草間彌生

January 03, 2012

草間彌生【Kusama's Body Festival in 60's】展

IMG_0001-SSDE草間彌生 – Kusama's Body Festival in 60′s

2011年8月6日[土]―11月27日[日]  
ワタリウム美術館
渋谷区神宮前3-7-6









これも昨年の展示。最終日に行って来た。

60年代の草間彌生のアート、映像を展示。なんか、非常にオノ・ヨーコさんとの共通点を感じる。いまごろ、草食系っていってるけど、本当は女性は昔っから活動的で社会に敏感な存在なんだと思う。

だから、アートを通じてアンガージュ(社会参加)がきっちりできている。そういう軌跡を確認する展示だった。

草間彌生は1957年に日本を離れ、シアトルを経由しニューヨークに活動の拠点を構える。1973年に帰国するまでの16年間に、イタリア、ドイツ、オランダと精力的に作品を発表し、現在の多様な作品スタイルを生み出した。
初期の活動は、2011年から2012年にかけて、ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)を皮切りに、ポンピドゥーセンター(パリ)、テートモダン(ロンドン)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)での欧米巡回展の重要なセクションとして展示されはじめている。
今回の展覧会は、貴重な映像作品を国内で初めて無修正オリジナルバージョンで上映していた。


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フォトコラージュ ソフトスカルプチュア「集積No2」(1962年制作)に横たわる草間。1966年 photo by Hal Reiff (C)YAYOI KUSAMA



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June 06, 2010

森山大道とコムデギャルソンを繋ぐ 'Six'sense

moriyama森山大道
DAIDO MORIYAMA

2010.0424-0725
Six at "Comme des Garçons"
大阪市中央区南船場3-12-22
06-6258-3315







家にコムデギャルソンのギャラリー'Six'から現在開催中の森山大道さんカタログ本が届いていた!

'Six' の今回の展示は、草間彌生さん、横尾忠則さんと3つ目にあたる。どの展示内容もセレクションも独創的でいて、かつ伝統的な面持ちがある。さすが!なのだ。必見!

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March 27, 2010

クリスティーズ:現代アートオークション結果=146点落札;約6億8千万円也

christi-1Christie's Sale 2294
First Open Post-War and Contemporary

2010.0311






3月11日、ニューヨークで行なわれたクリスティーズのファーストオープン戦後・現代美術のセールス結果がでた。

出品数168点中146点が落札
総売上は7,552,900USドル(約6億8千万円)

上位3作品の落札価格をみてもわかるが、5-10倍の値がついている。セカンダリー市場が復興してきている。

1位 ウエン・ティーボ「Valley River」(1995);$842,500(7千6百万円、予想額20-30万ドル)

2位 草間彌生「Repetitive-Vision」(1963);$818,500(7千3百万円、予想額10-15万Sドル)

3位 アンディ・ウォーホル「Two Jackies」$446,500 (4千万円、予想4-6万ドル) 



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February 28, 2010

草間彌生はヒッピーの女王だった

kusamayayoi-1Pen (ペン) 2010年 2/1号 [雑誌]
販売元:阪急コミュニケーションズ
発売日:2010-01-15









常々、すべての作品(アートでもコミックでも)は作者に帰属するものではなく、作品が作者に創らせているという考えをもっている。ただし何人かの天才...楳図かずおさんや荒木経惟さんのように作品が作者の断片になってしまうような強烈な才能と個性の人が存在する。

もしかしたら、草間彌生さんもそういう稀有な作者なのかもしれない。「もしかしたら」というのはワタシが勉強不足で知らないから単にそういっているだけなのだ。岡本太郎のことを知らずにCMだけで知った人には「あの爆発のおじさん」だし、楳図かずおのことを知らない人は「あの赤白の人」ということだろう。

草間さんのことは、「ああ!あの水玉の」となってしまう。今回の雑誌PENでの特集は草間さんを知るきっかけになる。必読。

左下=「Food obsession」シリーズ。マカロニガールと抱きあう草間さん。
右下=「Anti-War」1968. 反戦を訴えるためブルックリン橋で星条旗を燃やす

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January 31, 2010

大阪とピンクとギャルソンと

YOKOO横尾忠則「ピンク ガール」PINK GIRL

2010.01.16-04.04
コムデギャルソン Six
大阪市南船場3-12-22
06-6258-3315






横尾忠則さんもいらっしゃったオープニングは、せっかく招待してもらったのに所用で行けなかった。しかし、展示は先週木曜日に行くことが出来た。

昨年の南天子画廊での大作も展示してあった。なぜか横尾忠則作品のピンクが前回の草間彌生「増殖する部屋」のピンクと重なった。不思議!

