祖父江慎

July 23, 2010

雑誌[プリンツ 21] 2010年秋号 〜特集・水木しげる : 妖怪を感じることは人生を豊かにしてくれる!

IMG_0002-sprints (プリンツ) 21 2010年秋号 特集・水木しげる [雑誌]
販売元:プリンツ21
発売日:2010-06-26









数ヶ月前に、螢廛螢鵐21の編集者から連絡があり、この特集のことを知った。以前、楳図かずお先生の特集の時もお世話になったので、その企画の良さ、腕の確かさは実証済みの雑誌だけに楽しみにしていた。ようやく発売である。

以下印象的だった部分の抜粋

みうらじゅん氏
「水木作品は、彼岸のほうに行くかどうかのボタンみたいな存在で、それを一度押しちゃった人間はどっちにも行けるんです。(中略) 水木しげるボタンを一度押していたから、どこにでも行けたんです。人生のドアが全開した感じでした。だから水木先生は、俺の根底をなしている人なんです。」

祖父江慎氏
「妖怪って、正義の味方も悪者も関係ないんです。やらなきゃいけないことがあってその目標に向かうときに、妖怪がいてくれたら、いい具合に邪魔してくれたりする。(中略) 妖怪を感じることは人生を豊かにしてくれます。」

下記は、8月11-23日まで松屋銀座で開催される「ゲゲゲ展」の表4広告。広告も展示も祖父江さんが手掛けている。

geglkkoke













下記は、ソニー・テジタルの表2広告。水木先生のグラフィックはアートにもなる好例。

MizukiShigeru_20100528のコピー

tabloid_007 at 10:15|PermalinkComments(0)

May 03, 2010

「シェー」が世界中で挨拶になりました!

she世界のシェー (よりみちパン!セ)
著者:平沼 正弘
販売元:理論社
発売日:2010-03-24










「世界の車窓から」「世界の...」というとき、人は壮大な気持ちになる。ついに「シェー」も世界の仲間入り...と思う人もいるかもしれないが、「シェー」は、いまから半世紀前の60年代にはゴジラもビートルズも既にやっている。

つまり、「シェー」は半世紀のときを経て、「こんにちは」と同じくらい世界の挨拶になったというこしとだろう。

うちの兄貴などは、祖父の葬式のときにシェーして顰蹙をかった。
下記がその写真。右が兄貴。左がワタシ。

BABY-1

tabloid_007 at 09:12|PermalinkComments(0)

February 14, 2010

楳図かずおさんと祖父江慎さんで決まり...

WARAWATASHIわたしは真悟 1 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 11)
著者:楳図 かずお
販売元:小学館
発売日:2009-12-26







umezuuumezuu-2













ついに、小学館の楳図かずお先生の「UMEZZ PERFECTION」の刊行がはじまった。もう、この楳図先生と祖父江慎さんのブックデザインを見れば、その他の説明はいらない。次は、「14歳」に期待!

tabloid_007 at 16:07|PermalinkComments(0)

January 02, 2010

“つぶやき”がもたらす変化

TWITTERツイッター・パーフェクトガイド Twitter Perfect Guide. (INFOREST MOOK)
販売元:インフォレスト
発売日:2009-11-17









2010年年初に鳩山首相がTwitter(ツイッター)をはじめた。小泉純一郎元首相がメルマガ「らいおんはーと」をはじめた2001年6月からおよそ10年。メルマガはツイッターになったわけだ。

まだ知らない読者のために説明しておくと、Twitterは、ブログ「Blogger」を開発し、その後Google社に売却したEvan Williamsとその開発チームの一員だったJack Dorseyらによって2006年7月に開始されたサービスである。Obvious社(現Twitter社)

新聞などでは、ミニブログと訳されている。SNSの招待制を緩くしたもののようであり、チャットの進化系のようであり、まったく新しい何かのようでもある。デジタルメディア研究所の所長 橘川幸夫さんによれば、「ビデオはタイムワープを疑似的にでも実現したし、インターネットはテレポートやテレスコープを仮想現実の中で実現した。(中略) twitterはテレパシー能力の追及である」(デメ研社説・twitter考 2009-10-15から引用) と述べている。

