October 24, 2010
岩田恵治のアート「一即一切、一切即一」: あらゆるものは無縁の縁によって成り立っている
岩田恵治/Keiji Iwata先日から盛んに取り上げているアーティスト岩田恵治氏の本拠地である名古屋に行ってきた。(以前のブログ記事)岩田氏が江戸時代から続く撥屋("ばちや"=木魚を叩くスティック)であることはすでに告げた。
今回は、さらに突き詰めてみたいと思った。撥作りの職人としての岩田氏は、200種類の撥を月間1万本以上製造している。それは、寸分違わぬ作法と労力をかけるものであって、毎回新しい挑戦を続けるアートと正反対に位置する仕事である。
アルチザンとアーティスト。この臨界点(本人は、好んでこの臨界点を見極めようとする)が止揚したときに、片方の極である下記のようなアートピースが生まれるのだろう。
そして岩田氏曰く、そのような弁証法が成り立つ基礎的な考え方として『華厳経』がある。大乗仏教の経典のひとつで、時間も空間も超越した絶対的な存在として仏を捉える経典らしい。すべての物事を仏として捉えるということも聞いたことがある。いずれにせよ、華厳経についてはワタシがもっと勉強しなければ話にならない。
今のところは、原義の「花で飾られた広大な教え」という意味に縋り、岩田氏の美しいアートに酔いしれることにしよう。(作品の一部は、今週末のYOUNG ARTIST JAPANで展示します。是非、お越しください)












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