形担当ということで知った。

早速、ヤフオクで検索したところ、下記鬼頭氏の卒業した阿佐ヶ谷美術専門学校創立60周年記念品(非売品)を入手することができた。「Lapi」(ラピ[スペイン語=鉛筆=ラピス])という。ハートが溶接のように繋がっている。鉛筆に頭がついているのは、アサビの学生にとって鉛筆が大事との意味を表している。

プロフィール

1969年 愛知県生まれ。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業
第11回日本グラフィック展準グランプリ受賞
雨宮慶太監督の映画「ゼイラム」「ゼイラム2」造形美術担当
押井守監督「イノセンス」イメージモデル制作担当
「S.I.C巨魂シリーズ」ロボコン
ゲームソフトのキャラクターデザインや立体制作なども手がけ、造形作家の竹谷隆之らと愛知万博の立体制作にも参加している。

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April 12, 2009

うーん、微妙に醜い!inochi 君

inochi 村上隆個展 inochi

 

 

 

 

 

昨日、元麻布のKaikai Kiki Galleryに行ってきた。

2004年にLA " BLUM&POE(ブラム&ポーギャラリー)" で初公開され、ヨーロッパツアーを展開した村上隆の立体作品 " Inochi 君" 。その販売を記念として「Inochi展」が開催された。オリジナルの彫刻作品や映像作品、ポスター、フィギュアなどが販売されていた。

それにしても、この1キャラのために凄いメンバーを揃えたものだ。原型を「イノセンス」などでキャラクターデザインをした鬼頭栄作、1/1造形をラッキーワイドの飯島浩樹、プロモ映像はソフトバンクモバイルの「白い犬」を企画した佐々木宏氏率いるクリエイティブエージェンシー「シンガタ」が担当。ポスターと写真作品を、写真家である瀧本幹也戸崎美和が撮影した。制作者は70名以上に及ぶ。

また、フィギュアの製造はメディコム・トイが行い。すべてエディション付きで、各バージョンとも120個までは15万円という価格である。

村上氏は、スピルバークの「A.I. 」ではなく、スタンリー・キューブリックが生前企画したロボットをイメージしたのだという。それは、最初は醜いのにストーリーが展開するうちに愛らしくなる、というものらしい。確かに、inochi 君は微妙に醜い容姿だが、プロモ映像を見ているうちに多少親近感がわいてくる。この「多少」という微妙なセンが制作者の意図らしい。



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