各ユーザーは自分専用のサイト(ホーム)を持ち、140文字以内でつぶやく。つぶやき(ツイート)はブログの個別記事のように固有URLが付与される。相手の承認無く他のユーザーのツイートを見る事(フォロー)が出き、タイムラインと呼ばれる場所で閲覧できる。主にこのタイムライン上で、コミュニティが形成される。あくまで、”つぶやき”なので誰かに返事を期待する必要はない。場合によっては返信(@)があったり、履歴付き返信(RT)や引用(QT)などの機能もある。50人くらいフォローしていると楽しくなってくる。

ワタシは、2007年の5月にはじめたが、あまりにも日本人がおらず、ぽつねんと英語でつぶやいていた(インターフェース日本語化=2008年4月)。それが今では、2009年11月末で、登録ユーザー数2,000万人(アクティブ100万人)、日本の登録は100万人になった。

さて、再度はじめたTwitter知人もセレブも機能も豊富になった。気軽に携帯からもライブ投稿できる。写真や動画の連携やテーマ別のコミュニティ(ハッシュタグ)も簡単にできる。ただ、これらは機能に過ぎない。この新しいメディアで何ができるかを考えて試しているフォロワー(他のユーザー)がいる。デルがこれを使って2億円儲けたという話をきいたビジネスマンが盛んに勉強しているらしいが、そういう新しさではない。プロモーションツールとしてのTwitterなら、すでに大手企業は同じ情報をブログとTwitterに投げている。そうじゃなくて、このメディアならではの使い方である。朝日新聞のスポーツ記者(@asahi)が2009年6月10日に”つぶやいた”ことは、一つの契機となった。当日は横浜でワールドサッカーが行われていた。記者はTwitterを使ってリアルタイムにつぶやいたのである。それは報道というより、つぶやきに近かった。「かき氷たべた」だの「パソコンの電池が切れちゃう」などという記者の心情吐露が、ユーザーの親近感を掻き立てた。大げさにいえば、大手メディアが新しい側面をみせた瞬間といっていいかもしれない。また、ケータイ小説家 内藤みかさんが2009年7月22日にはじめた140字のTwitter小説(#twnovel)は、何人かの小説家が共鳴し、その後書籍化された(「Twitter小説集 140字の物語」刊:ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

さて、そんなツイートの中からブックデザイナーの祖父江慎さん(@sobsin)の初夢をQTさせて頂く。

「宇宙ジャングルジムの夢も時々見る。真黒で上も下もない空間に色鮮やかな大きな惑星や星雲がいっぱいで、文字ネオンつきの遊星も浮かんでる。永遠に広がるジャングルジムをうまく渡れば目的の星にたどり着ける。ジャングルジムの手元には空気がある。落ちないように注意して進む。迷子になりそう。」



tabloid_007 at 12:08|PermalinkComments(0)

December 12, 2009

幾何級数的なハッピーの波紋

KIKUTAハッピーリレー
著者:菊田 まりこ
販売元:河出書房新社
発売日:2009-12-01

 

 

 

菊田まりこさんとの出会いは、一言で説明できない。1年間毎日ハッピーを描いてくれた。延べ2年間にわたってお仕事をご一緒させて頂いた。その成果が本書である。みんなのハッピーが"ぎゅっ"と詰まっている。菊田さんはいつも自然体で、それでいて冷静な情熱をもって人をみつめている人なのではないかと本書を再読して改めてそう思った。

ちいさなハッピーを毎日発見することで、それを凝縮するとこんなにも計り知れないパワーが蓄積される。この本は、読んだ自分だけがハッピーになるのではなく、友だちや家族もハッピーにすることができる。

本書を創ってくれた菊田まりこさん、賑やかなブックデザインをしてくれた祖父江慎さん、河出書房のEさん、携帯連載を支えてくれたイリュームの方々、うちのスタッフ...そして、こんなにもハッピーをシェアしてくれた読者の皆様に感謝!



tabloid_007 at 20:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 22, 2009

天才の賛成の賛成

akatsuka 追悼 赤塚不二夫展 〜ギャグで駆け抜けた72年〜

2009年8月26日-9月7日
松屋銀座
8F大催場中央区銀座3-6-1

 

 

 

 

