書籍

July 13, 2008

地球は典型的な星なのよ

Hubble: The Mirror on the Universe
先週金曜日に、東京国際ブックフェアに行ってきた。洋書の中で本書を発見。

ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope、HST)は、1990年4月24日スペースシャトル"ディスカバリー号"によって打ち上げられた地上600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡(宇宙天文台)である。
大気や天候による影響を受けないため、地上からでは困難な高い精度での天体観測が可能。名称は、宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブルに因んで命名された。

ハッブル宇宙望遠鏡の成果

・ シューメーカー・レヴィ第9彗星が木星に衝突する様子を克明に捉えた(1994年)
・ 太陽系外の恒星の周りに惑星が存在する証拠を初めて得た。
・ 銀河系を取巻くダークマターの存在を明らかにした。
・ 宇宙の膨張速度が加速しているという現在の宇宙モデルを発見。
・ 多くの銀河の中心部にブラックホールがあるという理論を裏付ける。
・ 1995年12月18-28日、おおぐま座付近の肉眼でほとんど星のない領域(Hubble Deep Field)で2千個にも及ぶ遠方の銀河を撮影した
・ 南天のきょしちょう座付近(Hubble Deep Field - South) において、宇宙は均一であり地球は宇宙の中で典型的な場所を占めていることを明らかにした。



tabloid_007 at 20:56|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

おんなの窓から中を覗いて見た

おんなの窓
「週刊文春」に連載中の伊藤理佐さんのコミックエッセイが、第10 回手塚治虫文化賞 短編賞受賞した。コミックエッセイはエッセイと名がついているから、身近なことをテーマに笑いに昇華しなければならず、どうしても本人が主役になってしまう。だからこそ、主役が面白くなくては成立しないのだが、これは成立している。

tabloid_007 at 15:52|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 06, 2008

コンドームが作った世代は愛?

kitsu-6「生意気」の構造―団塊ジュニアの発想が変える21世紀の日本
1993年9月に日本経済新聞社から発売された橘川幸夫さんの21世紀への提言。今頃読んでいる。でも、今頃の読んだ方が読者の見識も問われるというものだ。本書で橘川氏は、バースコントロールとしてのコンドームをテーマにしたチャプターがある。団塊ジュニア(1971-74年生まれで現在34-37歳)は、愛に包まれた世代と言う。それ以前では、妊娠をコントロール術はあまりなく、生まれてきてゴメンね、に始まり 生んでくれと頼んだわけじゃない、などに収斂される親子関係が存在してたが、生まれることを前提に生まれてきた世代が大人になったいま、ますます子どもが大切にされていないのは、愛の時代の歪なのだろうか。

tabloid_007 at 20:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

June 29, 2008

本当の自分は、コスプレの自分なんですよ

コスプレ女子の時代 (ベスト新書 180)
30代の女性は写真撮られるとき嫌がる人が多いという。20代とそれ以下では、積極的に写真を撮られる人が多いと言う。

その要因は、女子の気持ちがコスプレ化しているからだという。もちろん、プリクラ、写メなどで撮られなれているという基盤はあるにせよ、何かを演じる、キャラ化する、というマインドがなければそういった現象もおきないたろう。

素の自分とコスプレしている自分を使い分けることで、精神のアンビバレンツを保つ時代なのかもしれない。



tabloid_007 at 09:57|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

June 21, 2008

おしゃれが革命だった60年代

The Mini Mod Sixties Book
相変わらず、70年代を研究している。より、70年代を知るためには、60年代に遡って調べなければならない。サイケファッションの中で、フラワー柄があり、最近は再びファッションだけでなく、ポスターアートのフォントでもリバイバルしているが、実は60年代からの延長であった。60年代はまだビートルズであり、イギリスが音楽もファッションも中心だった。フラワー柄の少し前に、ミニが流行った。その流れでフラワー柄(正式は、Freaky Flower Power) のトレンドがあったのだ。

revlon-1

1968年のレブロン広告"Moon Drops"



tabloid_007 at 23:09|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

June 15, 2008

好きなものが すべての価値

現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書 61)
ギャラリスト小山登美夫さんが、素人のワタシにも分かる本を出してくれた。本書にでてくる名称のリンクを記しておく。

