BEAMS

November 11, 2012

Ly's Art World:町のすべてがアートの具材なのさ!家、雲、モンスター、フォント、コーク!

!cid_19B6188E-E765-451E-B817-9D1F3BDE8482アーティストLyによるアートショー "I KNOW YOU"

2012年8月10日(金)19:00〜
ビームスT 原宿 オープニング




ちょっと前のパーティの様子をいまごろブログにあげてる。

というのも、最近Lyちゃんと一緒に仕事をしているから、そのテンションの一部を紹介しとかないと、次の新しいウェーブをつかめないな、という思いからつらつら書いてみることにした。

このパーティは、頭の20分くらいしか所要でいられなかった。
まず、会場に入ると、お馴染みの黒フード攻め!yay!

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商品もTシャツからお皿までLyワールド前回のモノクロなカラフルさ!
そんな中、いよいよライブペインティングがはじまった。
こりゃ、人も多いし...描きにくいだろうなぁ。

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...というところで時間となってしまった。本人に話せずじまいで退散。
詳しい個展の内容はコチラまで。


◆次のトピック

スマートフォン向け写真加工アプリ【PopCam】でLyちゃんのステッカーが人気なんだ。

写真 2012-10-07 19 40 03



ダウンロードなどの情報は下記まで。
http://popcam.jp/



これを使うと、普段のスナップショットがいきなりアートになる。

st_ly1














ly-1













グッズ販売からデジタル仕事まで、Lyちゃんの世界観がちっとも変わらないのが凄いよね。

その極意を語ったのが、最新号の雑誌【SWITCH】特別編集号

SWITCH 特別編集号 ソーシャルカルチャーネ申1oo The BibleSWITCH 特別編集号 ソーシャルカルチャーネ申1oo The Bible
スイッチパブリッシング(2012-10-06)




実は、私と対談してくれている...。よかったら読んでくださいな。(宣伝失礼!)


◆さらに次のトピック

今年で二回目の【シブカル祭。2012】(女子のミックスカルチャー祭)が渋谷パルコで行われた。 (10/19-29)

その壁面に巨大な壁画を描いたのもLyちゃん!!
写真だとわからないけど、もっともっと巨大なのだ。これは、本当は太陽の塔みたいに永久保存して欲しいけど、いまはもうない。残念!

写真 2012-10-21 17 46 18













ということで、この3ヵ月余りの私が知りうる部分の活動を紹介したが、Lyちゃんのユニークさは...やはりそのエネルギー分量だろうな。極端な色の集約(黒と白)によって、逆に豊かな表現になっている。

子どもの落書きのような巨大なキャラクターたち、マック、コークのような大量消費カルチャーなど どこにでもありそうなモチーフで新しいクリエイティブ表現に昇華させている。

Lyアートを観る者は、その圧倒的なパワーに瞳孔が開くのだ。
また、新しい仕事を一緒にしたい!



tabloid_007 at 21:56|PermalinkComments(0)

April 29, 2012

川元陽子 個展(TOKYO CULTUART by BEAMS):印刷やウェブで絶対に“良さ”が伝わらないアート作品!

olikuj川元陽子 個展

2012.0427-516
TOKYO CULTUART by BEAMS
渋谷区神宮前3-24-7 3F
03-3470-3251








昨日のオープニングに行けなかったが、以前から好きなアーティストである。
大分県をアリゾナのような描く。

今回の新作では、夕方の光を表現した作品が多かった。昔でいうとスーパーリアリズムなどと呼ばれる写真のようなタッチだが。よーく実物をみると、リアルさが、逆に人工的で絵画的なのである。

こういう印刷やウェブで“良さ”が絶対に伝わらないアートがあるというのが、アートの喜びである。画集も買ったが、やはりこれは現実の絵を忘れないためのものに過ぎないのである。

期間中、原宿に怒れる方は是非!

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◆ 川元陽子
1967年 大分県生まれ。
1999年 個展「ORDINARY DAY」ギャラリーROCKET、グループ展「BIG NOISE」SPEAK FOR
2001年 個展「Bask in the sun」オンサンデーズ、グループ展「Paradise」SPEAK FOR
2005年 二グループ展「remarkable hands」ATM Gallery NY
2006年 個展「drifter」ATM Gallery NY
2009年 個展「for the present」Nanzuka Underground
2010年 個展「Kawamoto Yoko」TOKYO CULTUART by BEAMS

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September 06, 2009

田宮ステッカーのカラフルな世界

TOMOE

HAYAMA Tomoe
"降臨"(2008, 100 x 80cm, cutting sheets on vinyl cloth)

 

 

 

 

昨日、TOKYO CULTUART by BEAMSで発見したカラフルな作品。驚いた!

