December 15, 2008
あれもこれも編集者の仕業
記憶に残るブック&マガジン -時代を編集する9人のインタビュー集-
先日、WOWOWで藤子F不二雄 原作のドラマ「第1話 値ぶみカメラ」を観て、改めて監督した箭内道彦さんのことに興味をもった。「箭内道彦」と検索すると、本書がでてきた。これは、時代を編集する編集者9人のインタビューである。箭内道彦さんは、「奇跡マニア」だそうで、『これを決めないと現場で奇跡が起こるな』と考え、奇跡をストックしているそうだ。面白い。
「Numero TOKYO」編集長の田中杏子さんも信念の人だ。「自分自身で『やりたい』と願っていれば、必ずたどり着くことが出来る」と言っている。共鳴。
そして、「QUICK JAPAN」創業者の赤田祐一さん( 「dankaiパンチ」編集長)も登場する 。内田勝さんから生前一度紹介されたことがある。本人も一番影響を受けた編集者に内田さんをあげている。「自分がびっくりするようなものを作っていたい」と結んでいる。人を驚かせるのではなく、自分がびっくりか...なるほど。あと、六本木のTSUTAYAなど本屋さんの本の見せ方や仕入れそのものをプロデュースしてしまった幅允孝さんの話も面白い。
幅允孝 「BACH」ブックディレクター
箭内道彦 「風とロック」編集長
田中杏子 「Numero TOKYO」編集長
ルーカス・バデキ・バルコ 「Paper Sky」編集長
鈴木芳雄 「BRUTUS」副編集長
米原康正 写真家、編集者
菅付雅信 編集者
赤田祐一 「dankaiパンチ」編集長
いとうせいこう 「Planted」編集長
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