シェパード・フェイレイ

January 24, 2009

Our journey has never been one of short-cuts

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The Amazing Spider-man 1 (Marvel Masterworks)
著者:Stan Lee
販売元:Marvel Enterprises
発売日:2009-02-11

 

 

 

 

第44第アメリカ大統領にバラク・フセイン・オバマ・ジュニア(Barack Hussein Obama, Jr.) が就任した。8年間のブッシュ政権で疲弊したアメリカは新リーダーに期待している。その一挙手一投足が話題になった。まずは、ついにマーヴェルのアメコミに登場しスパイダーマンとパートナー関係を築いてしまう。

Obamaposter

さらに、左の絵柄はアメリカでは馴染みのあるデザインである。コンテンポラリーアーティストでグラフィックアートを得意とするあるシェパード・フェイレイ(Shepard Fairey...サウスカロライナ出身 1970.2.15生まれ) がデザインしたもので、これをベースにしたTシャツが選挙中たいへんな人気であった。

彼はこのデザインにより、ワシントンのスミソニアン美術館やロス国立美術館などにも作品が収蔵されるようになった。また、Obamicon.Meというサイトでは、自分の写真をアップロードすると、フェイレイさんソックリデザインになるサイトまであらわれた。

 

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さらに、話題になっているのが、あの有名な"Yes we can"という決まり文句。

あのキャッチフレーズを考案したオバマのスピーチライターは、なんと26歳のアダム・フランケル(Adam Frankel)である。
オバマ議員がスピーチの練習してる時「その部分は省いた方が良い」ってアダムが言った事が二人の最初の出会い。オバマ議員は「あんた誰?」と言ったらしい。
名門プリンストン大学を卒業、フルブライト留学生に選ばれ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得。2004年の選挙でもケリー候補のスピーチライターをつとめ、J.F.ケネディの主任スピーチライターで大統領特別顧問だった伝説的な人物テッド・ソレンセン(Ted Sorensen)の回顧録執筆の手伝いもしていたらしい。しばしばケネディの演説を彷彿させると言われているが、そこがルーツかも。

ということで、オバマ新大統領は、関係するあらゆる人たちにマジックをかけてしまうようだ。いまのところ...。

就任演説でワタシが好きなフレーズはココ ↓

Our journey has never been one of short-cuts or settling for less. It has not been the path for the faint-hearted - for those who prefer leisure over work, or seek only the pleasures of riches and fame. Rather, it has been the risk-takers, the doers, the makers of things - some celebrated but more often men and women obscure in their labor, who have carried us up the long, rugged path towards prosperity and freedom.

我々のこれまでの旅は、近道では決してなかったし、安易に流れるものでもなかった。それは心の弱い、仕事より遊びを好み、富と名声からの喜びのみを求める人々の道でもなかった。むしろ、リスクを選ぶ人、実行の人、創造の人の道だ。恵まれた人の場合もあるが、多くはその仕事については知られず、長く困難な道のりを歩み、我々を繁栄と自由へと運んでくれた人々だ。 我々のために、彼らは、ないに等しい荷物をまとめ、海を渡って新しい生活を探した人々だ。



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