◇ 国際アートフェア  
アートバーセル  Art BASEL Suisse/Miami
アートフェア東京 Art Fair Tokyo
フリーズアートフェア  Frieze Art Fair London
アーモリーショー  Armory Show New York
アートシカゴ  Art Chicago
  
◇ 名高いギャラリー  
ガゴシアン・ギャラリー Gagosian Gallery
マリアンボエスキー Marianne Boesky 
ブラム&ポー   Blum & Poe   Santa Monica
エマニュエル・ペロタン EMMANUEL PERROTIN Paris
ホワイトキューブ  White Cube
セイディ・コールズ  Sadie Coles London
スカイ・ザ・バウハウス Sky The Bauhaus
スペローネ・ウェストウォーター Sperone Westwater New York

◇ アートフェア  
GEISAI 村上隆  GEISAI  
トーキョーワンダーサイト Tokyo wonder site(TWS)
アートアワードトーキョー ART AWARD TOKYO
101 TOKYO 東京アートビート主催 101 TOKYO
アートアワード東京 (丸の内)  ART AWARD TOKYO
国際コンテンポラリーアートフェス(NICAF東京) International Contemporary art festival
  
◇ パブリック美術館  
シカゴ現代美術館 Museum of contemporary art
サンタモニカ美術館 Santa Monica Museum
ベルン美術館     Bern  Museum(Suisse)
 
◇ プライベート美術館  
ニューヨーク近代美術館(MoMA) The Museum of Modern Art
グッゲンハイム美術館 Guggenheim Museum
ホイットニー美術館 Whitney Museum

◇ネットギャラリー  
タグボート(田口弘創業) Tugboat  

◇ オークションハウス  
サザビーズ Sotheby's  
クリスティーズ Christie's
シンワアート SHINWA ART
  
◇ 個人コレクター  
ルベルコレクション Le Bel Collection
デ・ラ・クルーズコレクション De La Cruz Collection
高橋龍太郎 Takahashi Ryutaro
  
◇ 専門雑誌  
アートフォーラム Artforum
アートインアメリカ Art in America
フラッシュアート Flash Art



tabloid_007 at 13:06|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

テレビを信じないという信心を鍛えましょう

madia-1オトナのメディア・リテラシー
最近、教育再生懇談会のまとめの中で、小中学生に原則、携帯を所持させないことが明記された。ただ取り上げるというのは、教育の放棄ではないのか?また、そのような観念に至った大人への影響などをネットで調べるうちに この本の著者 渡辺真由子さんにブログに行き着いた。

カナダでは、1987年に、メディア・リテラシー教育を国語の授業に組み入れ、2000年には全州で義務化しているそうだ。メディア・リテラシーとは、「メディアの特質・手法・影響を批判的に読み解く」ことなのだ。メディアの送り手の意図を考える癖をつけないと多メディア時代を生き抜くことは難しい。



tabloid_007 at 10:54|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

June 08, 2008

持たない優雅、持ってる憂鬱。

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)
元NHKアナウンサーでもあり、現在は文筆活動をしている下重暁子さんが2000年3月に書いた本「シンプルのすすめ」の文庫化。中経出版のYさんが編集された本を頂いた。

持たない暮らし、というのは、モノを捨てる暮らしではなく、大事にする生活のことだという。それには、東京のようなモノの溢れた場所ではなく、自然の多い田舎暮らしが良いという。連れ合いの都合でエジプトのカイロに赴任していた時、隣人のエジプト人一家が、外にベットを持ち出して寝る。星空の下、そよそよと風を浴びて眠る心地よさ、とある。この描写が「持たない幸せを」すべて表現していると思う。

友人がハワイで会社経営していたが、現地の人がちっとも働かないので怒ったら、ノンビリするためにハワイに住んでいる、といわれて我に返ったらしい。会社は潰れたが、友人は人生を知ることができたといっていた。

ワタシも早く人生を知りたくなった。



tabloid_007 at 23:04|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

気が軽くなるコラムですよ

生きるコント
大宮エリーさんのことを最初に知ったのは、「サラリーマンNEO」の脚本家としてであった。その後、深夜ドラマ「おじいさん先生」の総合監督として面白さを再確認。もともとは電通でCMをやっていたということで、広告のセンスと大阪阿倍野出身のセンスがみごとに融合した週刊文春の連載がはじまった!本書はその書籍化。

