January 28, 2017

インタビュー『VRは“体験”をパブリッシュできる初めてのメディア』 福田淳

























「シンギュラリティ (機械やAIが人の能力を超える日)になったらどうなるのか考えてみました。実はすでに過去の産業革命で同じようなことが起きているんです。
19世紀初頭(1900年)にアメリカの農業従事者は、人口の80パーセントを占めていた。100年後の21世紀(2000年)には、たった0.2パーセントしかいなくなっていました。作られる穀物の数は当時の何百倍も増えているんですよ。だからって、農業従事者たちが みんなクビになっちゃったのかっていうと、そんなことはない。なだらかな時間の流れの中で別の仕事にシフトしていった。

同じことが今、ICT(情報通信技術)の発達によって急激に起きている。UberとかAirbnbだとか、いろんな中抜きサービス(移動は無くならないけどタクシー会社はいらない、宿泊は必要だけどホテルはいらない等)が生まれた結果、間接的な存在は全部いらなくなって、直接的なマーケットがスマホを通じて現れたと思うんです。
(中略)
シンギュラリティの後に人間がやるべきことは、人間にしかできないことをやるしかないんです。だからどんなテクノロジーが発達しても、人が必要とするものは、僕の専門分野でいうとエンターテインメントコンテンツなんだと思います。

そこで、自分らしいVRの活用方法がないか考えたら、人間が手描きしたものを コンピューターグラフィックスよりも精度が高い作品として残すことじゃないかというアイディアが浮かび、"VRアート"しかないだろうということで今回ギャラリーを始めました」

聞き手: 雑誌「B-maga」
構成:Chizuko Fukuda
撮影:越間 有紀子



tabloid_007 at 08:29│Comments(0)

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