January 24, 2011
【タイガーマスクこと伊達直人】 vs 【ミスターX】 vs 【KARA】=その心は?
タイガーマスク(1) (講談社漫画文庫)
著者:辻 なおき
講談社(2001-08-08)
「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」などを名乗って児童養護施設などにプレゼントや現金を贈る動きが、群馬県前橋市にある群馬県中央児童相談所を皮切りに全国へ広がった。県内では25件が確認され全国では290件を超えるらしい。
漫画「タイガーマスク」の連載は1968年1月号から1969年10月号まで『ぼくら』、1970年1号から1971年53号まで『週刊少年マガジン』などで連載された。アニメは、1969年10月から1971年9月までNTV系で放映。つまり、タイガーマスクこと伊達直人は、40年前のヒーローなのだ。その伊達直人を名乗る2010年の善意の人たちは、近年のパチンコの影響もあると思うが、想像するに1970年前後にティーンだった50歳前後と思わせる。
最初は、2010年12月のクリスマス。児童相談所の玄関前に箱10個あった。中にランドセルが10個入っており、カード送り主の名が伊達直人だった。主人公が孤児院出身ということから名前を使用されたのだろう。年明け以降、「伊達直人」名の贈り物や現金が、全国各地で続々と寄せられており「タイガーマスク運動」ともいえる社会現象になった。
さて、かくいうワタシも「タイガーマスク」の大ファンだった。アニメの再放送を繰り返しみた。特にエンディングの「みなし児のバラード」は何とも物悲しく心に焼きついた。
さて、そんな話題の「タイガーマスク」の内容だが、伊達直人は、ある孤児院で育てられる。そこに悪役専門レスラーを養成『虎の穴』という組織から勧誘を受ける。その組織のトップが"ミスターX"。彼は、秘境の地で覆面の悪役レスラーを育成し、自社の所属レスラーとして興業するのだ。その際の独占契約の内容が極悪非道な描き方をされるが、実はファイトマネーの50%の取り分という、着うたや電子書籍の卸値よりも安価な設定なのである。
話は脱線するが、先週から話題になっている韓国アイドル[KARA]の取り分の方がもっと酷い!メンバー5人で売上の2%弱しか支払われない。2010年の収入が180億ウォン(約13億円)というから2600万円。それを5人で割ると1人520万円...。う~む、ミスターXが良心的な人にみえてきた(笑)
さて、「タイガーマスク現象」の影響で、原作漫画「タイガーマスク」全7巻(梶原一騎原作、辻なおき画)を刊行する講談社には、合計1万部以上の書店からの注文が殺到しているという。さらに増刷することも検討しているという。
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