January 10, 2013
コミック【羊の木】(2巻目) 原作:山上たつひこ 作画:いがらし みきお:平和な日常がすべて悪夢と紐づく冷や冷やを体感!
羊の木(2) (イブニングKC)
原作:山上たつひこ
作画:いがらし みきお
もう、組み合わせが凄すぎる作品。
凶悪事件の出所者を住人に内緒で受け入れる平和な過疎の港町・魚深市が舞台。
殺人犯・強姦魔・詐欺師・薬物中毒者など、様々な犯罪者達11人がお互いにも正体を隠して街に溶け込んで行く。
役場の幹部はひやひやしながらも毎日を過ごす。そんな折、魚深市では伝統の奇祭・のろろ祭が始まろうとしていた...。
過疎の町が補助金欲しさに、凶悪犯を受け入れるのだが、この構図は考えてみたら原発の町と似ている。
厄介なんだけど、お金になる。もちろんそういうメタファで描かれているわけではないが、平和な日常の出来事がすべて悪夢と紐づく冷や冷や感覚を体感することが出来る作品。
続きが待ち遠しい。
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