横尾忠則

October 04, 2008

外人キャラの和風イラスト動画

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横尾忠則氏が1964-5年に制作したアニメ作品のDVD化。当時、草月アートセンターでの上映の一環として作られたらしい。中でも「堅々獄夫婦庭訓」という詠歌入りの田舎がたりのアニメのイメージの豊富さや色彩感覚に横尾さんの真骨頂がある。



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August 23, 2008

時間をかけて戻ってくる楽しみ

郵便少年横尾忠則
最近は、横尾忠則ブームが勝手にワタシの中にきている。郵便配達人になりたかった横尾氏が、知人や憧れの人に手紙をだして、思い思いの手紙を返送してもらう。それをそのまま出版したものである。

136人の各界のユニークな人たちの返信葉書は絵葉書ありの、ポートレートありの、言葉だけのものも面白い。本来二人だけのやりとりが明かされるだけでなく、出版される。うーん、この発想は面白い。手紙はプライベートなはずのものだが、パブリックになってしまう。その人の為だけに手間暇かけるところがアートに似ているのかもしれない。

↓ 谷岡ヤスジ         ↓ 楳図かずお

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↓ 久里洋二          ↓ 赤塚不二夫

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August 17, 2008

1回閉じておきましょうか?人生

隠居宣言 (平凡社新書 411)
横尾忠則さんの定義によれば、「隠居」とは他人からの指図を受けず、自分のオーダーよってしか生活しない人のことを指す。つまり、江戸時代のように猫を飼って、将棋をさしたりしている暢気な人の定義と一線を画するのだ。

また、隠居は死の準備期間としての心構えをする期間でもある。しかし、生は死から死へいくための過程に過ぎないのではないかと推測する。つまり、いまの生は過去に数限りなく生と死を繰り返しており、それはヒトという存在が未完だから繰り返さざるを得ないというのだ。魂の修羅場がこの生の場にしかないので、姿形を変え、完成を求めて今生にいる。

ワタシは運命論者ではないが、そう考えるとヒトの人生は、生の完成はなくても良いが、未完にさせまいとする足掻きの中で充足を求めるものなのかもしれない。



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August 03, 2008

すべて夢の皮で出来ている

YOKOO-3 横尾忠則展 『ネオロマンバロック』西武美術館

 

 

 

 

 

1987年2月3-25日開催されたまで展示会のカタログを入手。20年以上の前のものだが、バブルの前夜にあってなお重厚な色遣い。幻想的な色調。



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August 02, 2008

怪獣と仏像に凝った少年の歴史

MIURA-2 みうらじゅん公認 『みうらじゅん全一巻』編集会議別冊2002年6月

 

 

 

 

 

みうらじゅんのスクラップから何から何まで全作品を解説しているムック本。スキスキ対談が凄い。井上陽水/乙葉/横尾忠則 と言うわけで古本で購入。みうら氏の「横尾さんになるにはどうすればいいですか?」という問いに 横尾氏は、「僕は世の中に一人でいいよ」という即答はウケた!



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June 14, 2008

Y字路が示唆する脇道人生のススメ

『冒険王・横尾忠則』 世田谷美術館

 

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5月28日 (水曜日) のことは一生忘れないだろう。この日の前夜 行きつけのBAR「RAKE」 (西麻布) で美味しいカクテルを飲んだ。たった3杯しか飲まなかったのに、翌日は滅多にない二日酔いだった。
 

ワタシは、いくつかの原稿を仕上げると午後から世田谷美術館の本展を見にいった。胸騒ぎはしなかった。でも、横尾忠則展に行くか恩師であり入院中だった内田勝さんの見舞いに行くか悩んだ。横尾忠則さんと内田勝さんは、黄金期の週刊少年マガジンで9回も表紙デザインの仕事を一緒にしている。だから、まず横尾さんの展覧会が先だった。そして、図録を5月31日(土曜日)に内田さんにお見せしようと考えたのだ。

...しかし、5月30日(金曜日)...17時30分 ワタシは 内田さんの訃報を東大で聞いた...そこから 先はカオスだ。いまだに、カオスなのだ。とにかく、その場を離れてタクシーに飛び乗った!でも、飛び乗ったところでどこにも行く宛てはない... 止め処なく涙が溢れてくる。悲しいというより悔しい... 時間よとまれ!
 

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そこへ、目に飛び込んできたのが、左の光景だったのである。これは、水曜日に見た横尾さんの「Y字路」のモチーフと酷似していた現実の風景なのだ!

あまりにも似ているので、運転手さんに「ここで降ります」と告げた。

 

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横尾さんは、2000年に郷里の兵庫県西脇で、ふとした偶然からY字路に出会う。

複数のY字路を描いているが、左は「宮崎の夜 台風前夜」(2004年)という作品

 

 

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↑ 「深夜の晩餐」(2006年)

右手の警官が、中央で餌を食べる猫をシンメトリーにして泥棒らしき人物を追っている赤い夜の作品だ。

 

 

 

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↑ これは、偶然発見した前述の写真 (結局、この真ん中の焼き鳥屋にはいった。もともとは画廊だったらしく、出入り口は3つある) を元に、ワタシがコラージュしてみた。ワタシの作品は、人ではなくペンギンが右往左往しているのだが...

 

 

内田勝さんという 道しるべを失ったワタシは、いまだにY字路の前に佇んでいる。しかし、いつまでも くよくよしていられない。あるいは、左に進んでも右に進んでも、真ん中の建物が第三の道を示唆してくれるのかもしれない。そんな気持ちになりつつある。内田さんがいつも「脇道にこそ人生がある」という言葉を思い出し、ワタシは再び進もうとしてる。



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December 28, 2007

UFO談義はいまに はじまったことじゃない

YOKOO『週刊読売』昭和37年5月17日号150円

 

 

 

 

 

 

ワタシが生まれる3年前の週刊誌を吉祥寺のセレクト古本屋「百年」で購入。表紙のテザインが横尾忠則。特集は「空飛円盤の研究」である。この冊子、全部で24ページしかないが、目次をみると154ページまである。どういう謎だろうか?



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February 17, 2007

この荘厳さで魔人も退散

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吉祥寺ヴィレヴァンで発見!ガチャのYujin『タイムカプセル』シリーズでついに横尾忠則作品「魔除猫」と「大仏猫」が300円で入手できる。ガチャは既に子供のものだけではなく、広くアート心を満足させる精巧な一品である。
http://www.yujin-net.com/
http://www.yujin-net.com/timecapsule/tc15.html



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January 01, 2007

デザインに主張があった頃

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「コミックボックス」少年マガジン特集'99/1号

1970年5月24日号から9月13日号までの約3ヶ月半近く、少年マガジンの表紙デザインを9回分横尾忠則が手がけた。あしたのジョーから鉄腕アトムまで、きちんとアートになっている。しかし、実は10回目のデザインは没になったものの存在する。

1971年の新年号。赤地に金文字のマガジンロゴが入り、谷岡ヤスジのムジ鳥が「バカ、糞して寝ろ!」と絶叫している。

 

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