June 22, 2010
谷川俊太郎さんの朗読会: 昼には青空が嘘をつく 夜がほんとうのことを呟く間 私たちは眠っている 朝になるとみんな夢をみたという
62のソネット+36 62 Sonnets+36 (集英社文庫)
著者:谷川 俊太郎
販売元:集英社
発売日:2009-07-16
先週末、イラストレーターの斉藤美奈子ボツフォードさんが鎌倉に作ったギャラリースペース:Happy-Go-Luckyの杮落しで、詩人の谷川俊太郎さんの朗読会&パーティがあり招待された!
20人くらいの小規模パーティで谷川俊太郎さんが半世紀以上前(1952年)につくった詩を朗読。何という贅沢!続いて、その翻訳者であるエリオットさんも谷川作品を朗読。最高の一夜だった。
朗読して頂いた詩(「62のソネット+36」1952年)の一節で、下記のようなところがあった。
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昼には青空が嘘をつく
夜がほんとうのことを呟く間私たちは眠っている
朝になるとみんな夢をみたという
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ご本人の解説によれば、昼は夜の真実を隠しており、夜こそが世界の、宇宙の、すべての、真実がわかる存在であるとのこと。
昼は、青空で深遠なる宇宙の深みや真実を多い隠している。
なるほど、青空より夜空を長く見てしまうのは真実への探求だったのだ。星が青空によって見えなくさせられていたとは、まさに言葉の力である。
↓ 自慢のツーショット。