Photo

April 07, 2013

本の中で旅ができる写真集【boat】 by 野寺 治孝

untitledboat
著者:野寺 治孝
栄久堂(2013-02-06)








お仕事でもお世話になっている野寺さんから頂きました!

野寺さんの大きな写真が好きだ。スマホ時代の写真は、instagramに投稿されるためのサイズ感覚である。640 x 640ピクセル。

でも、本来写真は現実の大きさに近いほど、腕が必要になる。

野寺さんの腕とイマジネーションの大きさは、この大判写真集からしっかり伝わってくる。

こういう日曜日の夕方にゆっくりページをめくりながらスコッチを一杯。

う〜む。いい感じ...

電子写真集 野寺治孝 【TOKYO BAY for iPad】もあわせてどうぞ。

https://itunes.apple.com/jp/app/id447730286

tabloid_007 at 18:50|PermalinkComments(0)

December 02, 2012

The fourth edition of Tokyo Photo 2012 | International Photography Fair | Japan's leading art fair dedicated to photography

0003TOKYO PHOTO 2012

2012年9月28日(金)〜10月1日(月) 
東京ミッドタウンホール(東京ミッドタウン地下1階)










9月27日にVIP VIEWINGがあったので行ってきた。といっても、2か月遅れのブログ!

今回で第4回目となるアジア最大の国際フォト・フェア。
パリ、ニューヨークをはじめ世界 10 都市から32のギャラリーが参加した。
今回、いままでで一番見応えがあったフェアだったんじゃないかな。

現代フォトの有名作から新進気鋭の作品まで実に幅広いキュレーションで飽きさせなかった。この50年のくらいの話題の写真が揃ってたもんなぁ。

下記のフランスのベルナール・フォコンの作品なんて懐かしくて泣けるよ。
1980年代かなぁ、パルコのCMでマネマンの写真が話題になったね。

untitled

















Inez van Lamsweerde and Vinoodh Matadin Kate/Groom 2005 Courtesy Gagosian Gallery

tokyo_photo_2012_start_005-thumb-660xauto-131981



















Bernard Faucon / La boule de feu


tokyo_photo_2012_start_006-thumb-660xauto-131982













畠山直哉 / Naoya Hatakeyama / Blast #11009 / 2004 / 100 x 150cm / C-print


【出展社】
ニューヨーク: DANZIGER GALLERY/GAGOSIAN Gallery
ロサンジェルス:ROSE GALLERY
ロンドン:Michael Hoppen Gallery/The Wapping Project Bankside
パリ: Christophe Lunn/Galerie Camera Obscura/Galerie Esther Woerdehoff/GALERIE VU’
ベルリン:CAMERA WORK/ONLY PHOTOGRAPHY
アムステルダム:Ten Haaf PROJECT/Torch Gallery
北京:三影堂
上海:Magda Denysz Gallery
東京:AI KOWADA GALLERY/Ama Project/Blitz Gallery/Emon Photo Gallery/GALLERY HASHIMOTO/Gallery Super Labo/Libro Arte/TAP/Magnum
Photo sTokyo/JPADS(Blitz, Photo Classic & others)/MEM/NikkeiNational Geographic/Photo Classic/Pen/Photo Gallery International/Picture Photo Space
/青玄舎/ShaShaSha/Taka Ishii Gallery/Taro Nasu/Tomio Koyama Gallery/Zeit Foto Salon/Zen Foto
大阪:Picture Photo Space



tabloid_007 at 19:03|PermalinkComments(0)

July 16, 2012

写真集【この夢の出来ばえ】(著者 片岡義男):昭和な看板とか、うらびれた喫茶店のメニューとか、これぞ都会のリリシズム

YGUY (3)この夢の出来ばえ
著者:片岡義男
サンクチュアリ出版(2012-04-10)











作家 片岡義男さんといえば、私が高校、大学時に『スローなブギにしてくれ』、『彼のオートバイ、彼女の島』など角川映画と連携してヒットしたベストセラー作家というイメージがある。あまり読まなかったが、かなり比喩は悪いが私の世代のケータイ小説みたいなもんである。すっーと読めてちっょとキザな感じに浸れる。絵柄でいうと「ハートカクテル」のわたせせいぞう氏のような感じ。

