マイケル・ダグラス

February 25, 2012

映画「トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合」人の人生を無茶苦茶にする役なら、アダム・サンドラーよりオーウェン・ウィルソンの方が良い!

You-Me-and-Dupree-461d3a56トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合 [DVD]
出演:ケイト・ハドソン
ジェネオン・ユニバーサル(2011-09-02)










appleTVでザッピングして見つけた2006年のアメリカ映画。当然、日本劇場未公開。もう、完全に赤文字系(ハリウッド・コメディのキービジュアルで必ず使われる白地に赤フォント映画の総称...勝手にそうよんでる)で観る気まんまん。

メンバーがいいね。

ケイト・ハドソン!(毎回いうけど、お母さんの時代から映画全部みてる)、オーウェン・ウィルソン(人の生活を無茶苦茶にするなら、アダム・サンドラーより良い!)、マット・ディロン(将来はケビン・ベーコンみたいな役柄を選択していくんだろうなぁ)、マイケル・ダグラス(今後もバブルっぽい役をお願いします)

ストーリーは、ハワイで挙式を挙げたモリー(ケイト)とカール(マッド)は新婚生活を夢見ていたが、カールの親友ランディ(オーウェン・ウィルソン)が家と仕事を失い、二人の新居に居候を始めた。

...というだけの話だが、邪魔者が愛とは何かを教える...という程 シリアスではない。こういう軽い話が好きなのは、アメリカ人が日本人よりも映画を観ることが日常になっていると感じるからだ。日本人は滅多に映画館行かないから、1つ1つの感想が厳しい。でも、2時間過ごすのに、ディズニーランド並の娯楽を期待をされても困るんだよね。だから、こういう“軽さ”でいいんだ。

なかなか、いいセリフもあった。自暴自棄になっているカールに親友ランディが語る場面。

「最近のお前は、輝きを失っている。“カールらしさ”(Carl-NESS)はどこへ行ったんだ?」

「カールらしさなんて、もともとないよ。そんなの造語だろ。俺は単なるカールさ」

「“カールらしさ”の“らしさ”は、動詞で、接続詞で、前置詞であって、かつ哲学でもあり、生き方なんだよ。」

他人に振り回されず、自分がどうしたいかが大事なのである。こんな小さなコメディ作品でも、よーく見ると「なるほど」と思うことがある。



tabloid_007 at 11:18|PermalinkComments(0)

February 12, 2011

[Wall Street -Money Never Sleeps]:Greed is good !

Wall-Street-Money-Never-Sleeps_aa52cc4cウォール・ストリート  [Blu-ray]
配給:20世紀フォックス
監督:オリバー・ストーン
出演:マイケルダグラス










前作の『ウォール街』(原題: Wall Street)は、1987年に米国で公開された。もう、23年前の話だ。ワタシが社会にでたのが1988年。その後日本はバブル社会への移行していく。時代を予見したかのような作品だった。

四半世紀経って、バブルは弾けリーマンブラザースは倒産し、世界同時不況の真っただ中にある。前作でインサイダー取引で逮捕されたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が8年ぶりに服役を終え社会復帰するところから続編ははじまる。実は、前作も同じオリバー・ストーン監督。

結局、マネーゲームというのは、景気が良かろうが悪かろうが、ずーと続くということだろうな。投機そのものが価値になり、事業の成功の可否は二の次になる。まさに本末転倒とはこのことである。

閑話休題。マイケル・ダグラス扮する[GEKKO & CO.](ゲッコー・アンド・カンパニー)の経営者ゴードン・ゲッコーのモデルは、実在の投資家アイヴァン・ボウスキー(Ivan Boesky)なのだ。映画と同様アイヴァン・ボウスキーは、第1級のアートコレクターなのである。その娘 マリアン・ボウスキー(Marianne Boesky)は、ニューヨークに素晴らしいギャラリー[Marianne Boesky Gallery]をもっており、奈良美智も所属アーティストの一人である。

それと、劇中ジョシュ・ブローリン扮する事業化ブレトン・ジェームズのオフィスに貴重なゴヤの絵と並んでウォーホルやキース・ヘリングのアート作品が飾ってあったのはいかにもニューヨーカーらしいセンスであった。



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October 31, 2010

DVD『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』 : 幽霊が教えてくれる自分の過去恋愛はビュアだったりする。

ghostsofgirlfriendspast1_largeゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト [DVD]
出演:マシュー・マコノヒー
ワーナー・ホーム・ビデオ(2010-04-21)











いわゆる、ハリウッド映画の赤文字系(ロマンチック・コメディ)である。最近は、ハリウッドも保守化が進んでいるのだろうか。英語圏でしかヒットが見込めないコメディ作りが盛んである。つまり、アクションなどは世界共通マーケットで売れるが、コメディは文化や慣習に根ざした面白さを必要とする場面が多く、世界共通というわけにはいかない。英会話が多少出来てもジョークがわからないのと一緒である。

本作、『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』(Ghosts of Girlfriends Past)は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの中編小説『クリスマス・キャロル』を翻案した作品で日本劇場未公開。DVDがワーナーから発売されるも、WOWOW放送時には『ゴーストたちの恋愛指南!』ってなタイトルに早変わりしたりする。何とも、扱いが残念な作品である。

出演者 マシュー・マコノヒー扮する人気カメラマンはプレイボーイ コナー。 女にモテるが誠実さの欠片もない。ある日、コナーは弟ポールの結婚式リハーサルで幼なじみで初恋の相手であるジェニー(ジェニファー・ガーナー)と再会。
そんなコナーの前に、親代わりだった色恋の師匠 亡き叔父ウェイン(マイケル・ダグラス)が亡霊として現れる...。ね?面白そうでしょ。寒い夜にどーぞ。



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