October 30, 2016

「VRライブ」と「VR的なライブ」の違い!

















VR関連の映像や施設を視察したので雑感まで。
NHKグループ(NHKエンタプライズ、NHK研究所)のVR+8K(3Dメガネをかけて8K映像を見る)と、DMMグループ(DMM.futureworks)のDMM VR THEATER(ホログラム技術)を体験。


















両方ともVRと呼んでいるが、ヘッド・マウント・ディススブレイ(HMD)は装着しない。つまり、被り物なしで、いかに没入感を体験させるかが課題になった試みである。
まず基本的なこととして、360度映像とVR映像は違うと思っている。YouTubeやFacebookの360度映像は、そのままスマホやパソコンで見る限り、単なるフレームのある映像に過ぎない。指でなぞって後ろの人が見えますよってだけだ。でも、HMDをつけたVR映像は、没入感のある’体験'になる。これは全く違うものなのだ。


















ただ、現状のHMD型体験には、いくつもの問題がある。価格が高い(10-30万円)、コードが邪魔(ワイヤレスが可能なのは画像が貧相)、大勢で楽しめない(プレステVRは4人が同時に体験できる)などなど。

そこで、今回の様な大勢で楽しめる没入感あるエンタメを提供したいというチャレンジが盛んになる。
両者とも演劇より音楽ライブに向いていると思う。現状では、大型スクリーンやライブステージを活用することで、登場人物の立体感と臨場感を演出する。
いかに、生身の人間に近づけるか….いやしかし結局は、生身の人間にできない演出をした方がウケる様な気がする。CGの作り込み、生身の人間との共演、音と光の演出などが大事になってくる。



















ということは、今回のこの二つの試みについては、私が考える没入感のあるVR体験とは全く違う別のエンタメであることがわかった。私がフォーカスすべきは、フレーム(テレビやステージ)での表現ではなくて、あくまでHMDを活用した'体験’そのものをパブリッシュすることなのだ。生身の人間のライブを8KのVRデータでライブ配信し、世界中のHMD経由で配信するのが当面の目標になる。それには、プロ用のVRカメラ、大容量の編集が可能な機材、配信インフラの登場が待たれる。




tabloid_007 at 08:46│Comments(0)

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