デミアン・ハースト

January 31, 2010

解剖学の発展に寄与したアートは、人間の内側も見つけた

IGAKU「医学と芸術展」
生命と愛の未来を探る〜ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」

2009.11.28-2010.02.28
森美術館
六本木ヒルズ森タワー53階







本展は、科学と芸術が出合う場所としての身体をテーマに、ロンドンのウエルカム財団所蔵の医学資料や美術作品に現代美術作品を加えたテーマ展示。英国ロイヤルコレクション所蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図3点の展示公開をキャッチにしている。

写真発明の前夜、解剖学の発展に、写実的な描写は医学の進歩に欠かせなかった。しかし、そこは人間のやることである。恣意的な要素がいつしかアートとしての別の発展も遂げたのである。

ワタシの関心はもっぱら後者の方の現代アートである。だから、松井冬子さんや やなぎみわさんの作品を見たら、それで満足した。

MATUIYANA



tabloid_007 at 17:18|PermalinkComments(0)

June 08, 2008

文学の英国から美術の英国へ

turner-1"THE TURNER PRIZE"

英国美術の現代史

ターナー賞の歩み

 

 

 

1984年にロンドンのテートギャラリーで始まったターナー賞は、50歳未満の英国人アーティストを対象にしたコンテンポラリーアートのプライズである。毎年4人の中から1人だけ優秀賞がおくられる英国では国民的な行事にまでなっている大きな賞である。今回その25年間の歴史が六本木ヒルズの森美術館で展示されている。

中でも目玉は、1995年に受賞したデミアン・ハースト (Damien Hirst) の『母と子、分断されて』という牛をアルギニコハク酸で漬けた大型作品である。圧倒的な存在感。本賞は、英国のみならず世界的なアーティストを生み出したわけである。

↓ Turner Prize 2007 Winner. Mark Wallinger. Does a bear?



tabloid_007 at 23:47|PermalinkComments(0)