デニス・ホッパー

June 01, 2013

映画【チョイス! 】(出演 ケビン・コスナー、デニス・ホッパー)

Swing-Vote-e1fe4592チョイス! [DVD]
出演:ケビン・コスナー、デニス・ホッパー
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)(2010-02-24)











劇場未公開作品。

お話。
ニューメキシコ州のテキシコという地図にも載らないような小さな町で卵検査官の仕事をしている冴えない男バド。巷では現職のブーン大統領とグリーンリーフ氏による大統領選が話題となっていたが、全く無関心のバドはいつも行きつけのバーで飲んだくれている。そんな彼とは対照的に愛国心の強いしっかり者の娘モリーは、投票日にバドの名前で票を入れてしまうのだった。しかし、この時停電が起きたせいで、モリーの投じた票が未処理のままに。やがて開票の結果、両候補が引き分けとなり、バドの票で勝敗が決まる事態となる。根回しにやってきた両陣営だけでなく、世界中のマスコミが家に押しかけ、呆気にとられるバド。一躍注目の的となった彼は、この渦中に置かれる内に心を入れかえ、大切なことに気づいていくのだが…。

1票の大切さをそのまま映画にしちゃった。

大統領も候補も、飲んだくれの彼のわがままに振り回されて政策を変えるのだが...これは実際はコメディじゃないんだろうな、とか思いながら観た。

政策の妥当性って最大公約数だけじゃないんだろうけどもそのあたりの政治的な勘どころって、センスなのかもしれないな。ポプュリスムと己を貫く厳しさの相克がテーマだなぁ。



tabloid_007 at 21:58|PermalinkComments(0)

August 14, 2010

Photo Book [Abstract reality] : "These are my reflections for your contemplation." by Dennis Hopper

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著者:デニス・ホッパー
販売元:光琳社出版
発売日:1998-09








先般デニス・ホッパーが亡くなってから、一人追悼に勤しんでいる。過去の監督作品を中古VHSで取り寄せたり(まず新品DVDは見込めない)、雑誌やムック本も多数ある。そんな中でデニス・ホッパーがアーティストとして出している本がいくつかある。まず、有名なのは[Dennis Hopper Out of the Sixties] (販売元:Twelvetrees Pr 発売日:1986-11)というもので古本で10万円ほどする。(1990年3月に、この写真集を底本とした展示会を鳴海千裕さんが清水寺・成就院で開催した)
また、希少なところでは、デニス・ホッパーが1994年4月「ゆうばり国際映画祭」で来日。観光客として撮った写真を鳴海千裕さんが編集し「a tourist」と題しリトルプレスとして発売したものがあるらしい。序文は何と勝新太郎なのである!

さて、歴史を紐解くとデニス・ホッパーとアートのかかわりは、兄貴と慕ったジェームス・ディーンからの勧めであった。1956年にヴィンセント・プライスの家でもアートを堪能した。エマーソン・ウールファーにもっとも感銘を受けたという。
そして、自身でも抽象的な作品を1955-61年まで作り続けた。しかし、1961年に起こったベルエアの山火事で300あまりのキャンバス作品が消失した。それ以降のキャンバス作品はない。

ただ、幸いなことに火事当日の夜、デビット・スチュアート「バリー・フィンステン・ギャラリー」で写真展が開催され、写真のネガはすべて残った。それ以降も写真から立体、アッサンブラージュ作品など多くのアート作品を世に残している。

本作は、京都の出版社のために1961-1998年間の37年間にわたって撮影されたものを選んで出版している。作品はすべて自然光によるニコンのネガフィルムで撮影された。

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tabloid_007 at 23:22|PermalinkComments(0)

August 08, 2010

デニス・ホッパーと小町渉を結ぶ、点と線と面。

IMG_0003-d_edited-1Dennis Hopper "The Last Movie"













1969年に「イージー★ライダー」で初監督し、世の中にニューシネマブームを巻き起こしたデニス・ホッパー。彼の二作目が1971年に作られた「ラスト・ムービー」である。同年、本作品はヴェネツィア映画祭でグランプリを受賞するも映画祭が中止となり、発表されなかったいわくつきの作品である。