気軽に読めるのは、字の如しで、「気が軽くなる」ヒーリング効果あり、のコラムである。



tabloid_007 at 09:34|この記事のURLComments(0)TrackBack(2)

June 01, 2008

生きるのにロックが必要だった時代

MOJO WEST―つっぱり野郎とアーティストたちのロックパラダイス
現在、京都でアーティスト活動をしている木村英輝さんは、70年代サイケの仕掛け人であった。その時代の空気、人間、企画のすべてを記録に残すべき作成された本である。ウッドストックに酔いしれたプロデューサーたちは、富士山の麓で「富士オデッセイ」を企画した。その日本側のコーディネーターが木村さんだったのである。ロックは、音楽ではない。誰もが時代に参加したかった。そしてそれは誰でも参加できることを実現するためにロックが必要だったのだ。

富士オデッセイは、頓挫したがそのDNAは、後年MOJOフリーコンサートとして5年間も国産ロックフェスの基礎をつくったのだ。



tabloid_007 at 16:29|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

May 18, 2008

やりたいことが一杯あって、いいのだ!

BAKAGRAM-3 人生まるわかり バカボングラム―ズバリ!性格分析なのだ!!
2001年5月15日に双葉社から初版なので、赤塚不二夫先生が倒れるちょっと前の本である。「バカボングラム」とは要するに性格占いの本である。あなたはバカボンパパ派なのか、バシメちゃん派なのかということがコミックストーリーから類推される読本になっている。内容は、いまでは新見はないが、使っているコマがやはり面白い。



tabloid_007 at 23:57|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

May 13, 2008

強烈な思慮、強烈な真摯、強烈な熱情

きょう、反比例 編集者・竹井正和
リトルモアの創業者であり、現在FOILを率いる竹井正和さんの半生。同じ関西出身の大先輩である。強烈な思慮、強烈な真摯、強烈な熱情

自分の生きる道がアートであり、文学であり、そのすべてが自分に挑んでくる。そういう感覚はワタシの感覚とぴったりあう



tabloid_007 at 21:10|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

May 04, 2008

死は、刑なのか。

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う
人が人を殺す。これは人がいる限り起きてしまう。現在の日本では3人以上殺すと死刑の可能性がある。しかし、殺された遺族からすれば、1人でも殺されたら、犯人を殺したいと思う。人を殺している人を殺すわけだから、罪は帳消しになるのか。仮に、司法が法の下に人を殺してくれたとしても、それは仇討ち以上のものなのか。そして、死刑になったとしても、被害者の家族も、加害者の家族も、打ちひしがれた、筆舌しがたい、他人には理解不能な、苦しみがあると思う。

死刑を考えることは、その是非を問うためだけのものではなく、死刑そのものを必要とした近代社会のあり方、自分が生きていることの確認を要することなのである。



tabloid_007 at 11:56|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

April 27, 2008

オーマイベースボールのデザイナー

LARRY広告批評 325号(2008年4月号) (325)
今月号に「The World of GOLDEN EGGS」の声でお馴染みの大岩正志さんのインタビューが掲載されていた。アートディレクターの森本千絵さんの特集での対談である。実は大岩さんは、ONE MAN SHOWというデザイン事務所を主宰するしているグラフィックデザイナーで、2003年には朝日広告賞を受賞している。

サザンオールスターズ、小室哲哉氏の会報誌やヨシモトの無限大マークのデザインも手がけた。大の野球ファンという事で、ライオンズの交流戦のためだけにユニホームデザインしたらしい。

http://www.oneman-show.com/



tabloid_007 at 15:53|この記事のURLComments(0)TrackBack(2)

April 20, 2008

人と人の奇なる縁がなす物語

奇縁まんだら
昨日、日経新聞主催で、本書の発売記念としてグランドプリンスホテル赤坂で瀬戸内寂聴さんのトーク&ランチが開催された。

日経新聞連載時から横尾忠則の挿絵に惹かれてすべて読んでいたので、これでまだ前編ときき、瀬戸内さんの文筆家との交友の広さに驚かされる。

内容的には、仏教の奥義など期待したものではなく、単に偉い文人でも普通の人よ、という世話話のようなものだった。だが、今年86歳になる作家からは 下世話な感じはなく、あくまで人との縁が人生の資産である、という姿勢に貫かれた会であった。



tabloid_007 at 21:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

April 13, 2008

西サモアに行って これでいいのだ

tamori-3赤塚不二夫とタモリの西サモアに行ってこれでいいのだ (講談社コミックス)

