写真集【Dedication -to two watermen】(横山 泰介):私たちに出来ることは人生をあるがままに受け止めること。明日が来ないかの如く、日々を精一杯生きること。銀座エルメス店頭で交錯する高級品の職人芸と下町工場の職人芸。

March 27, 2011

鴻池朋子展「隠れマウンテン 逆登り」:観る者が物語を紡ぎ、そして語り続ける作品たち。

IMG_0005-s
鴻池朋子展「隠れマウンテン 逆登り」 
 
2011年3月9日(水)〜4月9日(土)
ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)
新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
03-3268-2500





大震災の数日前、鴻池朋子さんの個展があるというので、オープニングパーティに行ってきた。

鴻池さんの作品は、絵本の「みみお」を読んだ時から大好きだった。そして、決定的だったのが2009年8月に新宿初台のオペラシティでの展示会『インタートラベラー 神話と遊ぶ人』を観たことだった。これは単に"観た"なとという生やしいことではなく、"体験した"というに相応しい展示会だった。

比較するのはおかしいが、鴻池さんの「2001年宇宙の旅」だと思った。転生輪廻をほんの一瞬で提示してしまう衝撃を味わったものだ。

呆然と展示を見たあと、廊下に本棚があり、そこに何十冊かの絵本が置いてあった。特にバージニア・リー・バートンの「せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし」やクリス ヴァン・オールズバーグ「ベンの見た夢」が印象に残った。鴻池さんの世界は、1作品毎に完結しているように見えるが、実はそれぞれに物語の一部を担おうとしているように感じた。

そして、今回はじめてご本にお会いした。いくつかの絵本からインスパイヤされることもあるという。

 IMG_3418-sIMG_3411-s 










今回の目玉作品「隠れマウンテン 逆登り」は、8枚両面に描かれた二段の襖絵である。実に圧巻!

更に、謎解きの物語は続く。自身が立ち上げた予約制のギャラリー『VOLCANOISE』(ヴォルカノイズ)で「ザ・ロッジ 切立った崖に建つ家」という企画が連携している。2011年3月10日(木)〜5月15日(日)
「〜 これは、『隠れマウンテン』未公開ドローイング 私物の玩具たちのみ
そして これらを紡ぎあげるのは私たち「見る人」だけ

The Lodge に辿りついた観客が 作者不在のなか 自らの想像力だけをたよりに語り合いまだ見ぬ『隠れマウンテン』頂上へと登ってゆくプロジェクトダイアログはここから始まる 〜」

本プロジェクトでは毎回1〜5 名程の予約を受け付け、知らない者同士が実際に作品を手に取り語り合いながら、観客自身の独自な眼で作品を見抜いてゆく場ということらしい。予約を入れたが、震災で難しかったので落ち着いたら来月にでもいこうと思う。

IMG_0001-s


tabloid_007 at 16:33│Comments(0) Art 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
写真集【Dedication -to two watermen】(横山 泰介):私たちに出来ることは人生をあるがままに受け止めること。明日が来ないかの如く、日々を精一杯生きること。銀座エルメス店頭で交錯する高級品の職人芸と下町工場の職人芸。