April 10, 2016

オリンピックロゴをデザインして、応募して、落選するまでのメモ

















↑ 応募した完成版!

↓ デザインの経緯

2015/10/17

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、公募する五輪エンブレムデザインの応募要項を発表した。

パブリックデザインをする機会は滅多にないと思い挑戦してみた。
普段は企業クライアントが主な相手先なので、話し合うことでデザインの意味を見出すことができる。
だが、オリンピックのような国をあげて世界に向けたデザインとなると、自分の社会に対する考え方、東京への愛などを自問自答することになる。
そんな旅に付き合ってくれたのが、ソニー・デジタルエンタテインメントのデザイナーである森はるかである。

2015/10/28
まずは、私がラフを描いてみた。「人が走ってる」「ビル」「ハトとか動物」と走り書きしてあるが、なんだかよくわからない(笑)

写真 2016-04-10 11 14 49

2015/10/28
このカオスのような下絵と自分のオリンピックに対する考え方(地球を表す球体イメージと自然と人の共生と輝かしい未来)を森に伝えたところ、さささと筆ペンでイメージ図を描いてくれた。さすが!

写真 2015-10-28 10 01 47 (2)


2015/11/4
具体的な要素をいれたファーストカットが出来上がってきた。まだロゴを意識せず、要素を具体化することに集中することにした。


写真 2015-12-09 12 20 44


2015/11/5
線より面で構成。丸みを意識。バランスをみるためにロゴをつけてみる。


写真 2016-04-10 11 58 05
2015/11/6
パラリンピックロゴとのバランスを考えるためデザインを具体的なものから抽象的なものまでラフで作ってみる。
まだまだロゴになってない。応募開始が迫る。


写真 2015-11-06 12 32 21


2015/11/13
すべてのデザインをリセットするためそれぞれの要素(ビル、動物など)を描き直してもらう。森の苦悩の跡がみてとれる。

2015-11月13日_ラフ01



2015-11月13日_ラフ02


2015-11月13日_ラフ03


2015-11月13日_ラフ04


2015-11月13日_ラフ05


2015/11/19
森のメモより
「どんな考え方でデザインを変化させたか

初めから最後まで一貫してあるのが、
福田さんのイメージにあった中心に起点があって外に向かって放出するようなデザインです。
そこに、オリンピックの大会ビジョンを一体化させ、なおかつさまざまなメディアで展開しやすく気分を盛り上げるような
エンブレムにできるよう変化させていきました。
初期の有機的な図案の段階で、「上昇」「一体感・共存」のキーワードは既に存在しており、
常に念頭に置きながら色やカタチを考え、組み合わせる作業を重ねています。

最終決定したオリンピックエンブレム・パラリンピックエンブレムは、
はじめに決定したオリンピックエンブレムに対し「寛容」に視点を変化させるというビジョンをコンセプトの骨組みとし、
シームレスなぺアのデザインになるよう磨きをかけて完成としました。」

2015-11月19日_ラフをエンブレムにする_デザイン変遷

2015/11/30
完成!そして応募申請。
最終版はトップ掲載のデザイン。
下記は最後の候補デザイン。
















結果は落選だったが、このスタディは数十年に一度の機会だったので刺激になった。





tabloid_007 at 11:40│Comments(0)

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