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December 20, 2009

緊張関係にあるアート&ファッション

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美術手帖 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:美術出版社
発売日:2009-11-17

 

 

 

 

 

ファッションとアートの結びつきは、アートのセンスによってラグジュアリーブランドの付加価値を高めるとが出来る。一方、それはオマケ的な要素ではなく、相互補完する関係にある。つまりね趣味の良いアートが貧相なファッションブランドのイメージを高めることはない、ということだ。
 
コムデギャルソンの川久保玲さんの場合は、そういう相乗効果をほとんど考えずにいるのではないかと思えるほど、それぞれが独立した存在として提示される。しかし時間が経つにつれ、不思議とブランドイメージと絡み合ってしまうから不思議だ。
 
今回の「美術手帖」ではそのコムデギャルソンのアートの側面を特集している。とっても丁寧なつくりである。近年顧客にDMされる26回のDMの紹介も良かった。2009年のDMは、映像作家ブラザーズ・クエイのアニメをモチーフにした。昨年2008年は、アルゼンチンのアーティストMondongoだった。その時のクリエイティブを付録にしている。

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DAL3

 

 

 

 

 


 
また、幻の優良顧客向け雑誌「SIX」(89-91年まで)で取り上げられたアーティストは下記。

NO1 アンドレ・ケルテス、アイリーン・グレイ
NO2 ギルバート&ジョージ、カール・ブロースフェルト、イケムラレイコ
NO3 ピエール・ブーシェ、アズディン・アライア
NO4 ロバート・フランク、マイク・アンド・ダグ・スターン
NO5 ティモシー・グリーンフィールド=サンダース、リーン・ヴォートラン、エンツォ・クッキ
NO6 ブライアン・グリフィン、サルバドール・ダリ、篠山紀信
NO7 リスチャン・モセール、デヴィット・セイドナー、マダム・イェヴォンド
NO8 デニス・ホッパー(ウォーホルを撮影)
 
SHOPでは
 
2009.WINTER ローリー・シモンズ  
2009.SUMMER シンディ・シャーマン  
2008.WINTER ギルバート&ジョージ
2007.WINTER アルヴァ・アルテック 
1989.舟越桂 

ダニエル・ビュレンヌ 
中川幸夫 
ジャン=ピエール・レイノー 
フェリックス・ゴンザレス=トレス 
ケリム・ラギモフ 
草間弥生(大阪 SIXギャラリー)
東恩納裕一(青山店蛍光灯シャンデリア)

GALKE



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October 25, 2009

増殖する部屋、浮遊する自分。

kusama

草間彌生「増殖する部屋」
"I'm Here , but Nothing"

2009年8月8日-11月8日
コム・デ・ギャルソン「Six」
大阪市中央区南船場3-12-22心斎橋フジビル2F
12:00〜19:00
06-6258-3315

COMME des GARÇONSの川久保玲さんとアートの関係は深い。PLAY COMME des GARÇONS としてフィリップ・パゴウスキーとのコラボが記憶に新しい。

さて、そのギャルソンが今年の2009年8月8日より、大阪路面店入居のビル2Fに「Six」と名づけたアートスペースをオープンした。同名の優良顧客向け高級フリペ『Six』マガジンを1988年に創刊し数号発売している。(現在は休刊している) 先日、伊勢丹のアートコンビニで幅允孝のコーディネートで、古本として販売されていた。

本題に戻し、ギャラリー・オープンの初回は草間弥生さんの展示である。早速、大阪心斎橋に見に行ってきた。以前、六本木ヒルズで草間さんの展覧会(クサマトリックス:2004年2月7日−5月9日森美術館) を深夜まで開館していたので観に行ったら、あまりの荘厳さに目眩がして、生理的にその世界観が好きになれなかった。しかし、今回の蓄光材を約20万個散りばめた"増殖する部屋"は、受け入れることができて楽しめた。普通のリビングが、宇宙空間に浮いているような効果をあげている。

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