...という訳で、前述の白川さんとの再会の数日前に本展のオープニングパーティに行ってきた。祖父江慎さんの構成による演出が冴える。赤塚不二夫先生が亡くなって1年...。赤塚マンガ・キャラがちっとも色褪せないで、いやむしろ新しい若いファンをつくっているのが嬉しかった。ワタシのような世代のノスタルジアというだけでなく、この強烈にいまを生きるキャラクターの数々こそが赤塚先生の天才所以なのだろう。

後日の大盛況をきくに、本展示は新しいキャラクターの見せ方に成功している。そして、展示の後半は、フジオプロの社長であり、一人娘の赤塚りえ子さんが発見した昔の写真の数々が展示してあった。その中でも下記の一枚は、父と娘と猫の温かい関係を表していてほっこりする。

開場をでた最後のところで、みんな「シェー」を撮る。満足!

DSCN2814-SDSCN2816-SDSCN2824-S



tabloid_007 at 20:41|PermalinkComments(0)

June 20, 2009

祖父江慎の「ちはやぶる御玉杓子」

SOBU-00

idea (アイデア) 2009年 05月号 [雑誌]
販売元:誠文堂新光社
発売日:2009-04-10

 

 

 

 

既に完売でプレミアまでついている5月号のideaは、「漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン」ということで、祖父江慎さん+コズフィッシュの仕事やインタビューなどブックデザイナーの仕事を大々的に取上げている。旧来、ブックダザイナーは装丁のみを仕事としていたケースが多かったが、祖父江慎さんという稀代の才能により、紙の選択からフォントまで本というパッケージメディアを総合的にデザイン・提案する仕事になった。

その祖父江さんのインタビューも収録されている。興味津々。もともと、多摩美術大学(1978年入学?)で、1年先輩にしりあがり寿さんがおり、漫画研究会に入部。

左が、多摩美術大学まんが研究会『タンマ』第5号(1980年) で表紙などのデザインを手がける。右は、今回の雑誌の付録で、なんと祖父江さんが過去に書いた漫画『ちはやぶる御玉杓子』(1983-84年)が掲載されている!

SOBU-22

SOBUE

 

 

 

 

 

 

 

シリーズ1 「PELICAN Club No.13」(21世紀社, 1983.5)

SOBU-33



tabloid_007 at 19:41|PermalinkComments(0)

February 15, 2009

温泉浸かって、しはじ急速のカエルたち

kaeru-3 Numero TOKYO (ヌメロ・トウキョウ) 2009年 03月号 [雑誌]
販売元:扶桑社
発売日:2009-01-28

 

 

 

 

「Numero」最新号を見ていたら、ブックデザイナーの祖父江慎さんのカエルコレクションボックス「カエル並べ」の記事を発見。

祖父江さん曰く「卵として生まれて、オタマジャクシになって、カエルになる。体は大忙しなのに眼は良くないから、じっとしていないと目の前の食べ物が見えないの。水中生活に慣れたと思ったら、陸上生活だし。脱皮だってしちゃうんだよ。すごい!」



tabloid_007 at 15:54|PermalinkComments(0)

February 09, 2008

もわもわが広がる世界の住人

SOBUE

『情熱大陸・祖父江慎』毎日放送2008年2月3日

 

 

「だいたい」の出来を感触に1500冊以上のブックデザインを手がける。装丁家といわれるのは、嫌らしい。「家」とつくのは、小説家、芸術家など自分で作品を完成させることが出来る人のことで、装丁は作品のお手伝いのポジションと割り切っている。その割りきりがプロの心意気なのだろう。

非常にロマンチックで乙女な発想に脱帽。面白い番組だった。

◇祖父江 慎(そぶえ しん、1959年 - )は、愛知県生まれのブックデザイナー。

愛知県立旭丘高校美術科卒業。浪人時代に味岡伸太郎の影響を受ける。多摩美術大学入学後、在学中の1981年から工作舎でアルバイトを始め、大学を中退。

1987年、工作舎を退社。秋元康が設立した株式会社フォーセールでアートディレクターを務め、1988年、フリーランスとして独立。1990年、コズフィッシュを設立。
人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がける。意図的な乱丁や斜めの裁断など、装丁の常識を覆すデザインで注目を集める。妻は理論社の「よりみちパン!セ」編集長・清水檀

http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/02_03.shtml



tabloid_007 at 20:30|PermalinkComments(0)