が、しかし。

原宿ビームスのアートギャラリー Cultuartで片岡さんの写真展示があり、その写真集が売っていた。

その内容が濃い!片岡さんはぶらりと都会を歩き回って 誰も注目しないような昭和な看板とか、うらびれた喫茶店のメニューとか、無秩序な望遠写真なんかと撮る。これぞ都会のリリシズムって感じである。

意外と思う世代に見てほしい写真集。

YIYIGI




tabloid_007 at 17:17|PermalinkComments(0)

May 27, 2012

【대멀리즘】 #mentionproject (nu1t):ハゲおじさんは動物が大好きで、ちょっとエッチで、実に愛すべき人物なのである。

IMG_0002대멀리즘 - #mentionproject

著者:nu1t
発売:2012年5月
ISBN:978-89-93685-68-8 03800
15,000 Won 







【LINE】スタンプで人気のハゲおじさん。ムーン君の次に人気なのである。

この何とも飄々とした魅力がウケている。ハゲおじさんは、定年になってノンビリ毎日くらしている、というキャラクター設定。
どうしても、このクリエイターに会いたくて韓国に飛んだ!

写真 12-05-27 15 21 36 














クリエイターのお名前は、김동완 (KIM DONGWAN -キムドンワン)さん。ペンネームは、Nuit Soireeさん。意味は、フランス語で夜(Nuit) 、夕方(Soiree)の意味だが、インスタグラムで既にNuitの登録があったとのことで、1とiが似てるので[nu1t]としたらしい。なかなかポエティックなネーミングである。

お会いしたら、今月発売されたばかりのインスタグラムをまとめた本を頂いた!普段は、編集のお仕事もされている。なので、この本の装丁もすべてご自分で手掛けたとのこと。とっても、インテリジェンス溢れる方でリラックスしてあれこれ2時間くらいお話した。今後オリジナルキャラクター開発など、いろいろなことを一緒にやっていければいいなぁ。残念ながらこの本は、日本では入手困難だが、この本も凄く面白いので日本語版もだしたい!

nu1tさん!また会いましょう!

50_edited-1












ハゲおじさんは、一見コメディアンにみえるかもしれないが、よーく見ると動物が大好きで、ちょっとエッチで実に愛すべき人物なのである。

本の中身をちょっとだけ紹介すると...

IMG_0003_edited-3



tabloid_007 at 15:54|PermalinkComments(0)

January 03, 2012

LADY GAGA x TERRY RICHARDSON = REALITY ART

gagabookLady Gaga x Terry Richardson
著者:Lady GaGa
Goldmann Verlag(2011-11)














レディガガとテリー・リチャードソンの組み合わせ。この写真集をアマゾンで予約してから来るまでに随分時間がかかった。

でも、結局 ゆっくり見られるのは正月になってしまった。
テリーとガガが合わない訳がない。アラーキーとの組み合わせも興奮するが、テリーとの組み合わせもいいね!

スーパースターの日常を密着してリアルに描くことで、逆に虚構の世界のように見せる。そういうショットが詰まってる。どのショットも日本のグラビア写真集では見られない日常の狂気のようなものがある。


すべての日常が演劇的なのにポージングしてるように見えない。こういうスターのオーラのベールを積み重ねて撮れるのは、テリーがガガの生活の一部になるくらい居て、はじめて出来るんだろうなぁと思った。

リアリティ・アートみたいな世界は鮮烈である。


やたら、キッチンの床とかプライベートジェットでもパスタ食べてる!このショットなんか枕にトマトソースついても平気って感じが面白い。

P1070336












歯を磨いているショットも多い。この身内感覚!

