水上勉

October 04, 2009

精進した人だけが味わえる人生

MINAKAMI精進百撰 (岩波現代文庫)
著者:水上 勉
販売元:岩波書店
発売日:2001-01

 

 

 

 

1997年に出版された作家 水上勉が書いた精進料理の紹介本。...といってしまえばそれまでだが、水上は70歳(1989年)のとき心筋梗塞で倒れ、心臓が2/3壊死した。しかし、数年後復帰し、家族を捨て長野に移住。広大な土地を耕すために自身では運動に制約があったため駅前のフィリピンパブの女性たちに住まいを提供し、その代り畑を耕して精進料理を作りつづけた。

この生き方!この前向き!この溌剌な隠居!人生の夢かもしれない。その結果85歳(2004年)まで長生きした。

この本は大好きでずいぶんといろいろな友人にプレゼントしたが、気が付いたら自分の手元になくなっていたので古本で初出を買い求めた。これで安心。



tabloid_007 at 21:30|PermalinkComments(0)

April 06, 2008

自然に帰る作家

mina-2精進百撰
いまは亡き、作家の水上勉が晩年 心臓を患いひとり長野県小諸に移り住み過ごした。その際、駅前のフィリピン人の娘達に手伝ってもらい畑仕事をして収穫された野菜で精進料理を作ったのだった。

本書は、その素朴な素材を活かした料理を美しい写真付きで紹介するものである。昔、読んだ本だが昨日 人と雑談していて思い出した。岩波現代文庫からもでている。



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March 16, 2008

達磨の威風堂々

HAKU1白隠禅師夜船閑話
2月29日の日経朝刊の「江戸庶民の神仏」にいうコーナーがあり、あの白隠「朱衣達磨」が載っていた。すごい迫力である。あの眼力、あの悟り、あの威風堂々。

禅僧であった白隠(1685-1768年)は、江戸時代の高僧である。だから、その水墨画などは絵画として評価されているわけではなかったが、その力強いタッチの達磨のキャラによって永遠に美術史にも刻まれる存在となった。

本図は、八十歳を超えた最晩年の作品。HAKU2



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