Uber自律走行車が 人をはねたことのモラルは誰に?【テレビはオトナのたしなみ!という提案。】(前編) 角田陽一郎 x 福田 淳

March 25, 2018

イギリスのEU離脱もトランプ当選もすべてSNSの仕業だった!?

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2016年に起きた世界的な二つの政変。
英国の欧州連合(EU)脱退と米大統領選に関する国民投票の結果が、あるメディアコンサルタントによってSNSを最大限に利用して、世論操作したとなれば大スキャンダルだろう。

発端はイギリスに本社を置く政策コンサルティング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」(Cambridge Analytica - 2013年設立。代表のアレクサンダー・ニックス -Alexander Nix)。同社がフェイスブック上の個人情報5,000万人分を活用し世論操作した。


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同社の設立時には、トランプの側近だったバノン元首席戦略官も役員に名を連ねていた。トランプ陣営が大統領選で勢いをつけたのはバノン氏とケンブリッジ社を取り込んでからだ。

2014年、フェイスブックが、性格のタイプを診断するクイズアプリを提供した。ケンブリッジ・アナリティカの上級幹部であり、かつケンブリッジ大学の心理学者であるアレクサンダー・コーガン氏(Aleksandr Kogan)によって開発された。


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当時のアプリやゲームによくあったように、クイズは実際にそれに答えたユーザーのデータだけでなく、回答したユーザーの友達に関するデータも収集するよう設計されていた。ケンブリッジ・アナリティカ社で働いていたクリストファー・ワイリー氏は、27万人がクイズに答えたことで、主に米国に住む その友達の友達まで総勢5000万人の情報が本人の預かり知らないところで選挙選のプロファイリングとターゲット広告に利用された。 
データはケンブリッジ・アナリティカ社に売却され、人々の心理学的な輪郭を描き出すとともに、彼らに親トランプ的な素材を送り届けるのに利用された。

ケンブリッジ・アナリティカは、同社の最高経営責任者(CEO)であるアレクサンダー・ニックスを停職にした。ニックスは、対抗する政治候補者にダメージを与えるため 仕掛けた収賄の様子を隠しカメラで撮ったり、売春婦を使ったハニートラップなど、違法な手段を使うことも辞さないと述べた映像を隠し撮りされていた。

なんとも皮肉なことである。


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Cambridge Analytica Uncovered: Secret filming reveals election tricks 
https://youtu.be/mpbeOCKZFfQ 
 

tabloid_007 at 22:43│Comments(0)

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