アル・パチーノ

August 21, 2011

映画『トゥー・フォー・ザ・マネー』 (主演 アル・パチーノ): 博打の会社を博打的に経営してみたら…

Two-For-The-Money_0651fc12-sトゥー・フォー・ザ・マネー [DVD]
出演:アル・パチーノ
マシュー・マコノヒー、レネ・ルッソ
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(2006-09-08)









アル・パチーノは、カッコE役より、情けないまでに良いカッコCで、踠いて、足掻いて、ダメだったぁ、という役が似合う。

そのパチーノ演じるウォルター・エイブラムスはニューヨークの大手スポーツ情報会社を経営しており、ケーブルチャンネルで予想番組も持っている。

ウォルターは、膝の故障でプロのアメフト選手になれなかったブランドンを雇う。彼は、プロ事情に精通しており、次々と試合の予想を的中させていく。

しかし、世の常で成功するとすぐ逆戻り、逆どころかもっと悪くなる。二人の友情も経営も思わしくなくなる。そういうお話。


観終わった後の感想。

ウォルターは、根っからのギャンブラーで、経営者になってもそういう感覚で仕事している。ウォルターを見つけた瞬間に舞い上がって、長年の部下を差し置いて彼に個室と車を与えやりたい放題させる。ウォルターも当初は緻密な選手の分析とかしていたが、そのうちドタ勘で予想するようになっちゃって。

このあたりのウォルターの人を見る目(人事)というのは、多少親近感を覚えるがww、結局 仕事は緻密にやった勝率なんだろうな、と思う。

映画だから、多少 現実より勝ち目を多くしてる。



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December 26, 2010

《WOWOWプレミア》 [死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実]: 積極的安楽死は自殺と尊厳死の間にある概念

you-dont-know-jack-2010-tv_poster《WOWOWプレミア》
[死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実]
原題:You Don't Know Jack

2010年10月3日(日)午後5:00








HBOフィルムズが製作したオリジナル映画ドラマをWOWOWが放映。もちろん、劇場公開もされてないし、DVDもでていない。
2010年4月24日にHBOで放送され、第62回エミー賞では14部門で計15個の大量ノミネートされた作品である。監督はバリー・レヴィンソン!
こういう作品がWOWOWで増えることを期待。

本作は、1980年代に"死の医師"(ドクター・デス)と呼ばれたジャック・ケヴォーキアン(アル。パチーノ扮する)が積極的安楽死を進めたという実在の人物を描いた作品。ジャック・ケヴォーキアンは、末期病患者に自作の自殺装置により130人の患者を安楽死させた元医師である。

映画は、ニール・ニコルとハリー・ワイリーのノンフィクション小説[Between the dying and the dead]を基に、彼がなぜ末期病患者の自殺幇助を行い、安楽死を勧めたのか描かれる。原作者のニコルは、ケヴォーキアンの友人であり、同僚であった。また、スーザン・サランドンは、安楽死支持の協会「ヘムロック・ソサイエティ」の運動家ジャネット・グッドを演じる。彼女自身も末期がんに侵されており、ケヴォーキアンの助けを借り、最期は友人や愛する人々に見守られて安楽死を選択している。

本人が死ぬほどの苦痛と絶望があるにも関わらず、肉体的な能力の問題で自ら死ぬことが出来ない。そういう人たちの意志を尊重し安楽死の道を提供する、というものだが、ほとんどの国(日本も含む)では積極的安楽死(事前の法的拘束力のある書類などにより本人が無意識な状態になった場合に認められる尊厳死は存在する)は認められていない。自殺と尊厳死の間にある概念と思う。

現在積極的安楽死が認められている地域は、スイス(1942年)、米オレゴン州(1994年)、オランダ(2001年)、ベルギー(2002年)、ルクセンブルク(2008年)、米ワシントン州(2009年)の5ヶ国(一部含む) である。



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