白根ゆたんぽ

August 14, 2011

白根ゆたんぽ「ゆれの中」展:ポップな色使いの中に日本的な"湿り気"がある。

IMG-S白根ゆたんぽ「ゆれの中」展

2011年6月24日(金) – 7月6日(水)
GALLERY SPEAK FOR
渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F









ちょっと前に行った展示会の報告。

白根ゆたんぽさんの作品大好き!以前 宇川 直宏さんとの共著「RANGOON RADIO」(2006-04)を見たときからファンになった。

それから、JUN OSON氏に何かのパーティで紹介してもらい、そして今回個展に行ってきた。

どの作品もカラフルで独特の色使い。ポップなんだけど、どこか日本的な"湿り気"もあって...そこが好きなところだ。

今回は、
下記の作品を購入。白根さんも偶然 居合わせパチリ!
サイン入りZINEもゲット!うほーい!

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個展のタイトルには、気体や液体のウェーブを思わせる、ゆらゆらとした筆の航跡から「ゆれの中」と名付けられたそうだ。

一緒にいったSAYAKAは、左下がお気に入り!

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May 04, 2011

Comic zine『names』 (hero issue -April, 2011):正義の味方も世界征服を企む奴らも日常があるのさ!

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著者:白根ゆたんぽ/ジュン オソン/タダ ユキヒロ/リタ・ジェイ/前田麦/今井トゥーンズ
発行:two minute warning










匿名ユニット[two minute warning]企画・発行したzine。JUN OSON氏から貰った。

特集が「ヒーロー」ということでOSON氏の作品は『Justice/正義』。正義の味方も悪役も対戦までにも日常があって、大変なんだよ、というちょっと良い話。

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白根ゆたんぽ氏は『「アルコールと女の子とベッドがあれば充分だよ」と彼は言った。』っていう短編。

この淡白な80年代っぽいテイストが綺麗な絵。ストーリーもエレガント。

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February 20, 2011

TOKYO FRONTLINE/ PLATFORM for Contemporary Art & Photography 

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2011年2月17-20日(日)
3331 Arts Chiyoda
千代田区外神田6-11-14




あまり予備知識なしに行ってきた。3つのセクションから構成されている。非常にレベルが高く感心した。下記、印象に残ったアーティスト。

イムラギャラリーの近藤亜樹さんのペインティング作品。幻想的な内容にかかわらず力強いタッチがイマジネーションを具象させている。特に、ゴリラ(?)が川を流れるバナナを掴み損ないウマギを掴む図は、なんともユニークな構図と色使いだった。

◆プロフィール近藤亜樹 (山形市在住/1987北海道生まれ)

東北芸術工科大学 大学院 修士課程 実験芸術領域 在学中

2008Ecole des beaux-arts/PARIS 特別短期留学
2010「東北芸術工科大学卒業/修了制作展」 卒展プライズ受賞
2010東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース 卒業
2010個展「おひさまプール展」 Enoma(仙台市)
2010「NIPPON ART NEXT 2010」
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←過去の展示会フライヤー


それと、Gallery 360°のホンマタカシさんの新作。懐かしい60年代を想起させる4原色をドットで印画したアメリカの風景作品。1月8日から金沢21世紀美術館で個展をやっている。

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ニュー・ドキュメンタリー

アパレルBEAMSのTOKYO CULTUARTにぽつねんと置いてあった白根ゆたんぽ氏のアマゾン梱包材で制作した被り物。
実際は胴体もあるらしい!スカスカ梱包でもったいないというよりもアートにしちゃう、この精神が面白い。

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←白根ゆたんぽ氏の立体作品。(非売品)


さりげなく、2階のホールの展示用に、コムデギャルソン青山本店でお馴染みの東恩納裕一さんの作品がかかっていた。

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【GYM】日本とアジアに拠点を置く20の現代アートギャラリーが参加