P1070334











ステージが終わって感極まってる?
こういう、ガガがもってる人の好さや優しさがさりげなく写しだされている。

P1070332_edited-1










とても、良い写真集だった。これ、3千円しないから、是非 買ってみてください!

tabloid_007 at 18:50|PermalinkComments(0)

December 25, 2011

【Love Hotels】 photo by Misty Keasler:大阪発のラブホもクールジャパン!

thumbnailLove Hotels: The Hidden Fantasy Rooms of Japan
著者: Misty Keasler
Chronicle Books(2006-11-30)













ちょっと前だけど、ラブホテルの写真集をアメリカ人が撮った。もはや、大阪発のラブホもクールジャパンである。なんでも、クールである。パチンコもクール。ブルドックソースもクール。カラオケなんて相当クール。大阪人的には、オオサカ・クールやんか!でも、いい。ジャパンでいいよ。

それにしても、この異空間は凄いもんだ。キティあり、SMあり、大人の遊園地じゃん! 仕事場と自宅の間に位置する不思議な空間。それがラブホなんたろうな。この何とも淫靡にして、あっけらかんとしたハレ!なもんなんだよねぇ。

carousel















starwars-hotel-room















moz-screenshot-368

tabloid_007 at 19:35|PermalinkComments(0)

December 19, 2011

篠山紀信 写真展【ATOKATA】 「神の悪戯でも悲惨な地獄でもなく、静謐で尊く、荘厳な光景であった。」

IMG_0002-s篠山紀信 写真展「ATOKATA」

2011年11月22日- 12月15日
Audi Forum Tokyo(アウディフォーラム東京)
渋谷区神宮前6
03-5464-7211


宮城県内を中心に撮影した被災地の写真を展示。

展示では、一切人がでてこない。そのことによって、悲惨さだけではなく、自然の圧倒的で無慈悲な力を感じる出来栄えになっている。ちゃんと表現になっているのはさすがなのである。

東日本大震災の写真集「ATOKATA」(日経BP社)発刊に合わせ開催された。
篠山氏は土木専門誌「日経コンストラクション」の不定期掲載コラム「現場紀信」の企画として、2011年5月1日〜3日、同月末、8月末の3回にわたり、宮城県を中心とした被災地に足を運び撮影た。同書にはその間に撮影した被災地の写真約100点、肖像写真約20点を収録。

同展では、その中から被災地の写真32点を展示。最初被災地に訪れた際の印象を「地球の重力が無くなっている状態」と振り返り、「自然が自然を破壊し新しい自然を創造した。畏怖と畏敬という気持ちになった。ご覧になった方々も『美しい』と感じるのでは。被災者の方々への哀悼の気持ちは本当にあるが、ちゃんと立ち向かうと、こういう写真にならざるを得なかった」と篠山さん。

「人生何が起こるか分からないということをよく分かっておいた方が良い。不条理なことは一瞬で起きる。生きているだけで奇跡的なことなので、生きていることを大切にすべき。自信とパワーを教えてくれる写真だと思う」と話した。


binout










chu04_s










TKY201112090287



tabloid_007 at 00:49|PermalinkComments(0)

December 17, 2011

美島菊名 写真展【FREEDOM】:少女の玩具化や工場萌えなど、無機質な中にキッチュな可愛さ!

TAMATE-BOX 500美島菊名 「FREEDOM」

2011年11月11日-12月03日
アート★
中央区八丁堀2-22-9 宮地ビル2F
050-3130-1316





アート★アイガで3回目の個展。2会目の時に知り合って。現在一緒に新規格を練っているところ。

今回の展示にも、彼女のモチーフが随所に現れる。少女の玩具化や工場萌えなど、無機質な中にキッチュな可愛さがにじみ出る作品群。


◆1982年 神奈川県生まれ。フォトグラファー。
幼少の頃より絵画を始めるが、明治学院大学文学部在学中に写真へ転向。
卒業後、本格的に作品の制作を開始する。
イメージが浮かんだから、ラフスケッチを描いて場所を決めモデルの立ち位置から小道具作りまで細部にこだわった演出で彼女の世界を1枚の写真という表現方法にしていく。

過去のGEISAIにて BUILDINGスカウト賞、銀賞、と2回の受賞歴



tabloid_007 at 12:36|PermalinkComments(0)

November 19, 2011

【家族新聞】(著者 浅田政志 共同通信社):こんな家族がいるっていう本じゃなく、いろんな家族があって同じ家族像はないということがわかる本。

IMG_0011家族新聞
著者:共同通信社
幻冬舎(2010-12-16)








