September 15, 2008
バイオリンが奏でるプエルトリコのボクサーのコト
武満徹の世界
先日あるアニメの企画コンテをみていたら、突然 世界的な音楽家である武満徹のLPを思い出した。それは昔もっていたのだが、いつの間にか紛失したのだが、勅使河原宏が監督した映画のサントラばかりが集められたLP作品だった。勅使河原作品のだけでも8作品ある。『サマー・ソルジャー』や『砂の女』などの前衛的作風から、『他人の顔』のワルツ、『利休』でのアジアっぽいものまで多彩な音がある。
しかし、今回突如聞きたくなったのはボクサーの「ホゼ・トーレス」(Jose Torres) のテーマ曲である。ホゼ・トーレスは、勅使河原監督がニューヨークを訪れた際に知りあったプエルトリコ出身のボクサーのドキュメンタリー映画。そのアニメ企画と映画の内容がリンクしているわけではないが、その何とも荘厳な感じがイメージできたのである。