野中モモ

March 16, 2013

記録集『art-ZINE: 冊子型アート・コミュニケーション』 執筆・編集: 高橋律子 発行:金沢21世紀美術館

tyuyhiujio記録集『art-ZINE: 冊子型アート・コミュニケーション』

執筆・編集: 高橋律子
発行:金沢21世紀美術館
2012年9月30日
ISBN 978-4-903205-33-5








2011年10月に金沢21世紀美術館主催でシンポジウム 「ZINEの未来形 FANZINE・ZINE・art-ZINE」が行われた。

ユトレヒト 江口宏志さん、Lilmagの野中モモさんと私がパネリストとして参加。
この本は、その記録集である。

ゼロックスの時代からグラフィティアーティストや詩人がつくりはじめたアートジン。電子の時代にもハンドメイドで量産不可というところに魅力があるのかもしれない。

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October 02, 2011

金沢21世紀美術館主催シンポジウム 「ZINEの未来形 FANZINE・ZINE・art-ZINE」

IMG_0006-s4金沢21世紀美術館主催-イベント
art-ZINE:冊子型アート・コミュニケーション
シンポジウム
「ZINEの未来形 FANZINE・ZINE・art-ZINE」

2011年9月25日(日) 14:00〜16:00
金沢21世紀美術館
石川県金沢市広坂1丁目2番1号
076-220-2800





先週の日曜日に招待され、シンポジウムに参加してきた。その様子は月内にはpodcastで聴けるのでお楽しみに。

さて、そもそもこの企画は、最近流行りのZINEとは何か?を問う展示から始まった。一般公募したZINE、約400冊の展示が2011年6月11日から開始され、その総括として最終日9月25日にシンポジウムが企画されたのである。

会期中、いくつかワークショップがあり、【「ハジメテン」メンバーによるZINE講座】は、梅佳代、金氏徹平、川島小鳥など豪華アーティスト陣と一般の方が一緒にZINEを作るなど面白い企画ももりだくさんだった。

◆ 展示概要

さて、シンポジウムは、ZINEとはアート本かミニコミ誌か?など白熱した議論が展開されたが、ある程度総括することができたと自負している。

1.作り手の自発的な制作。(出版社や編集者が介在しない)
2.中綴じコピーなど手作り。(オフセットなどの大量コピー前提ではない)
3.コピー化が可能な原版の存在。(あくまで求めに応じて著者がコピーする)

この3点がZINEの条件という風になった。
そうすると、私がやってる全篇シルクスクリーンのZINEはZINEではなく、アート本ということになる...笑

◆ 私が手がけたシルクスクリーンZINE

ちなみに、シンポジウムの私以外のパネラーは、江口宏志さん(ZINE'S MATE / UTRECHT)と野中モモさん(Lilmag)。

お二人ともエネルギッシュにZINEを展開するキーマンだったので、むしろ私の質問が多くあったが、今回の金沢の旅で解決した!

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お越しいただいた大勢のみなさま、本当にありがとうございました!

そして、企画者である「21美」(つうの略称)のキュレーター高橋律子さん。名門の美術館がZINEに注目し、ここまで掘り下げた企画は世界的にも初めてではないでしょうか。それを実行した高橋さんの企画力に感謝!

今回の結果が、今後のZINE業界(?)のスタンダードになると信じてます。そして、そのスタンダードを破るデジタル世界との融合も楽しみです。

 *余談ですが、高橋律子さんはこういう本をだされてます。「竹久夢二―社会現象としての“夢二式”


追記:久しぶりの金沢は、美味しい魚介類や美しい松任海岸など最高でした。

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