熊澤未来子

January 19, 2013

コミック【夜の須田課長】 (著者 クマザワ ミキコ):課長の夜じゃなくて、夜の課長っていうと不思議な感じがするな!

ouyiuty夜の須田課長 (リュウコミックス)
著者:クマザワ ミキコ
徳間書店(2012-12-13)











現代アーティストの熊澤未来子さんから献本してもらった。

驚いた!
画家が漫画を描いたから驚いたのではない。
画家の仕事と漫画の仕事がまったく矛盾してないことに驚いたのだ。

食べたり、セックスしたりするシーンが多い。生きることは、なんか体に入れて、そのエネルギーを他人の肉体を使って転換させる、ただそれだけのことなのかもしらんなぁ。

これは、熊澤さんのアートしらない人も楽しく読める。

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October 23, 2011

熊澤未来子展(第一生命南ギャラリー):屋上屋を架すことの有意義

IMG_0007熊澤未来子展


2011月10月3日-11月10日
第一生命南ギャラリー
千代田区有楽町1-13-1 DNタワー21 第一生命本館1F
 
 


熊澤未来子さんとの出会いは、2008年9月に遡る。平日の昼下がりにギャラリーに行ったら、熊澤さんがひとりで佇んでいた。アニメの話など雑談をした。

それ以降の活躍は、目覚ましい。世田谷区で賞をとったり、ミヅマギャラリーでの個展の成功だったり、そして、今回は第一生命の堅牢な展示である。

熊澤さんの鉛筆のタッチがのびのびと披露されている。


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ちなみに、私の好きな作品はコレだった。

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「不安定な生活」 "Unstable life"
2011, pencil on gesso,mounted on panel
194 x 112.1cm



◆出品作品 8点
「より未来へ」 2010年/パネル・ジェッソ・鉛筆/227×363.6cm
(VOCA佳作賞受賞作品)
「信じてきた先のころ」 2011年/パネル・ジェッソ・鉛筆/194×260.6cm
「反逆ジ」 2011年/パネル・ジェッソ・鉛筆/130.3×162cm
「野放図」 2011年/パネル・ジェッソ・鉛筆/80.3×53cm
「ポン菓子」 2010年/パネル・ジェッソ・鉛筆/162×130.3cm
「夕焼け」 2010年/パネル・ジェッソ・鉛筆/91×91cm
「不安定な生活」 2011年/パネル・ジェッソ・鉛筆/194×112.1cm
「寄生」 2010年/パネル・ジェッソ・鉛筆/227.3×145.5cm



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July 03, 2011

『ジパング展 −31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。』:現代日本アート→ 百貨店活性化→ 地方にも伝搬

IMG_0002-sdes『ジパング展 −31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。』

2011年6月1〜20日(月)
日本橋高島屋
中央区日本橋2-4-1
03-3211-4111





同展は、イムラアートギャラリーの井村優三さんが企画。ミヅマアートギャラリーの三潴末雄さんがキュレーションを担当。日本の現代アートを、冒険家マルコ・ポーロが日本を黄金郷であると伝えたエピソードをもとに名付けられている。

もともとの発想は、プライマリー市場が活性化してない日本の現代アートギャラリーは、海外市場を中心に活動してしまう。

一方で高橋コレクション「neoteny japan/ネオテニージャパン」が2009年春に上野で公開されるや大人気となった。コレクターは少なくとも、美術館やへの集客はある国である。

そこへこの不況で百貨店の催事もパッとしない。百貨店の催事は、戦後 小谷正一さんが、阪急・東宝グループの総帥 小林一三にアイデアをだして実現した画期的な仕組みなのである。当時路面より低くみられていたデパートの格をあげるのに、階上にある美術催事と総合レストランは大いに役立ったのだ。

時代を経て、古美術や:ポピュリズムな催事だけでは集客しなくなった。そこへ、今回のような現代美術をもってくることで、百貨店の活性化に繋がるだけではなく、地方にも現代アーをトはじめて紹介することができる。これこそが、長期的には現代コレクターを醸成する良い方法ではないかと思う。素晴らしい企画!

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出品作家:
会田誠/青山悟/池田学/石原七生/上田順平/O JUN/岡本瑛里/風間サチコ/樫木知子/熊澤未来子/鴻池朋子/近藤聡乃/指江昌克/染谷聡/棚田康司/束芋/天明屋尚/南条嘉毅/藤田桃子/町田久美/三瀬夏之介/宮永愛子/森淳一/山口藍/山口晃/山崎史生/山本太郎/山本竜基/吉田朗/龍門藍/渡邊佳織



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June 05, 2010

熊澤未来子展/ミヅマ・アクション: 生き生きとした白日夢、終末のアッケラカン。

kumazawa熊澤未来子展

2010年6月2日(水)〜年7月3日(土)
ミヅマ・アクション
目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931




