南Q太

December 15, 2008

大人にならないとわからないことがあるということを否定していた

Qピンクペッパー 1 (1) (Feelコミックス) (Feelコミックス)

 

 

 

 

南Q太作品は、ずいぶん読んでいる。とくに、「あたしの女に手を出すな」なんか好きだ。日常的な男女の営みの中にふと、凹みを発見するような感覚の作品。

しかし、最新作は42歳のバツイチ彼との生活をギリギリ所帯じみたタッチでなく描いている。40歳過ぎてやっとわかること、をテーマにしているが、ワタシも自分が43歳になってわかることがやたらあるので、共感できる。

例えば、以前ほど自分が急いでいない。だから、エレベーターでは余裕で「開」ボタンを押していることができる。すると、女性が必ず会釈してくれる。オッサンは当たり前みたいな顔してる。最後までボタン押していると、エレベーターでも銀河鉄道999の車掌みたいな大人な気分になれる。あの車掌が大人かどうか不明だが...。



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May 04, 2007

どうしようもない晴れ間

こどものあそび
大好きな南Q太の短編集を遅まきながら読んだ(初版2003年)。8編収録されているが、すべてFEEL YOUNGに2000-2002年に連載された読みきりである。ここにでてくる主人公の女性たちは大概プータローだったりするのだが、外からのきっかけで何かに目覚めるけどスグには対応できないという特徴を持つ。気付きが大事というけれど、本当は人は気付きだらけの日常を送っていることがわかる。だから、気付きが大事じゃなくて、気付きのその後が大事ということなんだ。http://www.shu-cream.com/book_minami.q01.html



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