January 19, 2008
手は、人間の触覚
『手について』(著:安部公房) 1973年
1972年1月6日読売新聞朝刊に掲載されたコラムを、その翌年1973年に975部の限定で、プレス・ビブリオマーヌから刊行された稀少本である。市場価格が3万円以上のものをヤフオクで安価に入手することができた。
装丁も掌をデザインし、指輪のスケッチの宝石部分は刳り抜いて、ルビーやエメラルドをイメージした紙が張られている。
人間の視点は、すべてを平等にみているわけではなく、見たい箇所のみ取捨選択してみるものだという。モノの見方について言っている。見えないところをみようとしたり、見たいところだけみようとしたり、それが「手」が教えてくれる教訓なのだろう。
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