瀬戸内寂聴

April 06, 2010

目に見えないものが見える!87歳同士の水木しげると瀬戸内寂聴

IMG_0007-kjuhthe 寂聴 第8号 カドカワムック 62483-25 (カドカワムック 322)
著者:責任:瀬戸内 寂聴
販売元:角川学芸出版
発売日:2010-01-15








瀬戸内寂聴さんが責任編集長の「寂聴」は今回で第8号。特集は「水木しげる -寂聴、水木プロダクションに行く!」ということで、意外にも共に大正11年生まれの87歳で同年。しかも初顔合わせなのである。

目に見えないものの大切さの話になり、水木大先生も「私も子どもの頃、のんのんばあ(近所の老婆で少年の水木に不思議な話を聞かせた)にお化けの話をたくさん聞いて、自然と『目に見えないけれど確かに存在しているもの』を感じて、ある種の畏れを抱くようになりました」と述べている。

tabloid_007 at 19:25|PermalinkComments(0)

April 20, 2008

人と人の奇なる縁がなす物語

奇縁まんだら
昨日、日経新聞主催で、本書の発売記念としてグランドプリンスホテル赤坂で瀬戸内寂聴さんのトーク&ランチが開催された。

日経新聞連載時から横尾忠則の挿絵に惹かれてすべて読んでいたので、これでまだ前編ときき、瀬戸内さんの文筆家との交友の広さに驚かされる。

内容的には、仏教の奥義など期待したものではなく、単に偉い文人でも普通の人よ、という世話話のようなものだった。だが、今年86歳になる作家からは 下世話な感じはなく、あくまで人との縁が人生の資産である、という姿勢に貫かれた会であった。



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