1978年に西サモアにいった赤塚不二夫氏が、それから15年たった1993年に再びタモリを引き連れて再訪したのだった。

酒の成分がはいってないが、麻酔の成分がはいっているカバを飲まされたり、風車をつくって子供たちに喜ばれたり、自然が残る珍道中ありの紀行モノ。

tamori-4



tabloid_007 at 21:53|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

覗く人は、どんどん横滑りして...

早稲田文学1
ワタシの青春時代の読書に欠かせない存在だった。アラン・ロブ=グリエ氏の訃報を新聞で読み、あらためて「消しゴム」を読んだときの衝撃を思い出した。それからというもの取り憑かれたようにロブ=グリエ作品、敷衍してヌーボーロマンの作品を読み漁った。

当時、四条河原町にあった京都書院がその手の本の宝庫であった。大学生の時に、東京のアテネフランセーズでフランス映画祭があり、ロブ=グリエが監督した「囚われの美女」の字幕なし上映で本人も来日し、鑑賞中 後ろの席にいたことが思い出深い。それにしても、早稲田文学より追悼特集がないのは残念である。

余談: 先日亡くなった市川崑とは1960年にロブ=グリエ脚本の 「涙なきフランス人」を映画化する企画があったが実現しなかった。

-----------------------------------------------

「訃報:アラン・ロブ=グリエさん死去、ヌーボー・ロマン作家 85歳」
ヌーボー・ロマン(新しい小説)の代表的作家としてフランス文学史に一時代を築いたアラン・ロブグリエさんが18日、フランス西部カンの病院で死去した。85歳。直接の死因は不明だが、心臓疾患で入院していた。地元メディアが伝えた。

1922年8月18日ブルターニュ半島西端に位置する港湾都市 フランス西部ブレスト(Brest)に生まれる
1944年、国立農業学校卒業後、農業技師としてモロッコやカリブ海のフランス海外県マルティニクなどで勤務。
1950年代から本格的な著作活動に入り「消しゴム」(1954年)を発表してロラン・バルトが絶賛する。

1956年からの新フランス評論誌上の評論で、自らヌーヴォー・ロマンの旗振り役となる。
1961年、アラン・レネ監督の映画『去年マリエンバートで』で脚本を務める。
2004年、アカデミー・フランセーズの会員(座席番号32)に選出される
2008年、フランス北西部カーンの病院にて死去。85歳没

aram

以降のフランスで、物語形式の伝統的な小説を否定し、革新的な表現を探求したヌーボー・ロマンの旗手。登場人物の心理分析を排除し、視覚描写を徹底する前衛的作風

約20の小説のほか「新しい小説のために」などの評論や、「去年マリエンバートで」の脚本も執筆。映画監督も務めた。

フランスのアルバネル文化・通信相は「文学における真の革命家だった」と死を悼む声明を発表した(共同通信)

迷路のなかで (講談社文芸文庫)
反復
覗くひと (講談社文芸文庫)
新しい小説のために (1967年)
快楽の館 (1969年) (今日の海外小説)
快楽の漸進的横滑り (1977年)
嫉妬 (1959年)
幻影都市のトポロジー (1979年)
ニューヨーク革命計画 (1972年)
弑逆者
グラディーヴァ マラケシュの裸婦
去年マリエンバートで
囚われの美女



tabloid_007 at 18:49|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

いまもジョン・レノンは息子に歌ってる

パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方 (生活人新書 248)
安藤哲也さんとは数年前からお付き合いさせていただいている。10社以上の流浪の旅から戻ってきた安藤さんは、修行を終えた聖人というよりロックなパパ星人になっていた。そして、その長髪からくりだすメッセージはNPOファザリングジャパンとなって爆発した。

パパの笑顔がママの世界も子供の世界も平和にできるかどうか、暢気に力強く精緻に 楽しんで実験に励んでいるようだ。

この本はパパになるための教本ではない。パパになる気がある人のバイブルになるだろう。

↓ブログ
http://ando-papa.seesaa.net/



tabloid_007 at 11:55|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

April 06, 2008

転生輪廻の人生

懺悔録 (幻冬舎アウトロー文庫)
これほど時代に抹殺された男はいない。あれほどの作品、あれほどの表現、あれほどの情熱...すべては過去のものなのだろうか?

