September 17, 2012
エッセイ【相性】(著者三浦 友和):愛の正体を知りたいと思っていたら、こんなところに“ひょっ”とあった!
相性著者:三浦 友和
小学館(2011-11-14)
映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」公開記念に発売された本。
出版の際の報道で、思わずグッとくる三浦さんの言葉があり、即購入した。
「奥様である山口百恵さんが芸能界に復帰したいっていったらどうします?」という聞く側からすれば、何も考えないお決まりの質問だったのかもしれない。
それに対する三浦さんの返答がグッときた。
「もし、結婚31年たって、妻がそんな大きな気持ちを心の奥にしまい込んでいて、自分が気づかなかったのなら。夫失格でしょう。事実だったら失礼な男です。相性云々の前に、離婚しないといけないでしょう。けじめとしてね。」
この“失礼な男です”にグッときた。
愛だよ。これが愛なんだな。いつか正体をみたいと思っていたら、こういうところに“ひょっ”とあったりする。
読んでみたら、その辺の哲学書なんてもう読む必要ないくらい何気ない深さのある本だった。最近、勝新太郎とか芸能人の本を結構読むのだが、サラリーマンと違って保証のない仕事だから、それだけ鋭敏になるし深いわけだよ。
他にも突き刺さる言葉かいっぱいあったな。抜粋すると...
・ 「やさしい人」とは、周囲から評価される人ではなく、他人のことを想像する力をいう。自分の弱さやズルさ、もろさを認めることだと思う。自分のダメな部分がわかってるから、相手の欠点も理解することができる。相手を思いやることができる。それが「やさしさ」だと思うんです。
・ 「相手の言動や振る舞いに対して『自分だったらどうだろう?』と想像できないから、いさかいが起こるんだと思う。簡単に他人を否定する人間は、自分と他人が違う考えをもった人間であることすら気づいてない。
・ 役者の先輩である橋爪功さんから「趣味、何?」ときかれ「陶芸とかやってみたいです」と返答すると「やりなさいよ」と言う。「やりたいと思うことが才能なんだよ」
・ 振り返った時に、プラスとマイナスを換算して、たった1つでもプラスだったら「幸せだ!」と胸を張っていいと思う。マイナスのない、プラスだけの人生なんてあり得ません。
ま、推薦図書だな。
tabloid_007 at 23:04│Comments(0)│
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