May 04, 2011
映画「トラブル・イン・ハリウッド」(主演 ロバート・デ・ニーロ): 自分があると務まらない職業...映画プロデューサー...
トラブル・イン・ハリウッド スペシャル・エディション [DVD]
出演:ロバート・デ・ニーロ
角川映画(2010-12-24)
長年現場にいたので、こういう映画の背景がよくわかる。
映画プロデューサーとして知られるアート・リンソンの著書『What Just Happened? Bitter Hollywood Tales from the Front Line』を、本人による脚色で映画化した。
デニーロ扮するハリウッドの映画プロデューサーのベンが、製作現場や映画会社の人間に振り回される姿を描く。
まずプロデューサーといっても、実にさまざまなレベルで同じ肩書きを持つ。映画会社に努めるプロデューサー。これが一番安全地帯からものをいうので、みんなから疎まれるが、現場思いすぎるとクリエイターの片を持つとして左遷する。そして、さらに大変なのが制作プロダクションのプロデューサーである。アカデミー賞でガッツポーズ出来るのはこの立場だが、そんな人は1年に1人しかいない。たいていのプロデューサーは、いま大物でも多かれ少なかれ、ベンのような風見鶏だったりする。
不安定な監督に右往左往させられながらスタジオのプロデューサーからとっくの昔に撮った遠方ロケの手直しを要求される。
予算内でだ!
ああ、あまりにもこういう現場を数多く見てきたので、この映画をみて笑うことが出来なかった...。
制作現場に憧れてる方、是非どーぞ。
tabloid_007 at 23:03│Comments(0)│
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