安部公房

December 24, 2007

あべこべな安部公房の世界

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安部公房展[没後10年]

 

 

 

 

 

 

年末で屋根裏を掃除していた。2003年9月に世田谷文学館で開催された「安部公房展」のチラシやら新聞記事やらポストカードがでてきた。

安部公房の小説すべてが大好きだが、文学だけでなく実に多彩な人だった。特にカメラには非常に興味があり、「箱男」では自分の写真を挿入している。

KOBO-2改めて、ポストカードをみると、「死」「ゴミ」「忘れ去られた人」「廃墟」などが氷漬けになったような写し撮れられている。

http://w1allen.seesaa.net/



tabloid_007 at 21:47|PermalinkComments(0)

June 09, 2007

安部公房の鉛筆画!『エディプス』

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『世紀画集』1950年

 

 

 

 

 

 

前述の岡本太郎の展示で知ったのだか、小説家・安部公房が1950年に桂川寛・勅使河原宏たちと作った叢書「世紀画集」7冊の実物を見ることが出来た。

中でも左上から、なんと安部公房自身が色鉛筆で描いた「エディプス」。右上が勅使河原宏「不思議な島」。左下、鈴木秀太郎「オブヂェ・ポデスク」。右下、桂川寛「磔刑(はりつけ)」とたいへん貴重な作品群である。このような歴史的にもアート界にも重要な資料が、今日のブログで紹介できることは価値があることと思う。

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tabloid_007 at 19:02|PermalinkComments(0)

朝は夜より いっそう暗い

okamoto1『世田谷時代1946-1954の岡本太郎』
戦後復興期の再出発と同時代人たちとの交流

 

岡本太郎(1911-1996)は、18歳で渡仏し、パリ画壇でも頭角を現わしたが、戦場に送られ4年半従軍。復員後、1947年に世田谷区・上野毛にアトリエを構えて、そこで画家として再出発を図る。本展では、青山にアトリエを移すまでのこの世田谷時代に焦点を絞って代表作の展示とともに、美術から文学にいたる同時代人との交流にも展示をさいている。
http://www.setabun.or.jp/okamoto_taro/okamoto.htm

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March 18, 2007

燃えつきた地図の裏側に真実がある

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勅使河原宏の世界 DVDコレクション

 

 

日活が運営する衛星放送『NECO』で先月からかなり体系的な勅使河原宏監督特集をやっている。

当時、勅使河原は、岡本太郎から安部公房を紹介され、「おとし穴」「白い朝」「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」など安部原作作品を撮り続け、ほとんどの経歴を占めたものの、晩年は「利休」「豪姫」など本来の生け花の家元として関心のある分野にも手腕を発揮した。

TE2それにしても、数年前 調布で安部公房関連の映画祭があったおりにも、勝プロ制作の「燃えつきた地図」のプリントの状態が悪く色褪せが酷かったが、今回はデジタルリマスターのようで、安心した。



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