April 16, 2017

オーバーブッキングはエアライン最大の収益源!?

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  by "Why do airlines sell too many tickets?" - Nina Klietsch

ユナイテッド航空のオーバーブッキング問題って、実は経営問題なんだよね。オーバーブッキングを上手にさばけると航空会社の利益が向上する。だから、綿密な確率の計算をしないといけない。

まず、オーバーブッキングはなぜ起きるか。
大きくは二つある。

一つはあなたの寝坊、二日酔い、交通事情などが主な要因である。
これらの殆どがケースは、リファンド(返金)されない。だったらオーバーブッキングしなくてもいいじゃないかと思うだろうが、現実の航空会社の競争はもっと激しい。航空会社の利益率は1%前後なのである。1席に対して二重にチケットを売ることで、より利益が大きくなる。

もう一つは、ビジネス旅行者の便の変更。全乗客数では僅か12%だが、売上では60%を占める。この連中は正規料金に近い金額を払って自由度の高いチケットをもっており、会議の都合などで絶え間なく便を変更する。

アメリカだけでも毎年9億人(強制的に降ろされた乗客数46,000人=0.005%)が空路で移動している。平均して5%の乗客がドタキャンする。場合によっては15%に跳ね上がる。当然 航空会社の経営に大きな影響を与える。

このキャンセルをそのままにしておくと、全米だけで毎日数億円の損失を生むことになる。空席が多いと乗る乗客のチケット代金も上がり、航空会社の経営はさらに悪化する。

だから航空会社は1席の収益を最大化させるために、あらゆるアルコリズムを駆使してオーバーブッキングするのだ。

- 過去の未搭乗者数のデータ
- 返金不可の航空券の枚数
- 乗り継ぎ客の人数
- 未搭乗が常習化している客のデータ

さらに、外的要因を考慮したモデルをつくる。

- 台風など天気要因での搭乗率
- 音楽フェス後の酔っ払い客のドタキャン率

これらを考慮したプログラムを駆使して、あらかじめオーバーブッキングするのだ。

ちみなに、オーバーブッキングされた客の90%が、高額の補償金を提示され納得し飛行機を降りる。アメリカ運輸省は、無理やり搭乗を阻まれた乗客に対して、チケット価格の4倍、最大1,350ドル(約16万円、これ米国内線ね)を受け取る権利があるという法令(2011年)を定めた。これに移動費や宿泊代も上乗せされる。

だから、同時に起きた「パスライダー(関係者の格安搭乗)のレギンス客の搭乗拒否」事件も、利益面から考えたら厳しくて当然かもね。

だから、オーバーブッキングは今後もなくならないって話し。

下記参考。
「どうして航空会社はオーバーブッキングするの?」統計学者 ニーナ・クリプシュ
https://youtu.be/ZFNstNKgEDI


tabloid_007 at 09:45│Comments(0)

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