梶原一騎のファン層は現在でも確かに存在するが、それは生きていた頃からの梶原一騎という存在の余韻であり、作品評価と必ずしも結びつくものは少ないような気がする。

いま、ワタシは梶原作品を少しずつ読み返している。そして、その全貌まではまだまだ到底辿りつけないが、作品から片鱗を垣間見ることはできる。その断片から全体を想像するのだ。

ある程度、梶原作品を読み終わったら、梶原一騎作品復権に向けて動きたいと思う。

⇒ アマゾンで入手可能な作品群(819作品・重複あり)

⇒ ヤフーオークションで入手可能なモノ



tabloid_007 at 10:14|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

自然に帰る作家

精進百撰
いまは亡き、作家の水上勉が晩年 心臓を患いひとり長野県小諸に移り住み過ごした。その際、駅前のフィリピン人の娘達に手伝ってもらい畑仕事をして収穫された野菜で精進料理を作ったのだった。

本書は、その素朴な素材を活かした料理を美しい写真付きで紹介するものである。昔、読んだ本だが昨日 人と雑談していて思い出した。岩波現代文庫からもでている。



tabloid_007 at 07:59|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

March 30, 2008

山猿がモデルになった!

kauluwehi
人気モデル・長谷川潤さんのタレント本と紹介してしまえば、それで終わるのかもしれないが、この本はそうはいかない。以前から仕事柄女性誌を読んでいて長谷川潤さんの読んでいる本紹介に関心があった。生物や人類に関する本が多いので、他のモデル本とは違うと思っていた。

本のタイトル「kauluwehi」は、「カエルヴェヒ」と読む。自然に恵まれた瑞々しい場所を意味する。これが、長谷川潤さんのミドルネームであり、ハワイ人としての誇りになっている。生まれたのが6月なのでJuneで潤うの「潤」が日本名。

14歳まで生まれ育ったハワイ本島の山側のHILOのジャングルや火山や根っこが甘い葉っぱなどで野生児のように過ごしたとある。見るからに優しくて頼もしい感じは、生まれが醸し出しているのかもしれない。とても感じの良い一冊。http://hasegawa-jun.com/



tabloid_007 at 18:05|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

March 16, 2008

『夕焼けがきれいだったら、夕焼けの方向に進んでみればよい』 きつかわゆきお

ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。
橘川幸夫さんの新刊とその発売記念パーティが、鶯谷の東京キネマ倶楽部で3月14日に開催された。

kitsu何とも昭和な舞台が橘川さんのセンスを感じる。昔、グランドキャバレーだったらしく、ステージを円形で囲むように二階席まである作りで壮観だ。そこへ、登場人物として任命された各界の方々のバラエティに富んでいることといったら筆舌しがたい。そんな華やかなストーリーとは別に、橘川さんの 普段着そのままの存在感は、ロック哲学者の風貌をすでに兼ね備えてきたかのようだった。

新刊の中のアフォリズムでは、人によっていろいろ思うところがポップアップされる仕組みになっている。

ワタシは、最近久しぶりの友人から相談をうけたときのことを思い出す一節に遭遇したので記しておく

「助けてあげたくても助けてあげられないことがある、ということを お互いの中に確かめ合うことが、本当の信頼関係である」

以上、皆さんも自分にフィットする言葉を本書で捜してください。橘川幸夫さんの新刊は、大人のWiiです。http://www.onbook.jp/kit/2008/03/post_145.html

* 引用「深呼吸する言葉/著・きつかわゆきお/出版社・バジリコ」



tabloid_007 at 15:43|この記事のURLComments(0)TrackBack(2)

