月岡芳年

August 14, 2010

BASARA展: アーティスト 天明屋尚による縄文土器からデコ電までをテーマ博にした!

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2010.08.04-08.07 
青山スパイラルガーデン/1F
 




自身がアーティストである天明屋尚氏がキュレーターとなり、あまり注目されてこなかった日本文化ならではのテイストをもった現代アートを紹介する展示のオープニングに行ってきた。

刺青からデコ・トラックまで侘び・寂び・禅からオタク文化まで、かなり幅広いキュレイトで賑わっていた。
本展のために天明屋氏が横尾忠則さんに会いに行ったという話を聞いて、その作品を楽しみに行ったのだが、残念ながら2007年の作品で既に見たものだった。その他の作品もほぼミヅマで見たものなど新作展示はなかった。スパイラルの夏の催しということで普段ギャラリーに行かない一般客向けだったのかもしれない。

アーティストによるテーマ博というコンセプトは面白かった。


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主催・企画・キュレーション:天明屋尚
出展予家:池田学/伊島薫/井上雄彦/井上裕起/上田順平/歌川国芳/河鍋暁斎/金理有/三代目彫よし/SHIGE/田附勝/月岡芳年/辻野裕明/天明屋尚/豊原国周/中島靖貴/成田久/野口哲哉/HITOTZUKI(KAMI+SASU)/松山淳/丸若屋+上出長右衛門窯/村山留里子/山口晃/横尾忠則

その他出展作品:印籠/織部茶碗/鍔/変わり兜/簪/縄文土器/煙草入れ/デコ電/族車/デコトラ他

出品協力:イムラアートギャラリー/エイテイ企画/甲冑・武具 MORISAKI/
株式会社Bijou/河鍋暁斎記念美術館/ギャラリー玉英/ギャラリー紅屋/
古美術祥雲/高橋コレクション/neutron tokyo/point of view co.,ltd/山本現代/有限会社アイティプランニング/有限会社宝満堂/有限会社ミスティ/和田画廊



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February 21, 2010

楳図かずおの「赤」が若い「赤」の理由

tsuki月岡芳年の全貌展―最後の浮世絵師ー最初の劇画家 (1977年)
著者:月岡 芳年
販売元:西武美術館
発売日:1977








先日、楳図かずお先生の特集雑誌「prints (プリンツ) 21 2010年春号」のインタビューの中で、楳図先生が月岡芳年の「赤」に言及していたので、改めて画集を眺めてみた。

確かに、指摘の通り晩年の作品になればなるほど、「赤」が「茶」になってくる。「赤」が描ける若々しさ、という点に注目していたのは流石!楳図「赤」がずーと「赤」くあり続ける活力の哲学を垣間見た気がする。

月岡 芳年(つきおか よしとし、1839年-1892年)は幕末から明治前期にかけての浮世絵師である。江戸川乱歩・三島由紀夫などが好んだため血みどろ繪・無惨絵ばかりが注目されるが、その画は歴史絵・美人画・風俗画・古典画・役者絵など幅広い。河鍋暁斎とともに歌川国芳に師事した兄弟弟子。

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