京都

March 20, 2009

無我夢中の巨大な猿、鯉、象たち

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無我夢中―落書きか、入れ墨か、アートか
著者:木村 英輝
販売元:淡交社
発売日:2009-03

 

 

 

 

先週の日曜日、京都の高島屋にいってきた。絵描き 木村英輝さん(アーティストなどという呼び方は嫌いだそうだ)のライブペイント& 作品集発売の記念イベントがあったからだ。

相変わらずの爽やかな毒舌ではじまったトーク。木村先生は、画廊も美術評論家も大嫌い。みんなに観てもらって、喜んでもらいたい。だから、動物園やレストランに巨大な絵を描き続ける。今回も木村ワールドは迫力満点の色彩だった。

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December 17, 2008

妖怪総出演の絵巻が眠る京都古本屋

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百鬼夜行絵巻「百鬼ノ図」 2008/12/17配信記事より

国際日本文化研究センターの小松和彦教授(民俗学)の調査で擬人画「鳥獣戯画」などの影響を受けた百鬼夜行絵巻「百鬼ノ図」が残されていたことが分かった。

小松教授は「現存最古とされる室町期のもの以前の絵巻の影響を強く受けており、多様な妖怪の原点解明の手掛かりになる。筆致や絵柄から室町期の絵巻の模写の可能性が高い。現存最古の百鬼夜行絵巻は、同時代に描かれた大徳寺真珠庵所蔵の「百鬼夜行図」(重要文化財)。室町期に描かれた古道具の妖怪に特化しているという」としている。京都国立博物館の若杉準治列品管理室長の鑑定によると、百鬼ノ図は江戸前期に描かれた。

百鬼ノ図は、長さ約7.2メートル、幅約0.3メートル。2007年に京都市の古書店で発見。烏帽子(えぼし)をかぶったカエルや僧侶姿の格好のトラや生活道具、五輪塔などの妖怪が躍動する様子や、うねる黒雲が妖怪をのみ込もうとする場面が描かれている。



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December 15, 2008

さて、大山崎へ行こう!

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「さて、大山崎」山口晃展

 

 

 

 

 

ワタシの生まれ育ったところでもある京都府大山崎町「アサヒビール大山崎山荘美術館」で、山口晃さんの展覧会があったので、行ってきた。

大阪と京都の境目にあり、サントリーの工場もある。それだけ水が綺麗なのだ。すべて天王山の湧水で作られている。竹の子の産地としても有名。紅葉も始まっていた。

◇開催期間 2008年12月11日〜2009年3月8日
問合せ先 アサヒビール大山崎山荘美術館 075-957-3123(総合案内)
概要 山口晃(1969〜)は日本の古美術やマンガからインスピレーションを受け、大胆かつ緻密な描写により、過去と未来が交錯するかのような情景を描き出します。関西初の個展となる同展では、大山崎にゆかりのある千利休や「天下分け目の天王山」として知られる山崎の合戦からの着想を織り交ぜながら、独自の発想に磨きをかけ、茶や戦に関わる新作絵画などを展示。また、初公開となる山口版の洛中洛外図である「邸内見立 洛中洛外圖」、大山崎の交通網を山口得意の鳥瞰図スタイルで描く「大山崎交通乃圖」、山口流の見立てを効かせたドローイングなども出品されます。

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June 01, 2008

生きるのにロックが必要だった時代

MOJO WEST―つっぱり野郎とアーティストたちのロックパラダイス
現在、京都でアーティスト活動をしている木村英輝さんは、70年代サイケの仕掛け人であった。その時代の空気、人間、企画のすべてを記録に残すべき作成された本である。ウッドストックに酔いしれたプロデューサーたちは、富士山の麓で「富士オデッセイ」を企画した。その日本側のコーディネーターが木村さんだったのである。ロックは、音楽ではない。誰もが時代に参加したかった。そしてそれは誰でも参加できることを実現するためにロックが必要だったのだ。

富士オデッセイは、頓挫したがそのDNAは、後年MOJOフリーコンサートとして5年間も国産ロックフェスの基礎をつくったのだ。



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May 18, 2008

青蓮院、サイケと出会い融合

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アーティスト

木村英輝

 

 

 

 

キーヤンこと木村英輝さんのことは、橘川幸夫さんから数ヶ月前にきいて、興味をもった。

時代はウッドストックの70年代。キーヤンは、日本でサイケなどロックイベントの先駆的な仕掛け人だった。当時からユニークな連中は、京都にいたのだ。そんなキーヤンが、絵を描き出して二年足らずの還暦を前にした2004年に、青蓮院の白書院、華頂殿に六十面の襖絵を描いた。「本金、岩絵具、膠に漆といった伝統的な画材にこだわらず、現代の画材、アクリル・ガッシュとネオ・カラーで描きたい」「もし、俵屋宗達や伊藤若冲が現代に生きていたら私と同じ考えの筈です」とご門主に伝え実現した。

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May 13, 2008

目にみえるコッカのカラフル

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『木梨憲武 色の世界展』

 

 

 

JR京都伊勢丹にて、タレントの木梨憲武さんのアクリル絵画を中心に約100点の本格的な展示会があり、行ってきた。タレント活動が共同作業だとすると、アートの仕事は、ごく個人的な仕事ということになるのだろうか。

それにしても、この色彩感覚のユーモアは、タレント活動あってのアートなのかもしれないと感じた。とても、居心地良いデザインにちょっとした子ども心が潜んでいて、ふわっとする体験だった。

開催日時. 2008年4月26日~5月18日

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