AFA Macao (Macao)/amana photo collection project(Tokyo)/Art-U room(Tokyo)/Aya & Sanagi ( The Third Gallery Aya , Osaka & SANAGI FINE ARTS , Tokyo)
EMON PHOTO GALLERY(Tokyo)/Gallery Art Composition(Tokyo, Japan)/Gallery Godo (Seoul)/GALLERY HASHIMOTO(Tokyo, Japan)/Gallery Jinsun(Seoul)/
g3/ gallery (Tokyo, Japan)/hpgrp GALLERY TOKYO(Tokyo)/imura art gallery(Tokyo・Kyoto)/marunouchi gallery(Tokyo, Japan)/MEM (Tokyo)/Misa Shin Gallery (Tokyo)/MORI YU GALLERY (Tokyo・Kyoto)/
neutron(Tokyo・Kyoto, Japan)/SNOW Contemporary (Tokyo)/Gallery tokinowasuremono(Tokyo)/YUMIKO CHIBA ASSOCIATES(Tokyo, Japan)/Zen Foto(Tokyo)/

【EXCHANGE】アート、写真、デザイン、音楽、出版、ファッションなど、国内外のフロントラインで活躍するジャンルを超えた17の企業・団体が集結!

+81 Gallery+Lab (Japan)/Art Fair Kyoto (Japan)Art Project Space (Japan)/BUENO!BOOKS(Japan)/Commmons(Japan)/
Foam(The Netherlands)/G/P+JAXA+IDÉE(Japan)/
Galerie Grand Siècle(Taiwan)/Gallery 360°(Japan)/
HAKUHODO ART PROJECT(Japan)/New Tokyo Contemporaries(Japan)/PH4+(JAPAN)/POSTER HARI'S COMPANY(Japan)/TOKYO CULTUART by BEAMS(Japan)/TSUTAYA DAIKAN-YAMA PROJECT(Japan)/You Are Here: Berlin-Tokyo(Germany/Japan)/Yoshikazu Yamagata (writtenafterwards)(Japan)/

【FRONTLINE】東京のアーティストたちの作品を集めたショーケース。

35名のアーティストが、次世代のアートシーンを予感させる作品を展示・販売するコンセプトは文字通り「フロントライン」

主 催: TOKYO FRONTLINE 事務局/アートビートパブリッシャーズ
協 力: 3331 Arts Chiyoda
ディレクター/オーガナイザー:後藤繁雄
運営コミッティ:山下悟(+81) 中村政人(3331 Arts Chiyoda統括ディレクター) 小崎哲哉(『REALTOKYO』発行者兼編集長) 岩淵貞哉(『美術手帖』編集長)
メディアパートナー:『美術手帖』『+81』『PHOTO GRAPHICA』



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February 13, 2011

[Here is ZINE Tokyo 2] : TOKYO CULTUART by BEAMS

IMG_0004[Here is ZINE Tokyo 2]

2011年2月4日(金)〜2月24日(木)
TOKYO CULTUART by BEAMS
渋谷区神宮前3-24-7 3F
03-3470-3251








このブログでも何度か取り上げているが、アーティストによるZINEが昨年くらいから流行ってる。大量消費時代から、ネットによる関心層の分散などが背景にあるのかもしれない。それに輪をかけてソーシャルメディアの発達で、小さなサークルが充実してきたというのもあるのではないか。

今回のテーマもシンプルでいい。「テーマもサイズもページ数も自由!世界中どこにも無い、ここにしかないアーティストによる手作り本」ということである。

だいたい各アーティスト5冊程度制作。開催から数日経ってから行ったので、すでにヒロ杉山氏(ENLIGHTENMENT)や白根ゆたんぽ氏のZINEは売り切れ!プレビューの段階で売れたらしい。さすが!

