March 25, 2018
Uber自律走行車が 人をはねたことのモラルは誰に?

Uberの自律走行車が人をはねて死亡させた。
2018年3月18日の夜、アリゾナ州テンピで道路を横断していた歩行者をはねて死亡させた事故の瞬間を示す記録映像を、地元警察が公開した。歩行者はクルマとの衝突のほんの2秒前に暗闇から出現したことがわかる。


このことが考えさせられる未来の話はたくさんある。
現在の自動運転は、安全責任は明確に人間であるドライバーということになっている。
将来の自律走行車は、AIが判断することになる。テクノロジーの問題はいずれ解決する。飛行機事故で亡くなる人は、車より少ない。すべての事故は人間だろうが、機械だろうがなくならない。
でも、機械(AI)が運転した車が人を殺すと機械ドライバーは法律で裁けないから誰のせいか、という倫理問題が起きる。
メーカーのせいか、ドライバーのせいか。また、人間と機械が共存して運転する期間の事故はどうするのか。議論が必要なところである。ドイツのメーカーで議論されているのは「轢かれるのが動物と人なら人が優先する」というのはあるが「年寄りと子どもならどっちなのか決めてはならない」と。また、ぶつかりそうになった時に、壁と親子なら、ドライバーが怪我をしても壁を選んでいいのかどうか。また、二人死ぬのと一人なのはどっちか選べるのか。ドライバーが金持ちなら、アルゴリズムをカスタマイズしていいのか悪いのか。
このようなありとあらゆる問題が自動車の自律走行には必要な議論になっていくだろう。
↓下記は警察が公開した事故の映像(閲覧にはご注意ください)
tabloid_007 at 09:54│Comments(0)│