佐藤優

October 26, 2008

知の巨人の鼎談は面白い

SATO-2国家と人生―寛容と多元主義が世界を変える

 

 

 

 

 

割と好きな感覚をもたふたりの対談集。竹村健一の天邪鬼的な視点と佐藤優の膨大な知が、サスペンス映画をみるような舞台裏を垣間見せてくれる。いろいろ面白いエピソードはあるが、日本のヤクザの哲学を一番鋭く書いた本が、テレアビブ大学のヤコブ・ラズという日本学科学部長の『ヤクザの文化人類学―ウラから見た日本』というのがおかしかった。ラズ氏、テキヤの親分の弟子になって日本全国をまわりヤクザの内在理論を分析した。

こういう面白いことを知っている人が面白い。



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January 14, 2008

地獄をみた官僚の清んだ人間論

4104752037インテリジェンス人間論

外務官僚であった(いまも?)佐藤優氏の新刊は必ず読みたくなる。このどうにも、哲人然とした風貌と役人のもつ精緻な地頭の良さに引き込まれてしまうのだ。

国家にとっての悪は正義にすりかえられてしまう、という一見映画のような現実のリアリティに圧倒され怒りもわく。

その検察の罠を告発するというにとどまらず、その先の人生を人間論やその後の人間関係の洞察に費やしたのが本書である。悲観を潜り抜けた諦念は、いまもポジティブエネルギーを発し続けているとみた。



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August 12, 2007

地球を斬るように見るための周辺思考

地球を斬る
最近、佐藤優の本を見かけると買ってしまう。そのロジカルシンキングの刺激が、外務省への怒りに変わる。そして、その単純な怒りは、国民が自分が情報操作されていることの不甲斐なさに転嫁する。

北朝鮮と米国が歩み寄る背景にはイラン対策があるわけだ。北朝鮮は外貨になれば誰でも良いわけだ。中東情勢の不安定にこれ以上拍車がかかってはならない。だから、外交のプロの見識が問われる。その見識はインテリジェンスの目利き、ということになる。そのような地政学的な視点を身につけた作者には、北朝鮮を懐柔するためには、ロシアの視点が大事だと映るのだ。

読者としては我々も佐藤氏の論拠を丸呑みしないで、複眼嗜好でそれらの反論を反芻すべきと思う。



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July 22, 2007

伏魔殿の内部をお見せします!

反省 私たちはなぜ失敗したのか?
奇しくも、更迭された田中真紀子に伏魔殿と称された外務省の被害者であり、被告人でもある鈴木宗男と佐藤優が「反省」をキーワードに外務省の悪事を実名入りでたっぷり披露する。

面白い、と思った後 怖くなる。日本の中枢がここまで病んでいるのか...。



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