林文浩

May 20, 2012

[ QP: 個OYKOTHELASTTOKYO展 ]

4894984984[ QP: 個OYKOTHELASTTOKYO展 ]

2012.04/28-05/27
THE LAST GALLERY
港区白金3-1-11
03-6277-0084








雑誌『DUNE』の編集長だった故 林文浩さん(2011年7月に46歳で夭折)が経営していたギャラリーで開催。林さんが亡くなって存続を危惧していたが、2009年以来のアーティストQP氏の新作展示が行われほっとした。

新作は、フレームに中が鏡だったり、五円玉だったり、お札だったり、額縁がデコだったりとグラフィティ色はなく、造形の構成の面白さが際立っていた。

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また、今回は、前回の写真のコラージュ作品も暗室で再展示する試みもあった。
これらの写真はいまではほとんど原風景がない地上げ前の新宿界隈だっりた、忘れ去られた東京の片隅の風景である。

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QP氏は、時間の経緯をノスタルジックな気持ちではなく、現代に再構成することで未来への時間の図り方を提示しているのかもしれない。

tabloid_007 at 20:43|PermalinkComments(0)

September 11, 2011

【Libertin DUNE First Issue】 編集者 林文浩が遺した創刊号の最期。

IMG_0003-sLibertin DUNE First Issue (1)
アートデイズ(2011-06-03)











先日、急逝された林文浩さんが最後に編集した雑誌。創刊誌であり、遺言のような内容である。

林さんは、ほぼ同い年。パンクやアートをこよなく愛した。ソフィア・コッポラとの長い関係(彼女が21歳ときからの知己)。白金の秘密基地アートギャラリー「LAST GALLERY」で紹介をつづけたグラフィティアーティストたち(QP阿満都)の作品も紹介している。


この創刊号では、ソフィア・コッポラ監督の最新作「SOMEWHERE」の特集をしている。林さんは、彼女と最初にあった時に、ティーンを撮ったフォトブックだったという。林さんは最初の瞬間からソフィアのフォトグラファーとしての才能を見抜いていた。(下記、ソフィアによる撮影)

ソフィアは、いまも映画を撮る前に絵コンテならぬ写真コラージュを作るらしい。「SOMEWHERE」を作るときは、ブルース・ウェバーが90年代に撮ったマッド・ディロンがベッドにいる写真やヘルムート・ニュートンの写真。

エル・ファニング。ティーン特有の輝かしい光を捉えたショット。

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そして、下記はソフィア・コッポラの最近のお気に入りアーティストは、ニューヨークを拠点に活躍するマイケル・スコットの作品。

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こういう単に映画の紹介ということではなく、クリエイターの根源的な発想の源までしっかり取材して、そして自分の世界観の中に取り込む。こういうスケールの編集者がまた一人いなくなったことは非常に残念でならない。

林文浩さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

tabloid_007 at 10:15|PermalinkComments(0)

December 12, 2010

QP [La Querencia Peligrosa] Exhibition: Q is the best font of art.

QPQP [La Querencia Peligrosa] Exhibition

2010.1127-1226[sun.]
have a good time
3-1-11 SHIROGANE MINATO-KU









町に貼ってある家のグラフィティ・シールでお馴染みのQP氏ことLa Querencia Peligrosa氏の個展が[THE LAST GALLERY] (雑誌『DUNE』の編集長である林文浩氏が運営)の上に出来たセレクトショップ[have a good time]の一角で開催されている。

今回は、下記のようなQPロゴ一点一点を注文で制作してくれるという。当然『Q』を依頼しておいた!出来上がりが楽しみ!

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tabloid_007 at 08:30|PermalinkComments(0)

September 20, 2009

ファッション+マガジン+フォト

light  " LIGHT " 1996 (発行: BEAMS 編集 : 林文浩)

 

 

 

 

 

林文浩さんが白金でやっているLAST GALLERYで10年以上前に発行された"LIGHT"という写真とファッションの雑誌を購入。ソフィアコッポラが撮っていたりする。 



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August 01, 2009

ZINEが表現する新しい出版のカタチ

LASE1

Anarchy Book Center

2009年7月18日-8月4日
THE LAST GALLERY

東京都港区白金3-1-11

 

 

" RVST " (Books & Culture) が提供する既存取次が扱わない本、DVDを扱ったインスターレーション・ブックフェアが林文浩さんが運営するLAST GALLERYで開催されている。

これらの書物はZINEという。少部数の非商業的な冊子、マガジンの"ジン"という説明が多いが、最近では発表の場が限られているアート系フォトグラファーの新表現媒体になっている。だいたい12-20ページ程度で部数も10-20部。ちなみに、下記の名越啓介さんのジーン「少年少女ジャンプ」は、ED10で最後の1冊だった。12p 1,000yen ( A5 148×210mm )   

ZINE参加予定アーティスト
BNE, DEM, DENSE, DISKAH, DOPESAK, LPS, PAI, QP, SECT, VERY WANTO, ZYS, ピスケン, 半沢克夫, 名越啓介 他

LAST2NAGOSHI



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July 26, 2009

死と生の境界線にいきるチカーノ

nagoshiCHICANO チカーノ
著者:名越 啓介
販売元:東京キララ社
発売日:2008-07-18

 

 

 

 

DUNE No.33」(販売元:アートデイズ)の編集でお馴染みの林文浩さんが開廊した白金"LAST GALLERY"で秋に展示が予定されているフォトグラファー 名越啓介さんの写真集。チカーノとは、メキシコ系アメリカ人のギャングのことである。この何とも閉鎖的で恐ろしい集団を撮影できたのは、「KEI―チカーノになった日本人 (GUFT 0)」の著者であるKEI氏の口利きがあったからだという。

KEI氏は、八王子で暴走族、大人になってヤクザになり、ハワイで逮捕され、カリフォルニアで10年服役している刑務所内でチカーノと仲良くなる。名越さんの作品は、チカーノは生まれながらにギャングになるしかなかった民族への郷愁と家族愛もたっぷり描かれている。閉鎖的ゆえに濃い人間関係を提示している写真集である。



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June 14, 2009

キョートじゃないトーキョの映し絵

QP-1

QP:個OYKOTOKYOYKOT展
09.5.16.sat-6.22.mon(水曜休み)
13:00〜20:30

THE LAST GALLERY
東京都港区白金3−1−11
Tel:03-5422-9207

 

 

 

QP氏ことLa Querencia Peligrosa氏の個展が「THE LAST GALLERY」というギャラリーで開催された。このギャラリーは、雑誌『DUNE』の編集長である林文浩さんが白金に先月オープンさせたらしい。早速行ってきた。

原宿、渋谷界隈を歩いていれば必ず目にするQP氏のグラフィティー。しかし、今回の展示は、QP氏の写真をベースにしたミックスドメディア。

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↓ 本展示の目玉作品。"OYKOT" 鏡に映したTOKYOなのである。左側が新宿の今はなき、古い住宅。右側が団地。ガラス樹脂でコーティングされており、60kgほどの重量がある大作。フレームの下部には、タバコの吸殻や1円玉などが堆積してやはりガラス樹脂で固めてある。見事な作品だ。(下記、ネットより抜粋)

"OYKOTOKYOYKOT"
2009 / glass resin on photo collage
/201.7cm x 137.8 / 3,650,000 yen

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