約2年前の2008年10月に佃にある Gallery Art Compositionの個展で熊澤さんと出会った。そのアートピースは、生き生きとした白日夢を描いていた。終末のアッケラカン、という感じが好きである。その一年後、今度は第1回世田谷区芸術アワードを受賞し、その記念展示でもお会いした。二度の偶然を経て、今度は今度はミヅマ・ギャラリーで個展という誠に喜ばしい展開なのである。

しかも、本日開催から3日目でほぼ売約だった。我が事のように嬉しい。すべて鉛筆で描かれている。いつか話したように、いつかアニメを一緒に作りたい。


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春/ Spring [2010, pencil on gesso, mounted on panel 53.0 x 40.9cm]
ポン菓子/ Puffed Rice [2010, pencil on gesso, mounted on panel 162.0 x 130.3cm]
夕焼け/ Fiery Sunset [2010, pencil on gesso, mounted on panel 91 x 91cm]



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February 13, 2010

猛烈な勢いで食事をする最後の晩餐:熊澤未来子

bite美術手帖 2010年 02月号 [雑誌]
販売元:美術出版社
発売日:2010-01-18











今月発売の「美術手帖」に大好きな熊澤未来子さんが特集されている!熊澤さんの作品を最初に見たのは、2008年9月に佃のGallery Art Compositionの個展だった。何気なく入ったら熊澤さんがいてアニメの話を少しして、そして時がたった。そしたら今度は、2009年10月に第1回世田谷区芸術アワードを受賞した記念展示があり、そこでも雑談きた。不思議な因縁である。これからも、あの生命力漲るエルネギッシュな作品を見せてください。
kumaza

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November 23, 2009

すべてを貪り食らう人々

KUMAZAWA

第1回世田谷区芸術アワード「熊澤未来子作品展」
 
2009年10.27-11.8日
世田谷美術館 
世田谷区砧公園1-2 
03-3415-6011 

 

ちょうど1年前にGallery Art Compositionで個展をみてファンになった。夕暮れのギャラリーは人もまばらで熊澤さんと話すことができた。シャイな感じの、でもとても意志の強いクリエイティブをもっている。

鉛筆で精緻に描かれた作品はすべて巨大で、悪夢を描いているようで、その実、白日夢のような場面が続く。

回転寿司を奪い合う人々。町を荒らす買い自由のような人々。このなんたる欲望の強さ!草食系の時代の反論のようでもある。

今回も、同じような夕暮れの世田谷美術館をでたら、熊澤さんに会った。不思議な人だ。

kumakumnaza



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June 07, 2009

生きている食べ物のカーニバル

katsura 桂 典子『Le Carnaval de ces Enfants このこたちのカルナヴァル』

会期:2009年5月30日(土)〜6月13日(土)
休廊日:日曜日,祝祭日
営業時間:11:00〜18:00
Gallery art composition
中央区佃1−11−8ピアウエストスクエア1階

桂典子さんは、1988年山口県生まれの20歳で現在 武蔵野美術大学で油絵を専攻している在学生である。今回が初個展。Gallery art compositionは、以前にも熊澤未来子さんの個展でいったことがあるが、いつも個性的でキャラクター性の強い作家を紹介している。

桂さんの世界は、食べ物の素材に顔がある。非常にミニマムな世界の中に独特で滑稽で活き活きとした生きものがノッと顔をだしている。下記は、提携している上海のSGCAOサイトから抜粋。今週の土曜日まで急げ!

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October 12, 2008

動いて話し出す鉛筆画!

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" PARANOIS WORLD "  熊澤未来子

 

 

 

 

 

9月27日から開催されていた本展示をようやく観にいくことが出来た。佃の素晴らしいビル群の中に Gallery Art Compositionはあった。偶然、熊澤さんとお会いして話すことが出来た。熊澤さんの描く絵は、一枚で複数のストーリーを語ることかできる。何かの映画のキービジュアルであるかのようだ。案内のハガキを見た時の勘があたった!熊澤さんは物凄い才能豊かでシャイなアーティストなのである。

◇熊澤未来子(くまざわ・みきこ)
1983年愛知県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。
[受賞]第7回菅 楯彦大賞 佳作賞四席
[グループ展] 2006年、東京丸ノ内カウパレード

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← 『回転寿司』 

鉛筆・パネル  162×130.3 2008

回転寿司に美女が皿に乗って回転している。そこへ新橋のサラリーマンのような連中が必死の形相で品定めしている。

中には取っ組み合いの喧嘩も...。

 

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← 『最後の晩餐』 

鉛筆・パネル  123×158 2004

よーく考えたらこうなるな、最後の晩餐。髪の毛を引っつかまれながら魚を丸ごと食べようとする女性が圧巻。それまた包丁で刺して食べるの邪魔してる奴...。

 

 

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← 『二度寝』

鉛筆・パネル  112.0 x 162.0 2008

悪夢かと思いきや、二度寝 特有の朝のノンビリした夢は、不思議なシチュエーションの世界に誘い込まれる...。



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