90年代初頭に流行った田宮模型の玩具ステッカーをコラージュして制作されている。アーティストのTomoeさん(1982年奈良生まれ)は、大阪大学で数学を研究されているそうだ。過去のインタビューによれば、2002年に奈良のギャラリーオーナーからの企画展でデビュー。当時は、フルクサス(Fluxus, 1962年9月にリトアニア系アメリカ人のジョージ・マチューナスにより企画された現代音楽フェスに端を発する前衛芸術の潮流)っぽいスタイルだったという。

2005年になって公募展などに応募するようになった。2007年には、ステッカーのシリーズ(下記、中央「クリティカルヒット」"critical hit" )を作り始める。この作品は琳派の線や美しさを意識しているようだ。一方で、90年代のポップカルチャーの要素(「ドラゴンボール」や「ビックリマンシール」の質感)も取り入れている。最初の個展をホンダーサイト本郷で開いた(Jul, 2007)

是非、一緒に仕事をしてみたい。

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tabloid_007 at 18:44|PermalinkComments(0)

怪獣の油絵と怪獣の塗装

NISHI 西村祐次「塗装宇宙」

2009年8月22日-9月8日
TOKYO CULTUART by BEAMS
渋谷区神宮前 3-24-7 BEAMS原宿店3F

 

 

 

2008年末にはじまったBEAMS ARTSの一環で原宿ショップの上にギャラリーがある。今回は、怪獣ソフビメーカー復刻分野のパイオニアである西村祐次さん(1955年生)のヘドラを中心とした怪獣ソフビ展に行ってきた。西村さんは、造形・製造・着色に至るまですべてを自社<M1号>で行っている。

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さて、巨大カネゴンが10万円ちょっとと格安な展示販売の魅力もさることながら、西村さんの個人コレクションである梶田達二さん(かじた たつじ 1936年5月24日-)が描いたウルトラ怪獣の原画が数点展示されていた。尋ねてみたが、非売品である。

梶田達二は、中学生時代に月刊「少年」(光文社)に掲載されていた小松崎茂の絵を見てショックを受け挿絵画家への道を志すようになった。小松崎茂は梶田が生涯にわたり師と仰ぐ存在であった。

昭和36年9月号、月刊「冒険王」の「超音速から脱出せよ!」巻頭口絵でデビュー、それをきっかけに小学館少年誌のイラスト、プラモデルの箱絵(ボックスアート)、森永製菓のエアーラインキャラメル、カバヤ食品のビッグワンガムなどお菓子のパッケージ、ブルマァク造形など幅広い分野活躍した。航空機、SL、SF、ウルトラマンに代表される怪獣を写実的な油絵でタッチで表現する。

右下の「パトカーに追いかけられるケムール人」は最高の出来栄えだ!

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April 29, 2009

14歳からはじまる世界がある

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14歳 (小学館文庫)
著者:楳図 かずお
販売元:小学館
発売日:2001-07

 

 

 

 

ワタシの一番好きなコミック作品は、間違いなく、楳図かずお先生の『14歳』である。生涯ベスト!な作品だ。

「14歳で...終わる〜」という占い師の予告どおり、子どもが14歳になると死んでしまう世の中を子ども達が懸命に生き抜く。考えてみたら、「漂流教室 」も「わたしは真悟 」も子ども達が必死に何かを思いつめ、行動を起こし、子どもの感性で社会に解決の方法を提示する話だった。

「14歳」、それは子どもと大人の端境期。劇中 アメリカ大統領の子どもアメリカ君が光合成をする髪の毛をもって生まれ、新しい人類の創生の象徴となる。このキャラクターが、BEAMSMANGART代官山店Tシャツとなって発売された。Tシャツに特殊塗料が塗ってあり、太陽を浴びると髪の毛が緑色になる。こういう発想がエコ時代よりはるか20年近く前に発表されていたことに驚きを禁じえない。

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