March 09, 2008

美人力は自信力

美人力。
「おネエ★MANS」でもお馴染みの如月音流さんの新著。キレイに生きる69の法則と副題にあるが、それよりも音流さんのユニークさは、その透徹した強い考え方にあると思う。美しくなりたいんなら、一瞬痛くても整形すべし、などの項目はむしろ生き方指南である。

自信がない人が読んで元気がてるというよりは、自信がある人がもっと強くなる本と思う。http://ameblo.jp/kisaragi-nel



tabloid_007 at 10:28|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

得体の知れない卵の正体

乳と卵
乳と卵と書いて、"ちちとらん"と読むらしい ここには、まったく男がでてこない でてこないから らん から生まれてきて ちち を吸うことしか書いていない 精子は描く必要はない だから ちち は 乳であって、父ではないのだ

緑子の母も 父には会えない... 会って酔っていたのか会わなくて酔っていたのかは問題ではない 父はずっと不在のままなのだ

http://www.mieko.jp/



tabloid_007 at 09:57|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

王道を目指すなら、まず奇の道に学べ

「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた
いまさらながら、内田勝氏の本をとりあげる。10年以上、公私共にお世話になっている伝説の編集者の反省とその思索を描いた本である。

改めて内田氏の本を読むと、「巨人の星」「あしたのジョー」のヒット、大伴昌司
と「ウルトラマン」の発見、「仮面ライダー」によるテレビ・玩具とのメディアミックスの先駆け、はたまた切手モデルガンブームの仕掛け人など、その偉業の方が先にきてしまうが、実は内田氏の発想の原点に 奇なるものへの憧憬と実践があった。もともと教育者を目指していた内田氏だから、その取り組みは真摯とも言える熱情により 数々のヒット作として結実するのだ。

ここには、ヒットの帝王学が記されている。エクタメ業界関係者は、必読。



tabloid_007 at 07:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

March 02, 2008

贈り物に"虹"はいかが?

The Rainbow in Your Hands

"RAINBOW IN YOUR HAND"は、全く同じ大きさの7色の四角形が印刷された、36枚の真っ黒なページをパラパラとめくると、小さな虹があらわれる。
ページが右から左へとめくられ飛んでいくとき、黒いページの上にアーチ状の虹がかかる。

それは7色の四角形が残した残像の仕業。これからはこの本があれば、いつでも、どこでも、あなただけの小さな虹を手の中に作り出すことができる。



tabloid_007 at 17:54|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

February 24, 2008

私が彼の浮気を知って、彼女は私をどう思う

星へ落ちる
金原ひとみが芥川賞をとったのは、もう4年の前の出来事である。21歳での受賞ということで騒がれたが、その後の作品発表のから順調にキャリアを築いているのだろう。海外でもつとも翻訳されている作家だそうだ。さて、本作は昨年雑誌に掲載された短編の単行本化である。

元彼の部屋を出て、「彼」と付き合い始めた「私」。「彼」が女と浮気をしていると知り、自殺を考える「僕」。突然去った「彼女」を待ち続ける「俺」。1つの恋愛を3つの視点で描いている。まるで、マルチアングルのようであるが、その視点の混乱が面白いまとめにつながっていないように思う。交差しない視点が孤独を浮き彫りにする、という感じが欲しかった。

◇金原 ひとみ(かねはら ひとみ、1983年8月8日 - )=芥川賞作家。

東京都出身。
父は児童文学研究家・翻訳家の金原瑞人。
文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。
小説を書き始めたのは12歳の時。中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加。20歳の時、周囲に勧めを受けてすばる文学賞に応募した。
2003年、「蛇にピアス」で第27回すばる文学賞を受賞。
2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞。



tabloid_007 at 18:24|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

キャラ化する都会、キャラする現代

キャラ化するニッポン (講談社現代新書)
先日、橘川幸夫さんと話していたら、「引きこもりは、現代の家出だ」という卓見にふれた。若者が"素"でいることを許さない社会。何かのキャラに扮すせざるを得ない社会、それがキャラ化社会なのである。

