遠野物語

May 01, 2010

水木しげるの遠野物語:山中で不思議な家をみつけたら什器を持ち出せ!

miziji水木しげるの遠野物語 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者:水木 しげる
販売元:小学館
発売日:2010-01-29









水木しげる大先生の最新作。

『遠野物語』は、柳田國男が1910年(明治43年)に僅か350部余り自費出版(聚精堂)された説話集。岩手県遠野町の小説家 佐々木喜善によって語られた遠野盆地〜遠野街道に纏わる民話を、柳田が筆記・編纂し自費出版した。その内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、死者などに関する怪談、さらには祀られる神様、そして行事など多岐に渡る。『遠野物語』本編は119話である。

今回、水木漫画もきっちりすべて119話をコミック化している。神隠しでいなくなった先祖と会い、何か什器など備品をもらうと金持ちになるという話など昔話の雛型をみつけた感じである。



tabloid_007 at 21:00|PermalinkComments(0)

February 22, 2009

この世にいながら、この世にいない

MIZUKI人魂を飼う男―水木しげる妖奇貸本・短編名作選 (HMB M 6-3)
著者:水木 しげる
販売元:ホーム社
発売日:2009-01-16

 

 

 

 

2009年1月28日に、水木しげる大先生の朝日賞の授賞式が帝国ホテルが行われた。その祝花のお礼に本書を頂戴した。

貸本作品からレアものまで14篇集めたオール読みきりの作品集である。どの作品もまったく色褪せておらず非常に面白い。中でも人魂を天ぷらにして食べさせる妖怪の話「人魂を飼う男」などは絶品である。このシリーズは必読!



tabloid_007 at 00:41|PermalinkComments(0)

December 07, 2008

天狗、河童、座敷童子が日本のファンタジー

tono-4

水木しげるの遠野物語』 (ビックコミック)

 

 

 

 

 

 

遠野物語」とは柳田國男が1910年(明治43年)に発表した説話集である。現在、それをベースに不定期に「ビッグコミック」(小学館)で 水木しげる作品が掲載されている。1話完結で、独特の世界観が開陳されている。冬休みの「劇場版 ゲゲゲ鬼太郎 日本爆裂」公開も12月20日に控えているが、水木しげる先生の漫画連載がオンタイムで読める幸せをかみしめている。

岩手県遠野町(現・遠野市)出身の佐々木喜善によって語られた地元の民話を、柳田が編纂したものである。その内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、死者などに関する怪談、さらには祀られる神様、そして行事など多岐に渡る。『遠野物語』本編は119話で、続いて発表された『遠野物語拾遺』には299話が収録されている。

民間伝承に焦点を当て奇をてらうような改変はなく、聞いたままの話を編纂したこと、それでいながら文学的な独特の文体であることが高く評されている。日本の民俗学の発展に大きく貢献した。(以上、ウィキピディアより)
tono-5



tabloid_007 at 09:03|PermalinkComments(0)