ジュード・ロウ

February 19, 2012

劇場映画【シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム】2012年3月10日(土)公開!

sherlock_holmes_a_game_of_shadows_poster01sherlock_holmes_a_game_of_shadows_poster02シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
2011年作品
2012年3月10日(土)公開

監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ ダウニーJr. ジュード・ロウ
配給:ワーナー・ブラザース







2月16日のジャパン・プレミアに行ってきた。ジュード・ロウの舞台挨拶も軽快でよかった。映画はご存じアーサー・コナン・ドイルの同名のキャラクターに基づいた前作のシリーズ二作目。

従来の推理アクションと違って、起きた出来事の瞬間に、その仕掛けを素晴らしくわかりやすいチュートリアル画像でフラッシュバックさせる。観客は難しい物語を紐解く必要はなく、ただ、その手さばきを再確認し、驚嘆すればよいのだ。

アメリカ舞台の作品と違った英国風シニカルと間合いがドラマの面白さを引き立てている。

公開前なので、ストーリーなど語るまい。一作目をご覧になってない方もまったく問題ない。でも、きっとこの作品見た後、一作目を見たくなる。そして、三作目に期待する。それくらい面白い作品だよ。




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May 29, 2011

映画「シャーロック・ホームズ」(主演 ロバート・ダウニー・Jr): 謎解きの楽しさではなく謎解説の鮮やかさを楽しむ作品

Sherlock-Holmes_5f459a00シャーロック・ホームズ Blu-ray&DVDセット
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ
ワーナー・ホーム・ビデオ(2010-07-21)











アガサ・クリスティも松本清張などのミステリー作品は、謎解きの面白さや物語の複雑さを楽しむというのが定石である。

近年のハリウッド映画は、より映画的な手法を追求することになる。それは、観客に考えさせないということだ。ロックならロックのリズムに体を従わせる。そういう"作り"になっている。

だから観客は、謎解きではなく謎解説の鮮やかさを楽しむことになる。なので、見終わった後、「あれ?」というような疑問は抱かず、食後のデザートを求めて劇場を後にすれば良いのだ。

tabloid_007 at 16:35|PermalinkComments(0)

October 31, 2010

DVD『スターリングラード』(ジュード・ロウ主演):たくさんの殺戮より一人一人の狙撃の方がリアリティがある。

duell_enemy_at_the_gatesスターリングラード [DVD]
出演:ジュード・ロウ
日本ヘラルド映画(PCH)(2001-11-21)










10年近く前の映画をWOWOWでみる。

第二次世界大戦時にソビエト連邦の狙撃兵として活躍し、英雄となった実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公に、当時のスターリングラード(現ヴォルゴグラード)でのドイツとの激戦(スターリングラード攻防戦)を描いたフィクション。

映画の内容以前に、ソ連とナチスの話なのに普通にソビエト兵のジュード・ロウやドイツ将校のエド・ハリスが英語で演じているのが不思議だった。日本人役を中国人や韓国人が演じるのと同じような違和感をドイツ人とロシア人は感じるのだろうか。

そもそも、この映画は英語圏の人さえわかればいいのか。いや、吹き替えと同じセンスで人物も欧米人に吹き替えてみたのか。その辺りが気になって、敵味方の双方に親近感をもって見てしまった。ジャン=ジャック・アノー監督!そこんとこ、お願いしますよ!



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July 11, 2010

『Dr.パルナサスの鏡』(監督 テリー・ギリアム): 鏡の中には夢があり、鏡の外には悪魔がいる。

the-imaginarium-of-doctor-parnassus-2009_posterDr.パルナサスの鏡 [DVD]
監督:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ
販売元:ジェネオン・ユニバーサル
発売日:2010-07-02








ヒース・レンジャーの急死(享年29歳)により、またしても完成が危ぶまれたテリー・ギリアム監督作品。ご存じのようにギリアム監督は、『ドンキホーテ』(1999年)を原作とする映画『ドンキホーテを殺した男』の制作が暗礁に乗り上げ結局未完成。後にそのドキュメンタリー『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(2002)が公開されている。他にも1989年と1996年にコミック原作 『ウォッチメン』を映画化しようとしたが、これも実現しなかった。

しかし今回は、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウが無償で代役となり完成したのだ。コンセプトを上手く活かして上質の作品に仕上げている。さすがギリアム監督!



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March 16, 2008

言葉が人間を動かすスルース

truthSLEUTH
「スルース」(2007年)は、「探偵スル−ス」(1972年)のリメイクである。前作は、ローレンス・オリビエとマイケル・ケインが競演だったが、35年の月日を経て、今度はマイケル・ケインがローレンス・オリビエの役割を担い、ジュード・ロウが相対する。
一番大きな違いは脚本である。そう、ワタシの大好きな戯曲作家であるハロルド・ピンターが書いているのだ。これだけで劇場に行く意味がある。そして、監督はケネス・ブラナー。もういうことない布陣。
 
二人の男がロンドン郊外の邸宅の中で、心理戦を行う、一切の舞台装置は必要ないかにみえる。ピンターのオリジナルではないかと思えるくらい緊迫した二人の男の掛け合い。騙す方が騙され、騙される方は、それを予見してまた騙そうとする。しかし、これは謎解きやどんでん返しなどの趣意はなく、あくまで二人の男の関係性、主従関係、愛憎関係、愛情関係を提示し続ける。終わりのないゲームのような対話の中で新しい関係は見つけられるのか。そもそもこれは解決のための会話なのか。誰にもわからないし、目撃者はただその成り行きに拘束される。

http://www.sleuth.jp/
http://www.sonyclassics.com/sleuth/



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October 27, 2007

権力が欲しい人の勉強教材

オール・ザ・キングスメン コレクターズ・エディション
権力の魔力に取り付かれたような男・ウィリーをショーン・ペンが演じる。

1949年、一介の役人からルイジアナ州知事に上り詰めた男が実現したかったことが、やはり民衆の夢ではなく、個人の欲の実現でしかなかった。

言うまでもなく、これは1949年のアメリカにだけ起きた特殊な物語ではなく、福田政権の日本でも毎日起きている権力と汚職の話なのである。

そういう相似形を見せられるのは、気分がのらないものだ。



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March 31, 2007

家を交換するならロスにしよう

The Holiday [Original Motion Picture Soundtrack]
やり手の経営者扮するキャメロン・ディアスが男と別れ、ネットで2週間家を交換してバケーションを楽しむ。ところがそこはイギリスの片田舎でロスの高級住宅に住む彼女にしてみたら、寒いし狭いし人里離れてるし、6時間後には帰りたくなってしまう。そこへ家の主の兄が偶然やってきて、それがジュード・ロウというわけ。

TOBEうーむ、これはこれで夢でいいのかもしれない。監督のナンシー・メイヤーズは古き良きハリウッド映画のテイストを再現したかったのかもしれない。

キャメロン・ディアスには、キャロル・ロンバードのような魅力を感じていたという。ジュードにはケイリー・グラントの映画を観るようアドバイスしたらしい。

http://www.sonypictures.com/homevideo/theholiday/

 

 



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