だから、家からでても仕方が無いので、家に引きこもる。だが、そこに自然や素はなく、キャラの扮装をしいるネット情報に溺れてしまうのだ。

著者・相原博之氏は、玩具大手のバンダイ関連のバンダイ研究所の所長を務めている方なので、分析は非常に的を得ている。http://www.charaken.com/



tabloid_007 at 17:38|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

February 17, 2008

仕事スキスキ!人間が伸びる

趣味力 (生活人新書)
仕事を熟練する過程で、仕事が好きになり、「趣味は仕事です」というのはダメで、好きなことを幼少期からやっていて それが仕事になったら「趣味が仕事です」ということで グッドらしい。

こういうアルチザン(職人)を認めない発想というのは如何なものか。幼少から好きなことばかりできた人にアーティストが多いのは実情としてわかるが、ワタシは仕事の中にアートをみても良いと思う。

逆に秋元氏の場合は、仕事との合間に趣味を見つけたということなのだろう。



tabloid_007 at 17:55|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

February 06, 2008

何も起こりはしなかった...ことにしなかった

何も起こりはしなかった―劇の言葉、政治の言葉 (集英社新書 384A)
イギリスの劇作家ハロルド・ピンターのノーベル文学賞受賞記念講演やガーディアン誌などに掲載された過去の政治コラムを収録した単行本である。

特に、アメリカに対する批判は強い調子で語られる。民主主義を守るという面目で南米や中東で罪のない市井の人々を何十万人殺せば気が済むのか。アメリカが国際法や国際司法裁判所の判決をまったく無視し続ける歴史に対して、残りの世界が圧倒的な軍事力に屈服させられているとピンターはみている。

ニカラグアなど数々の独裁政権へのポジティブな関与、大量虐殺へのアドバイスなどまったく報道されない死者の数や事件にたいして、「何も起こりはしなかった」ことにしていることを絶対彼は許さない。そのことを知り伝えることでムーブメントになると信じている。共鳴。



tabloid_007 at 22:01|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

February 03, 2008

That's can be. そんなはずないわ!

24英会話
FOXの方から頂戴しました。テレビシリーズもヒットするといろいろスピンオフ企画もできるわけで、この本の発想は面白い。

帯に「生きたフレーズが身に付く英語教本」とある。日本人ほど英語関連本を買って身に付かない人種もないのではないか。24の世界だから当然 現実には何の役にもたたないフレーズが多い。にも関わらず、あの緊迫した短い格好よいフレーズならなんとかなるのでは?と思わせたところにマーケターの勝利がある。

ちなみに、フレイズは全部で240ある。例をあげると...

 『 Do you think you can break her in time ?』

...

...

訳は...

 『時間内に彼女を落とせると思うかね?』

...

...

うーむ、生きた英語かぁ...



tabloid_007 at 08:43|この記事のURLComments(0)TrackBack(3)

January 28, 2008

透明人間とは付き合うな!

透明人間の買いもの
今回は、知らずに買ってしまう自分がマスマーケティングの虜になっているという話。たとえば、どうしてビリーザブートキャンプのDVDを買っても全巻見ないのか?、など指摘している。ああ、なるほど、という人が多いから自分は企業からみれば、透明人間にみえる、というわけだ。

しかし残念ながら、ワタシの経験は、ちっとも"なるほど"とはならなかった。その理由が思い当たるとすれば、ワタシはベストセラーは読まない主義だからかもしれない

◇指南役=代表・草場滋氏は、ホイチョイプロダクションズ内に事務所をおき、活動している。

元は、福岡市内の城南高校の水泳部内に、草場滋を中心に結成された「第5の泳法」を研究・開発するチームだった。その後、次第に様々な独創的な遊びを考案するチームへと変貌。水泳部からも独立し、エンターテイメントの分野で、独自の研究・開発を行 うチームとして、現在に至る。

指南役のメンバーは、草場滋を中心に4〜5人で構成されているが、プロジェクトの 内容によっては、その都度、友軍的なメンバーも加わる。「指南役」は、固定し た組織というより、ある方向を持った「プロジェクトの総称」に近いイメージ

http://www.cynanyc.com/index2.html



tabloid_007 at 21:38|この記事のURLComments(0)TrackBack(3)

百年ぶり、と交わす、前世同窓会

念力家族
知人にきいて早速、本書と「念力図鑑」を読んで見た。短歌に日常を持ち込み諧謔の世界を描くのが基本とするならば、笹氏のそれは、短歌に日常的な非日常をもちこみ、それを日常のことのように描いてみせた、という風にいえるだろう。