「浅田家」でお馴染みの木村伊兵衛賞 写真家 浅田政志さんと共同通信文化部記者で作った家族の本。日本中のいろいろな家族を取材し、家族の在り方を提示する。写真部分を浅田さんがになった。

実は。彼が「浅田家」で賞を受賞した直後くらいに 次作の構想をきいたら、「自分以外の家族も撮りたい」っていっていた。そして、彼なりに時間を作って取材を開始しているときいた。時には、ホテルがなく、ラブホで過ごしたこともあったようだ。

その結晶が、こういう形で結実するとは思いもよらなかった。共同通信の方々の参戦は、家族の取材に幅をもたせ広がりのある出来栄えをもたらしたと思う。

本書は、こんな家族がいるのかぁ、っていう本ではなく、いろんな家族があって同じ家族、同じ家族像はないのだということがわかる本と思う。

他との違いがわかれば、もう世間とか、よその家では!などという説教も通用しなくなる。凄いことを発見した本なのだ。

tabloid_007 at 22:27|PermalinkComments(0)

October 23, 2011

写真集「BODY PARTS 上半身編」 (著者 青山裕企):ロリコンのエッセンスを記号化することでアートへ昇華している

IMG_0009BODY PARTS 上半身編
著者:青山 裕企
パイインターナショナル(2011-07-13)








青山裕企さんとの最初の出会いも、かなり遡る。2007年11月にキャノンが主催する第16回「写真新世紀」2007年度の優秀作(「UNDER COVER」)を受賞し、その展示会で出会ったのかな?

その後、「ソラリーマン」のネット連載からの書籍化。途中、私が大阪で個展を企画し、同時に御堂筋で空跳ぶシリーズの撮影会もやった。

さらに、ネットオリジナル企画で原紗央莉(その後、アート写真として販売)や山崎真美(まだ公開してない)を撮ってもらったりした。

ソラリーマン―働くって何なんだ?!」(実は私も登場している...)の発売をきっかけに、とんとん拍子に写真集を出版し、「スクールガール・コンプレックス SCHOOLGIRL COMPLEX」(2010-07-08)「思春期」(2010-10-20)「絶対領域」(2011-01-27)で、相当名が売れた。本当に嬉しい。

現在、青山さんは、二つの傾向のモチーフがある。一つは「ソラリーマン」のようなペーソス溢れるものと、「UNDER COVER」からの女子高生のパーツを撮る者とある。今回のものは、明らかに後者のシリーズであるが、青山さんが撮るとロリコンっぽい文脈でなくなり、ロリコンのエッセンスが記号化する。この絶妙な記号化がアートへ昇華しているキーなのではないかと思う。

tabloid_007 at 13:20|PermalinkComments(1)

October 10, 2011

【Tokyo Photo 2011】

IMG_0002-STokyo Photo 2011

2011年09月23日 〜 2011年09月25日
東京ミッドタウン ホール
港区赤坂9-7-1 B1F
















オープニングパーティー (2011年09月22日19:00-)があったので行ってきた。いやあ、それにしても、凄い人出。

今年で三回目を迎える写真作品の国際アートイベントは、アジア最大規模で約800点の作品を展示。


特別企画展としてフランス大使館による被災地復興チャリティー写真展「France-Japon : ensemble pour demain 〜日本とフランス、共に明日に向かって〜」を実施。

篠山紀信、田原桂一、川内倫子、Phillip Chancel、Lucille Reybpz、Jean-Luc Vilmouthらが参加。

わたしは、大和田良さんの作品がいちばん良かった。

P9220007



tabloid_007 at 16:19|PermalinkComments(0)

October 08, 2011

荒木経惟展「彼岸」:その先にある“楽園”

IMG_0004-s荒木経惟展「彼岸」

2011年7月22日−9月25日(日)
ラットホールギャラリー
港区南青山5-5-3 B1
03-6419-3581







アラーキーの最新作が約450点展示された企画。

2010年の東京の夏をタクシーの窓越しに撮影したモノクロ作品
東日本大震災直後に撮影された約40点のカラー作品
「楽園」自宅ベランダで、花を怪獣のフィギュアとともに撮影した大型プリント10点。

