杉本博司

February 03, 2013

Hermes Editeur COULEURS DE L’OMBRE by HIROSHI SUGIMOTO

GTFYDT (3)第3回エルメス・エディター
 「影の色」 杉本博司展
Hermès Éditeur COULEURS DE L’OMBRE by HIROSHI SUGIMOTO

2012年11月15日(木)〜12月31日(月)
メゾンエルメス8階フォーラム
中央区銀座5-4-1
03-3569-3300
主催: エルメスジャポン株式会社



昨年、良かった展示だったのに取り上げるの忘れてた。

「エルメス・エディター」とは、エルメスが現代アーティストとともに制作するアートプロジェクトの名称。

アーティスト・カレ(スカーフの名称)は、2008年に発表されたジョセフ・アルバースの《正方形へのオマージュ》にはじまり、2010年にはダニエル・ビュレンヌによる《Photo-souvenirs au carré - カレ:思い出のアルバム》、そして2012年6月には、スイス、アート・バーゼルにて杉本博司による《影の色》が発表された。

今回、その展示。(下記、紹介文から抜粋)

エルメスのジェネラル・アーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシィ・デュマは、2010年に杉本の東京のアトリエで、《影の色》プロジェクトを紹介された。

「それを目にしたときのことは今でも鮮明に覚えています。光の降り注ぐ広い空間の中央に、一点の曇りもない限りなく透明なクリスタルのプリズムが、床から天井までまっすぐに、まるで柱のように立っていたのです。それは一種の実験装置であり、まるでアトリエの白い壁に影が落ちるように、プリズムを通った陽光が毎朝、色にあふれた世界をつくりだすのです」

杉本はこの刻々と異なる表情を見せるグラデーションを、数年間、几帳面にポラロイドに収めてきた。その光をカレで実現したのだ。

杉本博司とピエール=アレクシィ・デュマは、シルクに転写する20枚のポラロイドを選んだ。20のパターンはそれぞれ限定エディションで7枚ずつ、合計限定140枚のカレが140cm x 140cm のサイズで生まれた。

美しい展示だった。スカーフの方はウェブで購入できる。
1枚7000ユーロ(87.5万円)

http://editeur-jp.hermes.com/editions/h3-hiroshi-sugimoto/couleurs-de-l-ombre.html

写真 2012-11-15 15 55 19



tabloid_007 at 10:07|PermalinkComments(0)