April 19, 2009
グニャグニャは自然の中に棲む
古本で入手。バカボン父子の黄色い表紙が鮮やかで、楳図かずお先生と横尾忠則さんが対談していたので、読んでみたかった。以下、対談のポイント抜粋。
楳図 「文明社会が「直線で構成されているとすれば、自然界は「曲線」で形作られている。その曲線に引き込まれる恐怖ですよね。タテとかヨコが便宜的につくられたものだとすれば、ぼくは生命力を感じさせる「ウネウネ、グニャグニャ」してものに惹かれるんです。生命力は原始的な部分と結びついて恐怖はそこに宿っているんです」
横尾 「人間の中にあるモヤモヤした不透明なもの、言語化できないものを楳図マンガが代行して出してくれるからこそ面白い。自分の中にある見たくないもの、それこそ「恐怖」をみてしまえば、逆に解放される」
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