さらに『ラストムービー』の配給を巡りユニヴァーサル社と衝突、ハリウッドを追放される。このつまずきから、酒と麻薬中毒で入退院を繰り返し、1970年代から1980年代前半 まではメインストリームの役者として不遇な時代が続いた。まさに後年の復活がなければ名前通りの「ラストムービー」になっていたかもしれない。

ただ、熱狂的なファンは日本にもおり、1988年に「東京デニス・ホッパー・フェスティバル」が開催され、作品は日の目をみた。実に制作から17年がたってしまった。この時の様子がYOUTUBEにあがっているのだが、この熱狂は歴史に残る。ほとんど声援でホッパー氏が喋ることができないほどだ。

さて、そのデニス・フェスのためのパンフレットが配給会社日本ヘラルドにより、作られ、そのラストページに小町渉氏のオマージュ作品が掲載されたのである ↓ 本作は、B2サイズのコラージュ作品でウッド・キャンバスに映画からの写真をゼロックスでコピーし張り付け、アクリルとパステルでペイントされている。

そして、このパンフを見たホッパー氏が、この作品を気に入り、1988年6月に小町氏本人からロス・ベニスビーチのホッパー邸で手渡された。

こういうドラマが人の人生を劇的に変化させたのは言うまでもない。とても、良い話だ。ただ、残念なのが本作のDVD作品が絶販となっており、中古でも1万円ほどの値付けとなっている。

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tabloid_007 at 22:09|PermalinkComments(2)

July 04, 2010

デニス・ホッパーの最高傑作『アウト・オブ・ブルー』:絶版であることがパンクな孤高の作品

outof blueアウト・オブ・ブルー デラックス版 [DVD]
出演:デニス・ホッパー
販売元:パイオニアLDC
発売日:2001-12-21










先日、デニス・ホッパーが亡くなったとき、生前知己のあった小町渉さんから、彼の最高傑作は間違いなく「アウト・オブ・ブルー」であると教えてもらった。

早速、アマゾンで入手を試みるも在庫なし&中古なし!(現在は中古はある)
そこで、一刻も待てないワタシとしてはヤフオクで見つけ入札するも、1枚目からライバル出現。見る間に4千円超えで断念。2枚目も再び別のライバル登場。4千円超えの勝負だったが勝った!買った!

内容は言うまい。評判通りのパンクな仕上がり。アナーキーで衝撃的なラスト。
本作は、もともと「シンディ・バーンズの場合」(監督レナード・ヤキール)という題名で進行していた。ホッパーは父親役に過ぎなかったが、監督が途中降板となり、急遽監督に立候補した。ニール・ヤングの"My My, Hey Hey"を聴きながら1日で脚本を書きなおしたという。撮影開始日は、折しもエルビス・プレスリーが亡くなった1977年8月16日のちょうど3年後だった。

歌詞に「ロックはここに存在している。フェードアウトするより燃え尽きた方がいい」とある。この曲は、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンに捧げられている。本作は、この曲をモチーフにして語られているのだと確信した。

Rock and roll is here to stay
It's better to burn out
Than to fade away
 




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January 17, 2010

男の中身は、永遠に8歳?

elegy_ver2_xlgエレジー デラックス版 [DVD]
出演:ペネロペ・クルス
販売元:ジェネオン・ユニバーサル
発売日:2009-07-24










同い年の友人(44歳)の強い勧めによりDVDで観た。原作は、フィリップ・ロスの短編小説「ダイング・アニマル」である。勝手気ままな60歳近い大学教授が、24歳のキューバ系 美人教え子と濃い恋愛関係になる。さて、30歳以上の年の差をどう乗り越えて付き合うか。

ネタばれになるので、詳細はいえないが この話の展開は中年の願望がかなり投影されているとみた。若い女性は、尊敬できる年上を好むが、男性はいつまでたっても、子どものように嫉妬深く 子どものように何でも欲しがるということではないのか。

 

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