December 26, 2010
[Life 2.0] = Virtual World, New Reality
[Life 2.0] (2010)
Director: Jason Spingarn-Koff
Sony Music Entertainment (2010) (Japan) (TV)
東京MXTVの「松嶋x町山の未公開映画を観るTV」で本作を見た。
セカンドライフ内で恋人同士になった二人が現実で会う。二人とも既婚だったが離婚。男が彼女のリアルの家を訪問し、愛を確認する。それにしてもアバターが本物ソックリなのは驚いた。
また次のエピソードでは、セカンドライフ内で、女子高生になることにハマったある若い男。リアルの婚約を解消してネットから抜け出せない。抜け出すためにセカンドライフ内で無差別殺人を起こすが、利用停止がたったの24時間でガッカリ。
ある女性デザイナーは、ネット内で靴やアパレルの人気店を経営し、実際に1千万円以上の年収を確保するが、コピー被害にあい売り上げが激減する。ネット内の出来事とはいえ訴訟に持ち込み勝訴する。が、賠償金は5万円足らず...。
結局、この映画から教訓めいたことを引き出そうとすれば、いくらでもネットメディアの罪を非難する事ができる。が、そういう気になれない。ワタシがネットで生計をたてているからではない。現代に生きる我々は、多かれ少なかれネットの中で生きていると思うからだ。直接話さずに、メールでやりとりして現実人に会うことてだって、数十年前にはSF的なことだったはずだ。
だからこそ、このネット社会の生き方も学ばなければならない、という点において本作は非常に優れたドキュメンタリーだと思う。必見。
ちなみに、この作品のキャッチコピーはコレ→ [Virtual World, New Reality] ...。
tabloid_007 at 21:44│Comments(0)│
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