September 26, 2010
石上純也 展 「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか」: 山に合わせた街、海にあわせた街、すべての発想が壮麗で優雅!
石上純也
「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」
2010.08.24-10.17
資生堂ギャラリー
中央区銀座8-8-3 資生堂ビル地下1階
03-3572-3901
今月見た展覧会の中ではトップクラスの素晴らしさ!
石上純也氏は、2009年に日本建築学会賞を受賞。ヴェネチア・ビエンナーレ建築展には2008年に日本館、2010年にグループ展と2回連続での参加が決まるなど、国内外で活躍し、現在最も注目されている気鋭の建築家。
石上氏「私たちがまだ知らない世界を切り開くひとつの手段として建築があるのではないか」と考え自由な発想で建築の可能性を探っている。
現在、石上はロンドンに本拠を置く美術系の出版社、テームズ・アンド・ハドソン(Thames & Hudson)から、2011年に出版予定の本を制作中らしく、約100のプロジェクトが掲載される予定。待ち遠しい。
本展覧会では、その中から主要なもの約60を選び、模型を主体とした展示してあった。
指先ほどの器の内部を空間としてとらえ、小さな草花をその小さな壁に展示する「little gardens」
スコットランドの古い美術館をとりまく巨大な庭を新たな環境に計画しなおすことで美術館そのものを再生する「landscape for the old museum」
大きな草原や山など、本来都市を取り囲む自然環境を建物で取り囲むことで生まれる中庭のような空間、それを街の環境としてとらえなおすことで、自然環境のスケールと都市のスケールを等価にとらえていく「big patio」など。
この「big patio」の作品解説を下記に引用する。
『あたらい都市のスケールを考える試み。広大な草原、山、森、湖、そういう都市のスケールを逸脱した巨大な環境を建物で囲み、中庭のようにとらえて街を考える。都市をかたちづくるそれぞれの建物はネックレスのように連なり、巨大な中庭はその街の環境となり、その環境の個性が街の個性になっていく。本来の都市を取り囲む自然環境のスケールを都市のスケールと等価にとらえてみる。』とある。
言葉だとイメージしにくいが、その山の麓の周辺に地平に沿って綺麗に配置された家やビル。建物は決して重ならず、等高線のように山の輪郭に対して直線に連なっている。この何とも壮大な構想。家から見たら前は山、後ろは平地、というダイナミズム。発想が壮麗で、気持ちが高まった!
この展示は絶対絶対行くべき!銀座にいたらGoだよ。10月17日まで。
















