ブラックジャック

September 22, 2009

未来が現在であることのメッセージ

tezuka-s 生誕80周年記念特別展「手犲C酖検遡ね茲悗離瓮奪察璽検繊

2009年4月18日-6月21日
東京都江戸東京博物館
1階 企画展示室
東京都墨田区横網1-4-1

 

 

 

そういえば、数か月前だが手塚治虫 生誕80年を記念した大展示会にもいった。

↓ 下記が、展示のまとめ。よくまとまっている。

手犲C遒蓮日本における「ストーリーマンガ」のパイオニアとして、また「テレビアニメーション」の創始者として昭和の時代に活躍し、その生涯においてマンガ作品約 700 タイトル(原稿枚数約 15 万枚)、アニメ作品約 70 タイトルという膨大な作品を創出しました。そして、それらの作品群は同時代に生きる人々に多大な影響を与え、現代の文化、芸術、科学へと影響を与えました。
本展は、直筆のマンガ原稿やアニメーションの資料、愛用品などで構成され、手犲C遒寮験兇修靴萄酩覆鮓‐擇垢襪閥Δ法 彼の作品から影響を受けたアーティストや作家の活動など、現代に継承される手塚作品もあわせてご紹介します。

...ということで、赤塚先生の生涯枚数が8万枚。石ノ森先生が16万枚。いまの漫画家では考えられない分量の作品をかつての巨匠たちは描き続けていたのだ。量が質に転化する。手塚先生は、1989年2月9日胃がんで亡くなる直前まで連載していた「グリンコ」(下記左)に取り掛かっていた。最期の言葉は「頼むから仕事させてくれ」であったという。この未完に終わった「グリンコ」の直筆原稿も展示されていた。

GRINGORIBON



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July 26, 2009

永遠の命を追い求める一瞬の生

FIRE火の鳥 2・未来編
著者:手塚 治虫
販売元:朝日新聞出版
発売日:2009-05-20

 

 

 

 

手塚治虫 生誕80周年記念の一環として「火の鳥」が雑誌連載当時の大判で復刻した。チャンピオン世代だったワタシは、小学生の時に「ブラック・ジャック」と出会い、京都の手塚治虫ファンクラブに入会した。その後、講談社の400冊にも及ぶ全集をも蒐集した。手塚作品の初期のまるっこいストーリー漫画から大人向けのエッチなものまで貪るように読んだ。ただ、「火の鳥」だけが難しくて当時は面白さがわからなかった。

だから、大人になったいまこそじっくり読みなおすべきと思ったのだ。まだ全巻通読したわけではないが、全編を通じて仏教の転生輪廻の考え方が根底にある。死を受け入れることによってしか生を享受できない。生の一断面が死であるのかもしれない。永遠とは、死をもって終わることを受け入れることなのではないのだうか。



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October 05, 2008

70年代マンガはワタシの教科書

BAKABON-9 70年代マンガ大百科―こんな名作・快作・珍作があったのか! (別冊宝島 (288))
宝島のムック本。「最終回シリーズ」や「このマンガがすごい」など切り口が斬新な企画である。本書は、1996年12月に発売されて、ずーと売れているそうだ。古本屋でもよくみかける。70年代のマンガは、ジャンプの前夜。マガジン&サンデー全盛時代である。原作、劇画マンガにはじまりギャグからSFまでジャンルカテゴリーが限りなく広がった年代でもあった。突然、秋田書店の「週刊少年チャンピオン」からヒットが連発したのも記録されるべき歴史であろう。手塚治虫氏が本格劇画に挑戦した「ブラック・ジャック」八丈島のキョン!の「がきデカ 」や大流行したギャグマンガ「マカロニほうれん荘」 藤子(A)先生の「魔太郎がくる!! 」 怖い「エコエコアザラク」など列挙に暇がない。本書はワタシの年代にとってのマンガ教科書である。



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August 23, 2008

平成に生きる昭和のパッケージ商品

ボクのまんが記 (シリーズ昭和の名作マンガ) (シリーズ昭和の名作マンガ)
朝日新聞が「シリーズ昭和の名作マンガ」ということで、滝田ゆうや上村一夫などの作品と同時に手塚治虫の自伝的な作品を書籍化した。先日、ブログで紹介したオンデマンドマガジン『手塚治虫0マガジン』の藤子不二雄(A)先生の編集版とラインナップが重なっていて面白かった。

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July 21, 2008

オンデマンド・マンガの新しい提案

TEZUKA-1オンデマンドマガジン『手塚治虫0マガジン』

 

 

 

 

 

先日、ブックフェアがあり、手塚プロダクションのブースで面白い企画を見つけた。手塚治虫の900作品(今後も拡充予定しらい)をネットや冊子の中から自分でセレクトして1冊のリアルな本として製本することができる。バックエンドは、オンデマンド出版の草分けコンテンツワークスかやっている。自分の好きな作品の選集をたったの1,600円で楽しめる。

さらに iTUNE でいうところのセレブリティ・ミュージックと似たコンセプトの企画もあった。それは、手塚ファンの著名な方々が手塚セレクションをやっているのだ。ワタシが購入したのは、藤子不二雄(A)先生のセレクト本である。収録エピソードは「紙の砦」「フィルムは生きている」の2作品で、手塚先生との関わりやアニメへの情熱など藤子先生の関心領域と重なる選択で 興味深かった。



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April 13, 2008

ルンチャイと野ブタの物語

BUDDA1 『ルンチャイと野ブタの物語』 手塚治虫

 

 

 

 

 

 

祥伝社新書の「家族―手塚治虫傑作選 」に収録されている本作品(短編)は、ブッダの外伝で雑誌掲載後、まったく単行本化されていない幻の作品である。

子供は嘘をついてはいけない、という教訓話ではなく、母と子の転生輪廻に及ぶ愛情を表現した傑作である。



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死の直前に笑う気迫

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『笑い』 作:手塚治虫

 

 

 

 

先日、川崎市市民ミュージアムにいった時、はじめてみた。

warai-1手塚治虫氏が亡くなる(1989年2月9日没) 半年前(1988年8月27日)に創作した『笑顔』は、このミュージアムが1988年11月1日から開催を予定していた「特別展 手塚治虫の世界」(-1989年4月23日)のために創られたものだ。

高さ約4メートルのこのオブジェは、人が近づくと内部から光が点滅し、笑い声が流れる。モチーフは埴輪であり、裏側にはちゃっかりとヒョウタンツギが描かれているのが可笑しい。

 

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この死を目前にした気迫と諧謔。是非、川崎に行くことをお薦めします。合唱。

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http://www.kawasaki-museum.jp/



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