参加アーティスト(40組)
青木克憲(btf)、新井夏希、石井 原(Neandertal)、井上嗣也(BEANS)、内田将二、岡沢高宏(CLS)、沖嶋 信、KZR、菅野恒平、キクマヤスナリ(MILD)、桑原茂一(CLUB KING)、小島淳二(teevee graphics)、小西利行(POOL inc.)、齊藤幸孝(buffalo-D)、佐藤 理(O.S.D.)、サノ☆ユタカ、白根ゆたんぽ、鈴木シゲル(ENLIGHTENMENT)、鈴木直之(Tycoon Graphics)、空山 基、田島一成(MILD)、田中知之(FPM)、谷田一郎(JJD)、ツノイテンコ、薙野たかひろ、新田桂一、萩谷知寿子(kazepro)、林希(HAKUHODO Inc.)、バーバル&ユーン(AMBUSH®DESIGN)、ヒロ杉山(ENLIGHTENMENT)、三田真一(KiKi inc.)、宮師雄一(Tycoon Graphics)、箭内道彦、山口 要(ENLIGHTENMENT)、山本哲郎(plant Ltd)、米原康正、米津智之、ライアン・チャン、レスリー・キー(SUPER SONIC)、 Knochen(渡邊由樹& in effect design lala&Yuzo)



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July 18, 2010

【BEGINNING!BEGINNING!】展:JUN OSON 白根ゆたんぽ AC部 水野健一郎 作品[20×20cm]があるよ!

IMG-s_edited-3【BEGINNING!BEGINNING!】

2010.0715-0813  
SUNDAY ISSUE
渋谷区渋谷1-17-1 美竹野村ビル2F
03-3797-1288

本展は「SUNDAY ISSUE」という出来た手ホヤホヤの場所で開催。かけら落とし展示である。作家25名が描く「はじまり」をテーマに20×20cmサイズのキャンバス作品を3枚ずつ描く。

JUN OSONさんに教えてもらった。オープニング・パーティはいけなかったが、大混雑だったらしい。ワタシがいった時は、誰もいなかった。

さて、左の中央の縦列がJUN OSONさんの作品。真ん中の上から1列目も白根ゆたんぽさんの作品。これもOSON作品同様好きだった。そして、右の左縦列がAC部の作品。アニメクリエイターのAC部には珍しい絵画作品。同じく右の縦列が水野健一郎さんの作品。これも良いねぇ。

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参加作家
市村幸卯子/AC部/大西洋/小笠原徹/岡本亮/荻野竜一/CATO FRIEND/皮西隆史/Quzmo/小林エリカ/CYU/Jun Inoue/JUN OSON/白根ゆたんぽ/タムラカヨ/DJ Codomo/遠山敦/長嶋五郎/野口路加/Noritake/平澤一平/Houxo Que/真取明子/水野健一郎/MERRY/山口崇司 ※映像インスタレーション



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June 05, 2010

新宿マルイワン meets ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破「PREMIUM 14」

P14新宿マルイワン meets ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破「PREMIUM 14」

2010年5月26日(水)〜6月10日(木)






ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』Blu-ray&DVDの発売を記念して、14人のクリエイターによるEVA Tプロダクト「PREMIUM 14」がスタートしている。ヱヴァへの熱い思いを表現したグラフィックが、TシャツとiPhone用ギズモビーズ(着せ替えプロテクター)にもなっている。

多感な時期ヤマトと出会い。その後→ガンダム→ヱヴァというコースを辿れなかったワタシにとって、今さら入り込めないとこもあ。ワタシは、ヤマト→スターウォーズ→スタートレックといっちゃった!

Enlightenmen/土屋秋恆/白根ゆたんぽ

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参加クリエーター

No.1 伊賀大介(佐内正史) スタイリスト/写真家
No.2 Enlightenment アーティスト集団
No.3 風間サチコ 美術作家
No.4 黒川知希 イラストレーター
No.5 KEN THE FLATTOP ピンストライパー/ホットロッドアーティスト
No.6 桜庭和志 格闘家
No.7 shizentomotel 壁画クルー
No.8 白根ゆたんぽ イラストレーター
No.9 鈴木ヒロキ イラストレーター/切り絵アーティスト
No.10 高橋信雅 アーティスト/イラストレーター
No.11 太公良(grAphic tAkorA) ヴィジュアルクリエーター
No.12 佃弘樹 芸術家
No.13 土屋秋恆 南北墨画会師範/ステインアーティスト
No.14 MEG ミュージシャン/デザイナー