今回は、大きく分類して3つあったが、お気に入りは「楽園」シリーズ。
「彼岸のなかにも楽園がある」というコンセプトで子どもの泥遊びのように自由に撮っている。

IMG_9392-S













閑話休題。

以前、ヴォーグでガガの撮り下ろしをやったアラーキーだが、ちょっとファッションっぽかった。下記は、得意のポラで緊縛ガガを撮ったもの。ふたりの活き活きとして感覚が蘇る出来栄え。

araki-gaga-polaroid-



tabloid_007 at 12:47|PermalinkComments(0)

August 28, 2011

常盤響 写真集『Sloppy Girls』 (1991) :グラビアなのに生活感があって、それでいてポップなテイストの不思議。

IMG_0001-SSloppy Girls―常盤響写真集
著者:常盤 響
新潮社(1999-11)











知人の編集者の方に勧められ購入した。といっても、1991年発売の写真集なので、いまや絶版になっている。アマゾンの中古って本当に安すぎる!これじゃ"せどり"の思うままだな...。

ってなことはさておき、常盤響さんといえば、村上隆さんの「TOKYO POP宣言」(1999年)に紹介されていたことで興味をもった。

雑誌『sabra』での連載をまとめた「GIRL FRIENDS」(2001-11)が好きだ。プライベート感覚で16人の女性を撮っている。グラビアなのだろうが、ちょっと生活感があって、それでいてポップなテイストが不思議な無国籍感を醸し出している。

いま、一緒に企画を練ろうとしている。実現するといいな。

tabloid_007 at 23:40|PermalinkComments(0)

July 18, 2011

"I, Tominaga"EXHIBITION:冨永愛の震災復興アクト!

tominagaai-diary2-2011-07-02T13_09_14-1"I, Tominaga"EXHIBITION

2011.7/1(FRI)-18(MON)
渋谷区神宮前5-10-1
03-3498-6990






東日本大震災の被災地への想いを込めた企画。冨永愛の写真展。
前日にグッチのチャリティに行った後だったので、いかに冨永愛さんが、強い意志で震災復興活動をしてるいか伝わった。

こういう淡々はいいね!

DSC01405-SDSC01408-S












前日のグッチのチャリティ・ファッションショー。


P1060808-SSTFYFY













一緒に行ったHONEY STYLE バイヤーのSAYAKAと。

IMG_0227-s



tabloid_007 at 22:59|PermalinkComments(0)

写真展「スタジオ アルクール パリとフレンチシネマ」(CHANEL NEXUS): 白黒の陰影と奥行きは永遠に色あせない!

IMG_0001HIUHI「スタジオ アルクール パリとフレンチシネマ」

2011年06月25日 〜 2011年07月18日
シャネル・ネクサス・ホールて
中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
03-3779-4001








銀座シャネルのギャラリーで本日まで開催。

1934年のパリ、白黒映画の全盛時代、銀幕のスターが一世を風靡していたこの年、画期的なコンセプトのフォトスタジオ【スタジオアルクール】がパリに誕生した。(現在も運営している!)

白黒映画に使われた効果的な照明技術を応用して、奥行と立体感を際立たせると同時に、人物の内面に徹底して焦点を当てた肖像写真が高く評価され、マレーネディートリッヒ、ジョセフィンベーカー、ブリジットバルドー、ジャンマレー、アランドロンなど往年の名優やパリ社交界の著名人たちが次々と撮影に訪れた。

フランスの思想家ロランバルトは、著書「現代社会の神話」(1957) のなかで「フランスにおいては、スタジオアルクールでポートレイトを撮影しないうちは、スターではない」と。

この展覧会では、ジャンヌモロー、カトリーヌドヌーヴ、ヴィルジニールドワイヤン、ヴァンサンペレーズ、ジャンレノ、ソフィーマルソー、マリオンコティヤールなど、現在をときめくトップスターたちのポートレイトも一堂に会する。設立以来、77年にわたるスタジオアルクールの歴史が楽しめる。

studioharcourtpointeu1Carole-Bouquet-Studio-Harcourt-Paristumblr_liipsa95ZS1qb8rtpo1_500



tabloid_007 at 22:27|PermalinkComments(1)