郷田マモラ

January 25, 2009

市井の人々が裁く、死刑への道はあるか

SAKURA9サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (1) (アクションコミックス)
著者:郷田 マモラ
販売元:双葉社
発売日:2008-10-28

 

 

 

昨年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞「モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語」で一躍有名になった郷田マモラの最新作。タイムリーに裁判員制度をテーマにしている。

裁判員制度とは、20歳以上の市民から無作為に選ばれた裁判員が裁判官とともに裁判を行う制度。国民の司法参加により市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映目的ではじまった。適用される事件は殺人罪、傷害致死罪、強盗致死傷、放火罪、身代金目的誘拐罪など重大な犯罪を扱う。

それゆえに作品にでてくるような市井の人々の労苦を描くことに酷く現実感がある物語にもなっている。まだ、1巻なのだが続きが気になる問題作である。



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February 16, 2008

世間と隔絶された社会の森

41k6K5Zm5qL__SS500_モリのアサガオ 1―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (アクションコミックス)












本作は、2007年度文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品で、2008年、生野慈朗監督によるる映画化が決定している。

新人刑務官の日常を通じて死刑や被害家族の問題を浮き彫りにする。極めて小説的な題材をモチーフになんともマンガ表現では難しかった"重さ"を描いている。必読。

◇郷田 マモラ(ごうだ まもら、本名 : 上之郷守、1962年〜)漫画家。

三重県伊勢市出身、東京都在住。血液型B型。大阪総合デザイン専門学校でグラフィックデザインを学び、卒業。フリーのイラストレーターとして活動した後、1993年に「虎の子がゆく!」がちばてつや賞一般部門大賞を受賞、「花の咲く庭」がミスターマガジンの新人漫画賞入選を受賞し、二誌同時デビューとなった。1998年「きらきらひかる」がフジテレビ系にてドラマ化。2005年「MAKOTO」が君塚良一監督、松竹配給のもと映画化。



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