March 16, 2013
映画【女はみんな生きている】 (監督 コリーヌ・セロー)

監督:コリーヌ・セロー
出演:カロリーヌ・フロ
角川書店(2011-10-21)
1977年にセロー監督の「彼女と彼たち—なぜ、いけないの」を見て以来 彼女の監督作はだいたい見ている。
ドラマの中では、独特な人間関係を築こうとする人たちが描かれる。
倦怠期の夫婦が車で移動してたら、突然男たちにボッコボッコにされた女性をみかける。あまりにも唐突な風景に何もできずにいた主婦だが、あとから気になって重症の女を病院に訪ねたら、情が湧いてきちゃった。
その女は、ボスのお金を持ち逃げした娼婦だったのだ。ほとんど半身不随となった女の病室に、容赦なく刺客は襲い掛かる。平凡な主婦は突然の非現実的な展開に必死で立ち向かう...って話。
どういう正義感か?とか動機みたいなことは一切描かれない。状況だけがどんどん進む。その中で、旦那との関係や息子との関係も見直すことになる。
コメディ仕立てだが、現実を考えさせる。そういうコントラストが監督の得意とするところなのだろう。
tabloid_007 at 18:39│Comments(0)│
│Movie