東日本大震災

June 12, 2011

月刊「B-maga」(2011年6月号):福田淳 連載コラム「震災後の男女の在り方」

IMG_0001-S月刊『B-maga』2011年6月号
サテマガ・ビー・アイ(2011-06-10)











今月の私のコラム「考えるメディア」(No.109)は『震災後の男女の在り方』ということで、東日本大震災の人の心理状況の変化について考察してみた。

震災そのものよりも、その後 女性に起きた結婚症候群や元カレからのメール多発などについて社会不安が原因の事象は、平和ボケといわれた日常の大切さを再認識させたのではないか...。

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May 15, 2011

月刊「B-maga」(2011年5月号):福田淳 連載コラム「寄付先の先にあるコト」

IMG_0001-s月刊B-maga 2011年5月号
サテマガ・ビー・アイ(2011-05-10)
販売元:Amazon.co.jp











今月の私のコラム「考えるメディア」(No.108)は『寄付先の先にあるコト』ということで、東日本大震災の寄付金の先に関して何をどう考えるべきか考察してみた。

最初は、寄付金の行方を書くつもりだったが、日本赤十字や日本ユニセフ、もしくはNPOなど経由でお金を出す以上、人手や手間はかかるのは当たり前なのである。だから、100%寄付金や義援金がいかないとお怒りの方は、直接自分で迷惑にならない範囲で行くしかない。

そういう当たり前の話じゃなくて、時間が経つにつれ、寄付される側の態度がどうあるべきか強要するようなムードが醸成されつつあったので、復興の在り方の一つとして、被災者の自由でいいのではないかということを述べてみた。

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April 17, 2011

寄付先の寄付先 問題について

SAVE_MIND_480X854東日本大震災 復興支援
ケータイ募金サイト
SAVE MIND, 100 CREATION
since 2011.0314〜









以前、このブログでも紹介したが、311震災が起きた金曜日の直後の週末。私が関わるネット業界の動きは他のメディアと比較して圧倒的に迅速に動いていた。テレビの広域性と新聞の速報性、雑誌の機敏さよりネット・メディアは素早く立ち回っていたと思う。ツイッターをはじめとするソーシャルメデイアは、時としてデマを敷衍させたが、その自浄能力の高さにおいて、マイナスを余りあるポジティブさでカバーしていたように思う。

さて、週明けになって事態の深刻さ、長期性に鑑み、一斉に始まった募金活動の行方を考え始めた。集金の先にある具体的で実際的な寄付先について考察する必要がある。これが「寄付先の寄付先問題」なのだ。

Yahoo、mixi、GREE、はてな、ニフティ、DMMなどほとんどの"寄付先"は、「日本赤十字」である。しかし、事態の身近さを考えると、もっと迅速で実際的な寄付ができないかという感覚をもった人も多いと思う。阪神・淡路大震災の時の義援金(赤十字などからのお金を都道府県で構成する義援金配分委員会で決定する)は、総額1,788億円(東日本大震災で「日本赤十字」への義援金は1,304億円[4.13現在])で、1世帯40万円一律。芦屋のお金持ちも、尼崎の庶民も同額だったらしい。

確かに、フェアネスをどう考えるかというのは、団体の役割によると思う。しかし、NPOなどへの寄付金は、もっとフォーカスした使途でいいと思うのだ。

特に私がかかわっているケータイ少額募金(米国では、テキストメッセージを使った1ドル募金などが、ハイチ震災の時に役立った)は、課金の仕組みなどの問題で日本の現状では数千万円の規模にならない。

だからこそ、配布まで時間がかかる義援金より小回りの利く認定NPOなどへ寄付した方が良いのではないかと考えた。いろいろ調べたところ、人道的な活動をしているNPOを下記のようなところだった。(実際はもっとあると思う)

Civic Force                        気仙沼市
JENADRA Japan                仙台市(宮城野区、若林区 中心)
NICCO(日本国際民間協力会)   名取市・岩沼市。
シェア(国際保健協力市民の会)   名取市のクリニック拠点
AAR(難民を助ける会)             仙台市・石巻市・山元町
ワールド・ビジョン・ジャパン         宮城県登米市・南三陸町
シャンティ国際ボランティア会       陸前高田市(気仙沼・南三陸にも)
AMDA(アムダ)                     釜石市・大槌町

中でも、英国の大手ファンドレイジング[JustGiving](手数料10%+カード決済手数料約15%)を経由して寄付すると4月末までマッチング・ギフトがあり、手数料分(約25%)が控除されそのまま寄付される。さらに、認定NPOなら税制控除もある。

以上の理由から、私の場合は、[JustGiving]経由で[Civic Force]に寄付金を託すことにした。

いろいろな情報があるので、この機会にみなさんも「寄付先の寄付先」を考えてみてください。そして、良い情報があったら教えてくださいな!


追伸

私も関わっているNPO[ファザリング・ジャパン]は、ロックな理事長 安藤哲也さんが、何度か被災地にはいり自分の目でみた現地の不便を即解消するような活動をしている。衣食は足りてるが洗濯機がない、という場所に即座に現場で購入し提供。体温計がないと聞けば、デジタル、アナログ体温計を数十本購入し提供。こういう、わかりやすい活動は本当に頼もしい。 



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