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December 20, 2009

確かにね、幸せとお金は関係ない。

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しあわせHAPPY展
金があっても不幸せじゃ どーにもなりゃしねぇ

2009.12.01-2010.01.30
COOLIE'S CREEK(クーリーズクリーク)
港区白金1-2-6
03-6459-3313

 

 

JUN OSONさんからお誘いをうけ、12月5日のOPENING PARTYに行ってきましたが、当日はダブルヘッダーだったため、ラスト30分しかいられなかった。クーリーズクリーク全館1,2,3Fを貸し切りにして、1Fでライブもあり、いたるところに41名のアーティスト作品が所狭しと展示されていた

朝倉世界一、安斎肇、ウィスット・ポンニミット、佐野史郎、白根ゆたんぽタナカカツキ、ミック板谷など豪華メンバーだった。

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November 28, 2009

燃える男に水を浴びせる女

yuroom 白根ゆたんぽ YUROOM HISTORY

2009.11.13-25. 11:00-20:00
GALLERY SPEAK FOR
東京都渋谷区猿楽町28-2

 

 

 

 

以前から、白根ゆたんぽさんの作品は大好きである。ついに、代官山で個展が開かれていたので、行ってきた。

顔の造作がないフィギュアにはじまり、燃える男に水をぶっかけようとする女。

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左=色っぽい美はにのお姉さんなのだが、洗車中にボンネットに小さな宇宙人が走ってる。中=ビキニの模様が突き抜けた空になっている。右=もうどうにも気温があがっちゃった近未来の水浴び。

設定のシュールさとアメコミ風イラスト画の手法がマッチしており楽しい。

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June 28, 2009

塗りコミック派のナマぬる派

RANGONRANGOON RADIO
著者:宇川 直宏
販売元:東京キララ社
発売日:2006-04

 

 

 

先日の「塗りコミック派」展から白根ゆたんぽ氏の仕事を知り、実は白根氏は「塗りコミック派」でありながら(?)、それ以前に「ナマぬる派」であることが確認された。そして、その探求はついにミャンマーまで辿りついたのだ。構想より5年、宇川直宏氏がアートディレクションした本を入手した。2006年に発売されているのに、既に絶版になっていた。本書は、弓田ヒロ氏が撮ったミャンマーの写真に白根ゆたんぽ氏がイラストをコラージュした画集である。その作品の数々は、先日のネオ・ラウフ氏顔負けの完成度である。

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June 06, 2009

ナマぬル派 巨匠 白根ゆたんぽ作品

yutanpo-1-4 ナマぬル―パノラマエディション
著者:白根 ゆたんぽ
販売元:PARCO出版
発売日:1997-04

 

 

 

 

先日、スージー甘金さんの「塗りコミック派展」に行った時、白根ゆたんぽ氏の作品が気になった。パルコ全盛時代の香りがプンプンしたその造形はどこかで見た覚えのあるテイストだたのである。そこからワタシの捜索がはじまった...。

白根 ゆたんぽ氏は広告や雑誌などで活躍する日本のイラストレーター。アクリル絵具を厚塗したタッチで知られる。本書は、1992-96年までパルコのフリペ「ゴメス」に投稿された「ナマぬル」作品を書籍化したものである。

さて、「ナマぬル」とは?写真素材の上に落書きしたり、切り刻んだりして楽しむ、いわずパロディ作品をさす。よく昔 歴史の教科書がそういう状態だった...

本書の体裁は、いかにも「90年代=パルコ=白根ゆたんぽ」という切り口で、みうらじゅん的な感じだが、白根氏自身の作品をよ〜く観るとアートとしての楽しさや興奮が伝わってくる。いつもお仕事ご一緒したいものである。

すべてサイズはスナップ写真の大きさ」(126 x 88)。左から「むかつく救出」「夜の補給」「ろくろっクマ」「平安京インベーダーyutanpo-1-6yutanpo-1-5

 

 

 

 

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