◇ 笹 公人(ささ きみひと、1975年7月8日 - )=歌人並びにミュージシャンである。東京都出身。戦国時代に「笹の才蔵」として名を馳せた槍の名手で、武将の可児才蔵の末裔。文化学院文学科卒業。

高校生の頃、寺山修司の影響を受け短歌の作歌、YMOの影響を受け、バンド「宇宙ヤング」を結成し、ボーカル・作詞・作曲を担当する。1999年より「未来」短歌会にて岡井隆に師事。更に田久保英夫に弟子入りして小説も創作する。
1998年、宇宙ヤングはCDデビューをするも、前登志夫、佐佐木幸綱らに短歌で高い評価を受け、短歌に専念するため解散するが、2001年にキーボード・プログラミング・作曲・編曲担当のHDE-AKI(ひであき、1973年10月18日 - )を加え、再結成した。

http://www.uchu-young.net/sasa/



tabloid_007 at 20:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

January 19, 2008

王道あれば、脇道あり、わき道に楽しみあり

manga-1マンガ地獄変
吉田豪をはじめ、濃い〜メンバーによるゾンビコミックを徹底討論。梶原一騎から好美のぼるまで愛なくしては語れない裏舞台の数々。これは解説するより読むべきだな。http://gosan.cocolog-nifty.com/

tabloid_007 at 19:09|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

手は、人間の触覚

abe

『手について』(著:安部公房) 1973年

 

 

 

 

 

 

 

1972年1月6日読売新聞朝刊に掲載されたコラムを、その翌年1973年に975部の限定で、プレス・ビブリオマーヌから刊行された稀少本である。市場価格が3万円以上のものをヤフオクで安価に入手することができた。

装丁も掌をデザインし、指輪のスケッチの宝石部分は刳り抜いて、ルビーやエメラルドをイメージした紙が張られている。

人間の視点は、すべてを平等にみているわけではなく、見たい箇所のみ取捨選択してみるものだという。モノの見方について言っている。見えないところをみようとしたり、見たいところだけみようとしたり、それが「手」が教えてくれる教訓なのだろう。

http://w1allen.seesaa.net/



tabloid_007 at 12:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

January 14, 2008

地獄をみた官僚の清んだ人間論

インテリジェンス人間論
外務官僚であった(いまも?)佐藤優氏の新刊は必ず読みたくなる。このどうにも、哲人然とした風貌と役人のもつ精緻な地頭の良さに引き込まれてしまうのだ。

国家にとっての悪は正義にすりかえられてしまう、という一見映画のような現実のリアリティに圧倒され怒りもわく。

その検察の罠を告発するというにとどまらず、その先の人生を人間論やその後の人間関係の洞察に費やしたのが本書である。悲観を潜り抜けた諦念は、いまもポジティブエネルギーを発し続けているとみた。



tabloid_007 at 19:29|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

自殺でうまれる美学を説く

青少年のための自殺学入門 (河出文庫)
吉祥寺のセレクトショップ「百年」で購入。この表紙は河出書房のものだか、ワタシが購入したのは、土曜美術社のもので、裏付をみると凄い!初版が1979年10月20日で、今回購入したものは、第四版で1990年2月20日発行である。どんだけ、息の永い書物なんだ。

しかし、それくらい寺山修司の本は愛されているし、必要なんだな。特に、本書は青少年向けに書かれている。借金苦や失恋など 何かのせいで死ぬことを自殺と定義していない。

悲観の末の楽観を夢みるものだけが、この甘美を味わうことができる。そういう類の自殺のススメである。http://shuji-museum.misawasi.com/



tabloid_007 at 16:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)

フィクションのような人生をおくった愛すべきアル中

君はフィクション
私が大阪で高校生の時、雑誌「プレイガイドジャーナル」でカネテツの広告漫画「微笑家族」を見た時からファンだった。

いま、ウィキペディアの略歴を読んで、どの小説より中島らもの生き方の方がドラマチックだなぁ、と感慨にふける。

■中島 らも(なかじま らも、1952年4月3日 - 2004年7月26日)は、兵庫県尼崎市出身の小説家、戯曲家、随筆家、俳優、コピーライター、広告プラ