糸井重里

May 09, 2010

『味写入門(あじしゃにゅうもん)』 (著:天久聖一) : 机の中の撮り損じ写真が蘇る"光るボケ"

ijuhg味写入門(あじしゃにゅうもん)
著者:天久 聖一
販売元:アスペクト
発売日:2010-03-23









本書は2004-2008年まで糸井重里さんの「ほぼ日」に連載されたものに加筆して新作をいれて書籍化された。

デジカメ以前の写真の現像にお金がかかってた時代。撮り損じも簡単に捨てられない。そんなボツ写真の中から"光るボケ"を募集し、寸評を加えた笑える写真集。

ある種の写真は、時間が経つことで、その解釈も俄然面白くなるのがわかる。

tabloid_007 at 15:30|PermalinkComments(0)

September 07, 2008

夏の終わりを活字で味わう本

itoi-1小さいことばを歌う場所

 

 

 

 

 

 

糸井重里が、ほぼ日刊イトイ新聞に書いた1年分の原稿(「今日のダーリン」と「ダーリンコラム」)から、心に残る「小さいことば」を抜き出し、1冊の本にまとめられたものである。全部で168篇。ワタシが好きだったのは、遊び続けている夏休みの子どもが理想的な生き方としている文章で、夏の終わりの悲しみの味わいも含めてそう考えている、というところが共鳴だった。



tabloid_007 at 10:07|PermalinkComments(0)

February 09, 2008

もわもわが広がる世界の住人

SOBUE

『情熱大陸・祖父江慎』毎日放送2008年2月3日

 

 

「だいたい」の出来を感触に1500冊以上のブックデザインを手がける。装丁家といわれるのは、嫌らしい。「家」とつくのは、小説家、芸術家など自分で作品を完成させることが出来る人のことで、装丁は作品のお手伝いのポジションと割り切っている。その割りきりがプロの心意気なのだろう。

非常にロマンチックで乙女な発想に脱帽。面白い番組だった。

◇祖父江 慎(そぶえ しん、1959年 - )は、愛知県生まれのブックデザイナー。

愛知県立旭丘高校美術科卒業。浪人時代に味岡伸太郎の影響を受ける。多摩美術大学入学後、在学中の1981年から工作舎でアルバイトを始め、大学を中退。

1987年、工作舎を退社。秋元康が設立した株式会社フォーセールでアートディレクターを務め、1988年、フリーランスとして独立。1990年、コズフィッシュを設立。
人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がける。意図的な乱丁や斜めの裁断など、装丁の常識を覆すデザインで注目を集める。妻は理論社の「よりみちパン!セ」編集長・清水檀

http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/02_03.shtml



tabloid_007 at 20:30|PermalinkComments(0)